英語教員の英語力・指導力強化のための調査研究事業の採択に係る選考基準 1.選考方法 文部科学省に設置された「英語教員の英語力・指導力強化のための調査研究事業企画評価会議」 (以下「企画評価会議」という。)において,事業実施計画書による書類選考を実施する。また, 必要に応じて選考期間中に提案に関係する追加資料の提出を求めることもある。 2.評価方法 評価は,下記の項目に沿った5段階(大変優れている=5点,優れている=4点,普通=3点, やや劣っている=2点,劣っている=1点)による評価とする。 3.評価の観点 【事業の実施主体に関する評価】 ・事業実施に必要な人員・組織体制が整っているか。 ・財務管理を適切に遂行できる体制を有しているか。 ・事業実務に精通しているとともに,事業を適切に遂行するための技術力及びノウハウを有してい るか。 ・事業を効果的に遂行するために必要な実績等を有していること。 【事業の内容に関する評価】 (1)小・中・高等学校の現職教員を対象とした教員研修プログラムの検証・改善・普及 平成27年度の調査研究で開発したモデル・プログラム(試案)1について,研修の実施による実 証と,学会,研究会等へのヒアリングを通じた検証を行い,プログラムを改善する。実証・検証に 当たっては,全国の教育委員会,学校,大学,学会,研究会等の関係者(以下「関係者」という。) とよく連携すること。 また,モデル・プログラム(試案)について,「初任者研修」 , 「5年経験者研修」 , 「10年経験 者研修」や「免許状更新講習」 , 「免許法認定講習」での活用促進を図るため,活用事例集や映像資 料を作成し,その普及を図る。 ①モデル・プログラム(試案)を活用し,教育委員会,学校,大学等(以下「教育委員会等」と いう。)と連携して行う研修の実施による実証と,実証を踏まえた同プログラムの改善 ②学会,研究会等(以下「学会等」という。)へのヒアリングによる検証と,検証を踏まえた同プ ログラムの改善 ③活用事例集,映像資料等の作成による同プログラムの普及 ④「初任者研修」, 「5 年経験者研修」 , 「10 年経験者研修」などの研修,「免許状更新講習」や「免 許法認定講習」への活用促進 【評価項目】 ・ 提案された事業内容が本事業の趣旨や要件と合致しているか。 ・ 事業推進の方法,内容等の効率性に優れているか。 ・ 平成27年度の調査研究で開発したモデル・プログラム(試案)について,研修の実施によ る実証を行うため,教育委員会等との連携による実証などの具体的な手法が明確になってお り,確実に検証が行える計画になっているか。 1 東京学芸大学「英語教員の英語力・指導力強化のための調査研究事業」http://www.u-gakugei.ac.jp/~estudy/ 1 ・ 同プログラムについて,ヒアリングによる検証を行うため,学会等との連携などの具体的な 手法が明確になっており,確実に検証が行える計画になっているか。 ・ 検証結果(効果等)を分析するために十分な実施体制(関係者との連携を含む)が構築され ているか。 ・ 関係者と連携し,効果的に普及を行う計画になっているか。 ・ 最小の予算(経費)で最大の効果が得られるよう、コストを抑えた提案内容となっているか。 事業内容に対して、妥当な経費が示されているか。 (2)小学校教員及び中・高等学校の英語担当教員の英語力・指導力向上に向けた大学の教職課程に おけるコア・カリキュラム(試案)を含むモデル・プログラム(試案)の検証・完成・普及 平成27年度の調査研究で開発したコア・カリキュラム(試案)等について,教職課程プログラ ムにおける実証と,学会・研究会等へのヒアリングを通じた検証を行い,同ログラムを改善し,と りまとめる(完成) 。実証・検証に当たっては,教育委員会等とよく連携すること。 また,同プログラムについて,大学の教職課程での活用促進を図るため,活用事例集や映像資料 を作成し,その普及を図る。 ①各大学の小学校教員及び中・高等学校外国語の教職課程のプログラムにおける,コアカリキュラ ム(試案)等の教育委員会等との連携による実証と,実証を踏まえたモデル・プログラム(試 案)の改善・完成 ②学会,研究会等へのヒアリングを通じた検証による,同プログラムの改善・完成 ③活用事例集,映像資料等の作成による同プログラムの普及 ④大学の教職課程における活用促進 【評価項目】 ・ 提案された事業内容が本事業の趣旨や要件と合致しているか。 ・ 事業推進の方法,内容等の効率性に優れているか。 ・ 平成27年度の調査研究で開発したコアカリキュラム(試案)について,研修の実施による 実証を行うため,教育委員会等との連携などの具体的な手法が明確になっており,確実に検 証が行える計画になっているか。 ・ 同カリキュラムについて,ヒアリングによる検証を行うため,学会等との連携などの具体的 な手法が明確になっており,確実に検証が行える計画になっているか。 ・ 検証結果(効果等)を分析するために十分な実施体制(関係者との連携を含む)が構築され ているか。 ・ 関係者と連携し,効果的に普及を行う計画になっているか。 ・ 最小の予算(経費)で最大の効果が得られるよう、コストを抑えた提案内容となっているか。 事業内容に対して、妥当な経費が示されているか。 (3)その他 【評価項目】 ・ 本事業と関連する研究開発・調査研究等に関する実績を有するか。 ・ 諸外国も含めた学校教育制度及び学校管理運営,学校評価等に関して広範な知見を有するか, 又はそれらに関する専門家等の指導・助言を受けて行うことができるか。 ・ その他,本事業を実施するために必要と考えられる知見・能力等を有するか。 2
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