三次元物理探査船「資源」の船上調査業務に係る船員派遣業務の公募(その 10)について 平成 28 年 5 月 2 日 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 契約担当役 石油開発技術本部長 市 川 真 1.公募概要 三次元物理探査船「資源」 (以下「資源」という。 )は、国内石油・天然ガス基礎調査の 実施を目的に、平成 20 年 2 月、経済産業省資源エネルギー庁が所有する我が国初の三次 元物理探査船として導入されました。 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構では、 「資源」による海上物理探査事業 を経済産業省から受託しており、本業務により、実施体制の構築を進めることを目的と し、5 名の船員派遣業務を公募します。 なお、船員の定員に達するまで、公募を実施する予定です。 2.件名 「資源」の船上調査業務に係る船員派遣業務 3.契約概要 (1)契約形態:船員派遣契約 (2)契約期間:契約締結日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日(契約満了時に双方で合意すれば1 年毎に契約の更新を行うことができる。更新は、最長で平成 30 年度まで を予定している。) (3)派遣内容 職種毎に以下のとおり募集します。 職 位 パーティチーフ候補 セクションチーフ候補 シフトリーダー候補 オペレーター候補 オペレーター候補(2) 職 種 メカニック データプロセッシング クオリティーコントール オブザーバー ナビゲーター - - - - - 1名 1名 1名 2名 - ※1「候補」とは、当該業務を行うにあたり、 「資源」船上でのトレーニングが必 要であり、トレーニング終了後に各職位になってもらうべき要員のこと。 ※2 トレーニング期間中の派遣料金(契約単価)は以下のとおりとする。 1)トレーニング開始直後(契約開始直後)は、通常の派遣料金に次の支給率を乗じ る。 パーティチーフ職のトレーニング派遣料金=通常の派遣料金×0.94(支給率) セクションチーフ職のトレーニング派遣料金=通常の派遣料金×0.92(支給率) シフトリーダー職のトレーニング派遣料金=通常の派遣料金×0.90(支給率) オペレーター職のトレーニング派遣料金=通常の派遣料金×0.93(支給率) オペレーター職(2)のトレーニング派遣料金=通常の派遣料金 2)上記 1)の後、以下の方式で派遣料金を算出する。 ①2航海後 トレーニングの評価基準を満たした場合、1-{(1-支給率)/2}を通常の派 遣料金に乗じた派遣料金とする。 評価指標は、経験/能力/人柄等を評価し、目標職位の職務を効率的に習熟 できる能力があるか。 ②3航海目以降(上記①で評価された場合) トレーニングの評価基準を満たした場合、各職位の通常派遣料金(支給率 1.00) とする。 評価指標は、目標職位の職務を十分に熟せる能力を保持しているか。 ※3 乗船に伴う旅費については、派遣料金とは別に別途機構が支払う。 ※4 目標職位に従事した者が更に上位職に昇格した場合は、当該上位職の派遣料 金を支払うものとする。 (4)就業場所:「資源」等 船上 (5)就業日:1航海を 35 日間とした交代乗務を原則とします。 年間乗船日数=192 日=5.2 回/年×(35 日+2日(移動日))。 1日 10 時間勤務。 (6)就業時間:1 日の勤務時間は、船員法の規則に準じ、12 時間交代、うち 2 時間休憩の 実働 10 時間とします。 原則として、1 航海中は、12 時から 24 時までの 12 時間(Day シフト)、ある いは 24 時から 12 時までの 12 時間(Night シフト)のどちらかとなります。 (7)業務内容:船上調査の主な業務は以下のとおりです。 1)職種について ①ナビゲーター:船位等の測位データ、ストリーマケーブルの位置等の計測を行い測線 誘導し、測位データ処理作業を行うと共に、テールブイ、エアガンアレイ、ストリー マケーブルに装着したGPS、音響測位システム、および周辺機器の保守作業を行う。 原則として観測室及びバックデッキでの作業となるが、必要に応じ、作業艇に乗船し て、機器交換作業および海水塩分濃度測定を行う。 ②メカニック:エアガン、エアガンウインチの取扱、船上クレーンの取り扱い、圧縮空 気制御、デフレクターの取り扱い、その他油圧制御機器の整備・操作を行う。 ③オブザーバー:ストリーマケーブルをはじめとする地震探査機器の保守、および操作 を行い、探査データのレコーディング作業、記憶媒体の交換、サーバー機器等のメン テナンスを行う。必要に応じて、作業艇に乗船して、機器交換作業を行う。 ④クオリティーコントロール:専用のソフトウェアを使用し、データ取得中およびデー タ取得後に取得データの品質の評価を行う。また、取得データに測位データをマージ し、データ処理に必要なデータ編集を行う。 ⑤データプロセッシング:専用のソフトウェアとハードウェアを使用し、取得データの 処理作業を行う。その他、クオリティコントロールの求めに応じテストデータ処理を 行う。 ⑥全ての職種において、ストリーマケーブルの展張、揚収作業を行う。 2)職位について ①パーティチーフ(船上調査長) :独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が策定 した調査計画に従い、具体的な調査手順により調査を実施する。調査員を監督し、適 切な品質管理を行い調査を実施する。 ②セクションチーフ(船上調査主任) :職種(セクション)を代表し、シフトリーダー、オ ペレーターを指導、監督し、職種としての業務を完遂する。直属の上司はパーティチ ーフ。 ③シフトリーダー(上級調査員) :昼あるいは夜のシフトを代表し、オペレーターを指揮 し担当業務を完遂する。直属の上司はセクションチーフ。 ④オペレーター(調査員) :上司の指揮の下、担当業務を自立的に完遂する。直属の上司 はシフトリーダー。 ⑤オペレーター(2)(調査員) :上司の指揮の下、担当業務を完遂する。直属の上司はシ フトリーダー。 4.応募条件 応募にあたっては、以下の条件を満たす必要があります。 ①船員派遣事業の許可を受けていること、あるいは免許申請が行われていることが明示 できる者であること。ただし、契約時には、免許を受けていること。 ②国内法人及び国内在住の個人にあっては、平成 28・29・30 年度競争参加資格(全省庁 統一資格)の「役務の提供等」で「A」、 「B」、 「C」若しくは「D」の等級に格付けさ れている者又は提案書提出期日までに同資格を取得することができる者。 ③当機構の「競争参加者の資格に係る公示」の「3 競争に参加することができない 者」に該当しない者であること。 ④現在、国又は政府関係機関等から補助金交付の停止又は契約に係る指名停止等の行政 処分を受けている期間中でないこと。 ⑤ パーティチーフ候補:石油・天然ガス関連業務経験及び類似業務経験が大学卒で 23 年、短大・高専卒で 28 年以上、高卒で 33 年以上のうち、物理探査(二次元または三次 元地震探査)業務において、11 年以上の実務経験があること。 ⑥セクションチーフ候補:石油・天然ガス関連業務経験及び類似業務経験が大学卒で 18 年、短大・高専卒で 23 年以上、高卒で 28 年以上のうち、物理探査(二次元または三次 元地震探査)業務において、6年以上の実務経験があること。 ⑦シフトリーダー候補:石油・天然ガス関連業務経験及び類似業務経験が大学卒で 13 年、 短大・高専卒で 18 年以上、高卒で 23 年以上のうち、物理探査(二次元または三次元地 震探査)業務において、3年以上の実務経験があること。 ⑧オペレーター候補:石油・天然ガス関連業務経験及び類似業務経験が大学卒で5年、 短大・高専卒で8年以上、高卒で 11 年以上のうち、物理探査(二次元または三次元地 震探査)業務において、1年以上の実務経験があること。 ⑨オペレーター候補(2):石油・天然ガス関連業務経験及び類似業務経験が大学卒で1年、 短大・高専卒で1年以上、高卒で2年以上の実務経験があること。 ⑩英語力において、意思疎通が図れること。 5.応募手続き (1)公募参加申込書の提出 応募者は、本公告の内容に基づき、別添様式に必要事項を記入のうえ、本公告9項 に記載の提出先に郵送または持込みにより各1部を提出してください。 ※公募説明会は開催しませんが、本公告9項により、内容等に関する質問等は随時、 受け付けます。 (2)申込書の提出期限 平成 28 年 6 月 2 日(木)17:00 6.審査等 要員個別毎に、応募条件を満たしているかを審査し、上位職の要員(上位職位 順にパーティチーフ、セクションチーフ、シフトリーダー、オペレーター、オペレーター(2)) 、経験年数の多い要 員、英語力の高い要員を優先の順で選定します。 7.契約締結 上記審査により選定された契約候補者の派遣元会社との間で、契約の詳細につ き 協議させていただき、合意に達した場合に契約を締結します。なお、3.契約概 要の※4を踏まえ、更に昇格した上位職の派遣料金についても協議し、合意する ものとします。 8.その他の注意事項 (1)応募書類の作成等、応募に要する費用は機構として負担しません。 (2)提出された応募書類は返却いたしません。なお、応募書類は本公募の審査にの み使用します。 (3)契約締結の概要(契約名、会社名、会社所在地)は機構ホームページで公表し ます。 9.問合せ先・書類等の提出先 〒105-0001 東京都港区虎ノ門二丁目 10 番1号 虎ノ門ツインビルディング 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 石油開発技術本部 物理探査船グループ TEL03-6758-8026 ○契約の公表に係る留意事項 独立行政法人が行う契約については、「独立行政法人の事務・事業の見直しの基本方針」 (平成22年12月7日閣議決定)において、独立行政法人と一定の関係を有する法人と 契約をする場合には、当該法人への再就職の状況、当該法人との間の取引等の状況につい て情報を公開するなどの取組を進めるとされているところです。 これに基づき、以下のとおり、当機構との関係に係る情報を当機構のホームページで公 表することとしますので、所要の情報の当方への提供及び情報の公表に同意の上で、応札 若しくは応募又は契約の締結を行っていただくよう御理解と御協力をお願いいたします。 なお、案件への応札若しくは応募又は契約の締結をもって同意されたものとみなさせて いただきますので、ご了知願います。 (1)公表の対象となる契約先 次のいずれにも該当する契約先 ① 当機構において役員を経験した者(役員経験者)が再就職していること又は課長 相当職以上の職を経験した者(課長相当職以上経験者)が役員、顧問等として再就 職していること ② 当機構との間の取引高が、総売上高又は事業収入の3分の1以上を占めているこ と ※ 予定価格が一定の金額を超えない契約や光熱水費の支出に係る契約等は対象外 (2)公表する情報 上記に該当する契約先について、契約ごとに、物品役務等の名称及び数量、契約締結 日、契約先の名称、契約金額等と併せ、次に掲げる情報を公表します。 ① 当機構の役員経験者及び課長相当職以上経験者(当機構OB)の人数、職名及び 当機構における最終職名 ② 当機構との間の取引高 ③ 総売上高又は事業収入に占める当機構との間の取引高の割合が、次の区分のいず れかに該当する旨3分の1以上2分の1未満、2分の1以上3分の2未満又は3分 の2以上 ④ 一者応札又は一者応募である場合はその旨 (3)当方に提供していただく情報 ① 契約締結日時点で在職している当機構OBに係る情報(人数、現在の職名及び当 機構における最終職名等) ② 直近の事業年度における総売上高又は事業収入及び当機構との間の取引高 (4)公表日 契約締結日の翌日から起算して原則として 72 日以内(4月に締結した契約について は原則として 93 日以内) 以 上
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