仕様書案(PDF:113KB)

米軍基地地図情報データベース化に係る業務委託仕様書(案)
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業務名
米軍基地地図情報データベース化に係る業務
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事業期間
契約締結の日から平成 29 年2月 28 日まで
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趣旨・目的
沖縄県は、在沖米軍施設に由来する環境問題に迅速かつ適切に対応するた
めの環境調査ガイドライン(仮称)を、平成 28 年度に作成する予定である。
本業務は、米軍基地に関連する環境汚染のうち、顕在化しにくく、かつ対
策が困難な地下水や土壌の汚染を念頭に、基地周辺における広域の地下水マ
ップを作成することで、右記ガイドラインをより効率的に推進することを目
的とする。
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業務内容
(1) 地下水マップの作成及び関係情報の GIS 化
ア 基礎資料の収集・整理
(ア) 米軍基地内及びその周辺地域において国、県、市町村等が過去に実
施した既往ボーリング調査結果の収集・整理
(イ) 地形・地質に関する文献の収集・整理
(ウ) 基地周辺の植生に関する情報(植生図等)の収集・整理
(エ) 地下水に関する文献及び既往調査結果の収集・整理
(オ) 今年度別途発注予定の資料収集業務により収集された資料(地形、
地質、地下水に関するものに限る。)の整理
(カ) その他地下水マップの作成に必要な情報の収集・整理
イ 学識経験者に対するヒアリング
学識経験者(3 名以上)へ地下水マップの作成手法等に関するヒアリン
グを行う。
ウ 地下水マップの作成
上記ア及びイを踏まえ、米軍基地及びその周辺地域を対象に地下水
マップを作成する。
エ 地下水マップの GIS 化
地下水マップを GIS(地理情報システム)として整理し、同マッ
プをデータベース化する。
この際、関係情報として、4(1)ア(イ)及び(ウ)で収集した情報も、
それぞれ「地質図」、「植生図」として GIS 化する。
なお、同データベースの構築にあたっては、他のソフトとの互換
性も視野に入れ、汎用性の高いソフトを使用する。
【企画提案部分】
・基礎資料の収集先候補を含む資料収集方法について
・4(1)ア(ア)~(オ)の他、地下水マップ作成に必要な資料の種類
・学識経験者 3 名以上の候補について
・地下水マップのイメージについて
・データベース化ソフトについて
(2) 成果物の作成
別途記載する。
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運営体制
以下の要件を満たすこと。
(1)本業務の責任者として、プロジェクト全体を十分に管理可能な者をプロジ
ェクトリーダーとして設置すること。
(2)本業務に専任担当者を設置すること。
(3)本業務に必要な要員を配置しチームとして編成すること。
(4)プロジェクトリーダー及びメンバーの責任・権限を明確にし、本業務への
参画度、参画時期について明確化すること。
(5)問題等発生時の対応体制を明確にし、その責任者名を明確にすること。
(6)受託者は速やかに体制図を提出すること。
(7)通常及び緊急時において迅速に委託者との連絡を可能とすること。
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再委託について
(1) 再委託の範囲
契約の一部を第三者に委託し、又は請け負わせようとするとき(以下「再
委託」)は、以下の業務については、県への事前の承認を受けて再委託を
行うことができる。
①資料等の翻訳の再委託
②その他、県と事前協議の上、再委託承認が必要と認められるもの。
(2) 一括再委託の禁止
委託業務の契約金額の1/2を超える業務、委託業務に係る統括的かつ
根幹的な業務に関する再委託は禁止する。
(3) 簡易な業務の内容
第一項の規定に関わらず、以下の簡易な業務については事前の承認を要
さずに再委託を行うことができる。
① 原稿・データの入力及び集計
② 報告書等の印刷・製本
(4) 再委託の相手方の制限
再委託の相手方は、本契約の公募に参加していた者、指名停止措置を受
けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者を選定すること
はできない。
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委託業務の監督等
(1) 沖縄県は、必要があると認めるときは、受託者に対し、委託業務の実施
状況、経費の使途及びその他必要な事項について報告を求め、書面検査又
は必要に応じ実地検査を実施し、必要な指示をすることができる。
(2) 沖縄県は、受託者及び6(1)により受託者から委託を受けた者による本業
務の履行が著しく不適当と認められる場合は、受託者に対して、その理由
を明示した文書により、必要な措置をとるべきことを請求することができ
る。
(3) 受託者は、上記(2)に基づく請求があった場合、当該請求に係る事項につ
いて必要な措置を講じ、請求を受けた日から 10 日以内に沖縄県に文書によ
り通知しなければならない。
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権利義務の譲渡
受託者は、あらかじめ沖縄県の承諾を得た場合を除き、本業務委託契約に
より生ずる権利・義務を第三者に譲渡、承継し、又は、成果物を第三者に譲
渡、貸与し、又は質権その他の担保目的に供してはならない。
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著作権等の扱い
(1) 成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商標化権、意匠権及び所
有権(以下「著作権等」という。)は、沖縄県が保有するものとする。
(2) 成果物に含まれる受託者または第三者が権利を有する著作物等(以下「著
作物」という。)の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。
(3) 納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、受託者が当該既
存著作物の使用に必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続
きを行うものとする。
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成果物
以下を沖縄県環境部環境政策課基地環境特別対策室に指定する期日までに
とりまとめ提出するものとする。
(1) A4版報告書3部(※長期の使用に耐えうる装丁を行うこと)
(2) 地下水マップ等環境情報の GIS データ及び管理システム
(3) 報告書の電子データ及び地下水マップ等環境情報の GIS データを収納し
た電子媒体(CD-R 等)
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その他
受託者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じ
たとき、または本仕様書に記載のない細部については、沖縄県担当者と速や
かに協議すること。