Market Report 2016 年5⽉ 18⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. ⽇本の 1-3 ⽉期 GDP はプラス成⻑も楽観視できず ◆1-3 ⽉期 GDP はプラス成⻑もうるう年が影響 5 ⽉ 18 ⽇に発表された⽇本の 2016 年 1-3 ⽉期実質 GDP 成⻑率は前期⽐年率で+1.7%と、2 四半期ぶりにプラ ス成⻑となり、市場予想中央値(同+0.3%、ブルームバーグ調べ)を⼤幅に上回りました。しかし、今回の GDP 統計はうるう年の影響を排除していないことに加え、2015 年 10-12 ⽉期が下⽅修正されたことを考慮すると、実 態としては勢いを⽋いているとみられます。 内訳をみると、内需は前期⽐+0.2%と 10-12 ⽉期の同▲0.5%からの持ち直しは⼩幅に⽌まりました。個⼈消費 が同+0.5%と回復した⼀⽅、年初からの世界経済の不透明感などから⺠間企業設備投資が同▲1.4%と落ち込みま した。また、政府最終消費⽀出に⽀えられ公的需要は同+0.6%となったものの、⺠間需要は同+0.1%に⽌まって おり、企業を中⼼に経済活動の低調さがうかがえます。 外需については、⽶国や欧州など先進国向けの輸出持ち直しを背景に純輸出が 3 四半期連続でのプラス寄与とな りました。ただし、内需低迷を背景とする輸⼊の減少が寄与度の計算上、純輸出の押し上げ要因として働いた点に は留意が必要です。 実質GDP成長率と寄与度の推移 (前期比年率、%) 15 10 5 0 -5 純輸出 公的需要 民間需要 実質GDP -10 -15 10 11 12 期間:2010年1-3月期~2016年1-3月期(四半期) 13 14 15 16 (年) 出所:内閣府のデータを基に新光投信作成 上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。 ◆楽観視できない 4-6 ⽉期の国内景気 4-6 ⽉期については、春闘での賃上げ率が前年を下回ったことや熊本地震を受けた景況感の悪化などから、個⼈消 費の回復余地は乏しいと考えられます。また、年初からの⼤幅な円⾼に伴う企業収益の減少により設備投資が抑制 される可能性には注意が必要です。輸出については、⽶国の製造業景気指数の改善傾向など良い兆候もみられるも のの、新興国経済の減速などから⼤幅な拡⼤は⾒込みづらい状況です。そのため、1-3 ⽉期実質 GDP 成⻑率がプラ スに回復したとはいえ、4-6 ⽉期の国内景気は必ずしも楽観視できないといえます。 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10150 ( 1 / 3) Market Report 2016 年5⽉ 18⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. 景気ウォッチャー調査の推移 60 55 50 45 40 35 景気の現状判断DI 景気の先行き判断DI 30 12/1 12/7 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 (年/月) 期間:2012年1月~2016年4月(月次) 出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成 上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。 ◆伊勢志摩サミット前後に政府がまとめるとみられる景気対策に注⽬ 1-3 ⽉期の実質 GDP 成⻑率がうるう年要因を考慮すれば決して好調とはいえないほか、4-6 ⽉期についても楽観 視できないことから、政府が国内経済の先⾏きに対する警戒感を緩めることはないと思われます。そのため、5 ⽉ 26-27 ⽇開催の G7(主要 7 ヵ国)⾸脳会議(伊勢志摩サミット)前後に政府がまとめるとみられる景気対策は⼤ 規模なものになると期待されます。 ⾦融政策については、⽇本銀⾏が 4 ⽉に物価⾒通しを引き下げたことに加え、政府との政策協調を考慮すれば、6 ⽉の⾦融政策決定会合で ETF の買⼊れ拡⼤などが発表される可能性があります。 今後こうした政策が⽮継ぎ早に打ち出されることで⾜もとの国内経済の停滞感は和らぎ、2017 年に向けて⽇本経 済は緩やかな回復軌道を辿ると⾒込まれます。 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10150 ( 2 / 3) Market Report 2016 年5⽉ 18⽇ Shinko Asset Management Co., Ltd. 投資信託へのご投資に際しての留意事項 【投資信託にかかるリスクについて】 投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資 産の市場における取引価格の変動や為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運⽤に よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信 託は預貯⾦とは異なります。 【投資信託にかかる費⽤について】 新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。 ■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤ ・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%) ■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤ ・信託財産留保額:上限 0.5% ・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料 :取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円) ・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。 ■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤ ・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%) ■その他の費⽤・⼿数料 ・監査法⼈に⽀払うファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産を外国で保管する場合の費⽤な どを、その都度(監査報酬は⽇々)、投資信託財産が負担します。 ※「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異なる ものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。 ◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。 《ご注意》 上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、 それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。 投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、 事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ い。 商 号 等: 新光投信株式会社 ⾦融商品取引業者 関東財務局⻑(⾦商)第339号 加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会 ⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会 当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、 その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し 込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。 irr10150 ( 3 / 3)
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