子宮頸がん予防啓発キャンペーン2015 岩手の女性を子宮頸がんから守りたい！未来の貴女のために出来ること妊娠中の子宮頸癌について Doctorʼs interview いするぎこ岩動ちず子先生 vol. 平成８年岩手医科大学医学部卒業岩手医科大学産婦人科助教日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医日本周産期・新生児医学会認定周産期専門医 6 企画・制作／岩手日報社広告事業局最終回は、妊娠中に子宮頸がんと診断された場合の対応についてです。治療方針をしっかり相談することが大切妊娠中に子宮がん検診で発見される異常のほとんどは、異形成上り、母体のリスクも伴います。その他、特別な例ですが化学療法をして皮または上皮内がんという初期がんです。妊娠していなければ高度異から手術をする方法、子宮頸部を切除して赤ちゃんのいる子宮体部を形成上皮や上皮内癌は子宮頸部円錐切除術を行うのが一般的です温存する手術などを行っている施設もあります。が、妊娠中は慎重に経過を観察して、出産後に改めて治療の方針をたいずれにしても、ご主人やご家族と一緒に担当医からよく説明を聞てます。き、治療方針を相談することが大切です。場合によっては、セカンドオこれは、手術の出血が多くなったり流早産のリスクが増加するためピニオンといって別の専門医から説明と、上皮内がんが妊娠中に浸潤癌に進行する頻度はきわめて少なく、を聞くのもよいかもしれません。分娩後に自然消失する例も報告されているためです。もし、浸潤がん日本では妊娠初期に子宮頸がん検が疑われた場合は、妊娠中でも円錐切除術を行って浸潤の広がりと診を行うことが強く推奨されており、ほ深さを確認します。円錐切除の結果、上皮内がんまたはⅠa1（ごく限らぼ全例に行われています。子宮頸がんれた範囲の微小浸潤がん）と確定診断されれば、妊娠継続が可能での原因であるヒトパピローマウイルス経腟分娩も問題ないとされています。はごくありふれたウイルスで、1回の Ⅰa2以上の浸潤がんはリンパ節転移の可能性が出てくるため、基本セックスでも感染することがあります。的には子宮摘出を含めた治療が必要です。妊娠23週以降、赤ちゃん妊娠中に悩んだり苦しい決断をしなくが子宮外で生きることができる週数まで待って出産し、その後に治療てもすむよう、妊娠前にぜひぜひ子宮を行う場合もありますが、診断から６週間以内の治療が推奨されておがん検診を受けてくださいね！子宮頸がんに関する情報を発信しています。キャンペーンの詳細はこちらから予防啓発キャンペーン子宮頸がん予防啓発キャンペーンオフィシャルサイト http://www.iwate-np.co.jp/cancer ■主催：岩手日報社 ■後援：岩手県、岩手医科大学、岩手県商工会議所連合会、盛岡商工会議所、釜石商工会議所、一関商工会議所、宮古商工会議所、花巻商工会議所、奥州商工会議所、北上商工会議所、大船渡商工会議所、久慈商工会議所女性のためのクオリティオブライフ私たちも岩手の女性のキレイを応援しています！〈順不同〉特別協賛協賛岩手県がん診療連携協議会盛岡赤十字病院