Report - 新光投信

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2016 年 5 ⽉ 12 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
⻑期的には円安⽶ドル⾼の可能性も
◆短期的には円⾼に振れやすい展開も、100 円程度が⼤きな⽬途に
円/⽶ドル相場は、2015 年を通じて 1 ⽶ドル=120 円を挟んだもみあいの推移が続きましたが、2016 年に⼊り
年初から円⾼⽶ドル安基調で推移しています。4 ⽉末には、⽇本銀⾏が⾦融政策決定会合で追加⾦融緩和を⾒送っ
たことに加え、⽶国財務省が半期為替報告で⽇本を為替政策の監視対象に指定し円売り介⼊の困難さが意識された
ことから、5 ⽉ 3 ⽇には⼀時 105 円 50 銭台を記録しており、2014 年 10 ⽉の量的・質的⾦融緩和第 2 弾以前の⽔
準に戻った形です。
円/米ドル相場の推移
(円)
130
日本銀行が量的・質的金融緩和を導入
120
110
マイナス金利付き
量的・質的金融緩和の導入
安倍政権発足
100
90
量的・質的金融緩和第2弾
80
米国が国債買入れを終了
70
12/1
12/7
13/1
13/7
期間:2012年1月2日~2016年5月11日 (日次)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
14/1
14/7
15/1
15/7
16/1
(年/月)
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
この為替⽔準は、安倍政権発⾜以降の円の最安値である 125 円 80 銭台からみると 20 円程度円⾼であり、内閣
府のアンケート調査による⽇本企業の採算レートである 103 円や、企業物価ベースの購買⼒平価の⽔準である 99
円にもかなり近づいてきたといえます。短期的には、①円売り介⼊がしにくいこと、②⽇本銀⾏の追加⾦融緩和⼿
段には限りがあるとみられること、③6 ⽉の FOMC(⽶連邦公開市場委員会)で利上げ⾒送りが予想されること―
―などから、円⾼に振れやすい地合が継続すると考えられますが、さらに円⾼に振れても 100 円程度が⼤きな⽬途
になると思われます。
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。
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2016 年 5 ⽉ 12 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
円/米ドル相場と購買力平価の推移
(円)
350
円/米ドル
300
購買力平価
250
200
150
100
50
73
75
77
79
81
83
85
87
89
91
93
95
97
99
01
03
05
07
09
11
13
15
(年)
期間:1973年1月~2016年4月 (月次、購買力平価は2016年3月まで)
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
(注)購買力平価は1973年基準、日本の企業物価と米国の生産者物価より算出
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
◆⻑期的にはファンダメンタルズ格差などから円安⽶ドル⾼の可能性の⽅が⾼いと思われる
⼀⽅で、中⻑期的に円/⽶ドル相場を考えるうえでは、⽇⽶経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)や⾦融政策
の⽅向性、⾦利⽔準などの視点も重要です。
⾜もとでは 1-3 ⽉期の⽶国の経済成⻑率が前期⽐年率+0.5%と減速したことから⽶国景気の先⾏きを懸念する向
きもありますが、両国の潜在成⻑率は OECD によれば⽶国の 1.6%に対し、⽇本は 0.4%に過ぎず、⽇⽶の成⻑⼒
の格差は⾮常に⼤きいといえます。⽇⽶の⾦融政策をみると、⽶国が慎重なペースではあるものの追加利上げを⽬
指しているのに対し、⽇本は⼀段の利下げや資産買⼊れの拡⼤などさらなる⾦融緩和余地を探っている状況です。
加えて、10 年国債利回りの⽔準も、⽶国の 1.7%台に対して、⽇本はマイナス 0.1%程度となっています。
こうした⽇⽶経済のファンダメンタルズ格差などを考慮すると、⻑期的には円安⽶ドル⾼となる可能性の⽅が⾼い
と思われ、⾜もとの円⾼局⾯は⽶ドル建て資産への投資の機会と考えられます。
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
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2016 年 5 ⽉ 12 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
投資信託へのご投資に際しての留意事項
【投資信託にかかるリスクについて】
投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資
産の市場における取引価格の変動や為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運⽤に
よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて
いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信
託は預貯⾦とは異なります。
【投資信託にかかる費⽤について】
新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。
■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤
・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%)
■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤
・信託財産留保額:上限 0.5%
・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料
:取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円)
・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤
・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%)
■その他の費⽤・⼿数料
・監査法⼈に⽀払うファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産を外国で保管する場合の費⽤な
どを、その都度(監査報酬は⽇々)、投資信託財産が負担します。
※「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異なる
ものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。
◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき
ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、
それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。
投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること
から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、
事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ
い。
商 号 等: 新光投信株式会社
⾦融商品取引業者
関東財務局⻑(⾦商)第339号
加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会
⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会
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