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岩 手 の女 性 を婦 人 病 から守 りたい
vol.1
企画・制作/岩手日報社広告事業局
女性更年期障害の
症状について
女性の生涯のうち、成熟期から老年期に
移る一時期を更年期といいます。卵巣機能
が低下しはじめ、女性ホルモン
(エストロゲン)
の分泌が減ってきます。更年期がいつ訪れる
かは個人差がありますが、ふつうは 50 歳前
後で閉経を迎えることから、45 歳ぐらいから
55 歳ぐらいまでの約 10 年間が更年期にあた
ることが多いようです。
更年期障害の原因・症状とは?
更年期障害は、女性ホルモンの代表、
エストロゲン
(卵胞ホルモン)
の減少によって起こります。エストロゲンが
作られるようになるのは、思春期に入って初経(初潮)
を迎えたあたりから。その後、急激に量が増えて、20代∼
40代前半にピークを迎え、妊娠や出産、授乳に適した状態に。
そして、50歳前後から分泌が減少し、女性にとっ
て不快な症状や疾患が現れてくる人もいます。例えば、冷え性、
のぼせ、
ほてり、肥満(食べていないのに体重が
増加する。
もしくは、体重が減らない)、
イライラ、肩こり、不眠、皮膚のかゆみや違和感、尿漏れ、子宮の下垂感、
不正出血、
月経不順(止まったと思っていたら数カ月ぶりに出血した。生理が止まらない)、骨粗しょう症、高血
圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)
などがあります。特に、皮膚のかゆみや違和感、尿漏れ、子宮の下垂感は
相談し難い症状の代表とも言えます。
症状を自覚した場合は、まずは病院での受診を
これらは夫婦間の問題に発展する可能性もあります。子宮の下垂感は友達
や家族と温泉に行けないという恥ずかしさや孤独な気持ちになる人もいるようで
す。不正出血は子宮がんとの鑑別をお勧めします。
さらに、追加するなら、肥満
婦人病予防啓発キャンペーン
お
未来の貴女のために
出来ること
Doctor s
Interview
やま
り
え
小山 理恵 先生
平成2年 金沢医科大学医学部卒業
平成28年 岩手医科大学産婦人科学講座准教授
(食べていないのに体重が増加する。
もしくは、体重が減らない)
は子宮筋腫や
卵巣腫瘍を疑う場合があります。単に「太った」
と楽観せずに婦人科、内科、
泌尿器科等、
かかりつけ医に相談する事をお勧めします。
■主催:岩手日報社
■後援:岩手県、岩手医科大学、岩手県商工会議所連合会、盛岡商工会議所、
釜石商工会議所、一関商工会議所、宮古商工会議所、花巻商工会議所、
奥州商工会議所、北上商工会議所、大船渡商工会議所、久慈商工会議所
婦人病に関する情報を発信しています。
キャンペーンの詳細はこちらから
婦人病予防啓発キャンペーンオフィシャルサイト
http://www.iwate-np.co.jp/woman
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