2016 年度第二回募集 ジュニア専門員 募集要項 応募締切 2016 年 6 月 1 日(水)正午 独立行政法人国際協力機構 国際協力人材部人材養成課 2016年度ジュニア専門員 募集要項 国 際 協 力 機 構 ( JICA) と は 独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency: JICA)は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途 上国への国際協力を行っています。「すべての人々が恩恵を受けるダイナミック な開発」というビジョンを掲げ、多様な援助手法のうち最適な手法を使い、地域 別・国別アプローチと課題別アプローチを組み合わせて、開発途上国が抱える課 題解決を支援していきます。 このビジョンの実現に向けて、JICAは①グローバル化に伴う課題への対応、 ②公正な成長と貧困削減、③ガバナンスの改善、④人間の安全保障の実現の4つ の使命を果たしていきます。 ジュニア専門員制度とは 本制度は、開発途上国・地域等における課題解決に資する専門知識と一定の活 動経験を有し、将来にわたり国際協力業務に従事することを志望する若手人材を 対象に、主に国内において JICA 事業を実地に研修する機会を提供するものです。 それにより、国際協力に関する実践的な計画策定、運営管理といった協力手法等 についての能力の向上を図り、JICA 事業実施においてニーズがありながら人材が 不足する分野の人材を養成することを目的とします。 研修は、JICA本部における国内研修を中心に行い、期間は最長1年6カ月としま す。なお、研修終了後は、長期の専門家等として海外へ派遣されることを原則と します。 2 1 研修内容 ジュニア専門員制度は、JICAでの最長1年6カ月の実務研修を通じて、国際協力人材に求 められる以下の6つの能力・資質の向上を図っていくことを目的としています。 -国際協力人材に求められる6つの能力・資質- (1) 分野・課題専門力 特定分野・課題等の専門知識・経験 適正技術・知識選択(開発)経験・スキル (2) 総合マネジメント力 問題解決の方向性を提示し、解決していく力 案件・業務を運営管理する力 人材育成や組織強化を実現する力 (3) 問題発見・調査分析力 問題の発見力、情報収集・分析力、案件発掘・形成能力 (4) コミュニケーション力 語学力、プレゼンテーション能力、交渉力、社会性・協調性・共感力 (5) 援助関連知識・経験 援助手法、評価方法、世界の援助の潮流等に関する知識 開発援助の現場、援助機関等における援助実務経験 (6) 地域関連知識・経験 特定国・地域の政治・経済・社会・文化・自然、援助受入れ体制等の知識 特定国・地域における実務経験 上記の能力・資質の向上を図るため、ジュニア専門員は以下のような実務研修を行いま す。 (1) 本部研修(主たる研修場所) JICA本部において、案件の計画から実施、評価に至る一連のサイクルを学習。 (なお、本部研修を補完する形で、以下(2)~(4)を適宜組み合わせた研修となる予定で す。但し、(2)~(4)全てが必ず実施されるものではありません。) (2) 海外短期研修 JICA在外事務所等もしくは海外のプロジェクト等において、現場の実情と業務を理解。 (3) 国内短期研修 JICA国内機関における短期研修により、途上国からの研修員受入事業等を通じ、専門 性を研鑽。 (4) その他、JICA内研修 JICA内で行われる各種研修、セミナー等に参加し基礎能力を強化。 2 2016年度第二回募集人数 7名程度 3 3 研修ポスト JICA 事業において、人材養成ニーズが高い分野に鑑み、今回募集対象となる研修ポストは以 下のとおりです。(ご応募に当たっては、必ず別添の各研修ポストの内容をご確認ください) これらの研修ポストに求められる分野専門性を有し、ジュニア専門員として実務経験を積むこ とを希望される方のご応募をお待ちしております。なお、これらの研修ポスト以外の応募は、今回 募集では受け付けません。また、複数の研修ポストへの応募は不可とします。 本研修終了後は長期の専門家等として海外へ派遣されることを原則とします。但し、JICA が 長期専門家等として派遣するには不適当若しくは十分な能力を有していないと判断する場合、又 は派遣予定ポストが現地の政変や安全管理上、派遣困難となった場合、専門家派遣は行いませ ん。また、研修後の海外派遣を約束するものではありませんので、予めご承知おきください。 (番号)研修ポスト名 (1) 都市交通計画 (2) 平和構築 (3) 大学マネジメント (4) 社会保障 (5) 農村開発(主に灌漑開発) (6) 農村開発(主にアフリカ地域) ………1 ………1 ………1 ………1 ………2 ………1 名 名 名 名 名 名 4 応募資格要件 (1) 将来にわたり、国際協力分野においてキャリア形成を行う明確な意思を有すること。か つ、ジュニア専門員終了後は、長期(1年以上)の専門家等として、海外への派遣に応じ ることが可能であること。(ジュニア専門員の研修期間は最長1年6カ月ですが、海外派遣 の時期によっては、研修期間短縮となる場合もあります) (2) 応募分野において、開発途上国の支援に貢献できる技術・専門性を有し、当該分野にお いて、原則として4年以上(但し、5年以上が望ましい)の実務経験を有すること。((3) の海外勤務経験を含む) (3)青年海外協力隊員、NGO職員、国連JPO、開発コンサルタント等として、原則として1年以 上、海外における開発援助に関する勤務経験を有すること。 ※研修開始日において、青年海外協力隊員としての活動期間は満了していること。 ※青年海外協力隊現職参加(有給休職)の場合は、帰国後2年以上経過していること。 (4) 若手人材を養成する研修の観点から、大学卒業後15年未満であることが望ましい。 (2016 年10月1日時点) (5) 大学卒業又はこれと同等以上の学力を有すること。なお、応募分野における修士号以上 の学位を保持していることが望ましい。 (6)JICA内での実務研修遂行に必要な外国語能力(英・仏・西語のいずれかとする)を有する 4 こと。自身の語学能力を証明する公的語学証明書の提出は必須とする(PDF可)。公的語 学証明書が提出されない場合は、語学能力がないものとみなす。なお、公的語学証明書の 有効期限は特に設けないものとする。※語学レベルは、英語に関してはTOEFL550点(CBT213 点、iBT79点)以上、TOEIC730点以上、IELTS 6.0以上、仏語は仏検2級以上、西語は西検3 級以上とする。なお、応募する研修ポストが更に高い語学条件を求めている場合は、それ ら条件もクリアしていること。 (7) 実務研修中、JICAが指定する場所(主にJICA本部。但し、短期研修先として、海外及び 日本国内(地方)も有り)において研修遂行が可能であること。 (8) 応募者個人が、応募時において、2016年10月1日以降 に契約が 発生する JICA案件( 専 門 家 、企画 調査員 、調査団 、各種 ボランテ ィア等 )に応 募若しく は応札し ていない こ と 、 又 はそれ らの契約 を予定し ていない こと。応 募者が法 人に所属 し当該法 人が JICA公示案 件に応札 している 場合又は 契約若し くは契約 を予定し ている場 合、応 募 者 が 2016年10月1日以降 に当該案 件の構成 員となる 予定がな いこと。 (9) 心身共に健康であること。開発途上国における短期研修の遂行及びジュニア専門員終了 後の専門家等としての長期海外派遣に支障が無いこと。 (10) 現在職についている場合、ジュニア専門員となる日の前日までに当該所属先から退職す ること。(休職は不可) (11) JICA国際協力人材登録(PARTNER)に登録していること。 (12) 次のいずれかに該当しないこと。 ア 成年被後見人または被保佐人 イ 禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでまたは執行を受けることがな くなるまでの方 (13) 当該分野での長期専門家及び企画調査員((ボランティア事業)を除く)として派遣経 験がないこと。また、特別嘱託の委嘱経験がないこと。 (14) 各研修ポストで求められる資格要件を満たしていること。(詳細は各研修ポスト表参照 のこと) 5 応募方法 (1) 提出書類 下記④以外は全て所定の様式をご使用ください。所定の様式は下記ホームページよりダ ウンロードできます。②については国際協力キャリア総合情報サイト「PARTNER」上の様式 をお使いください。 ① 応募申請書 ② 履歴書(国際協力キャリア総合サイト「PARTNER」(http://partner.jica.go.jp/)上 で履歴書(以下※参照)を作成し、ご提出ください。 ※選択肢の中から「専門家履歴書」を選んでください。「一般履歴書」での応募は受 け付けません。) ※履歴書の項目のうち、下記項目についての記載は不要です。 5 ③ ④ 本籍地、国内銀行口座、支度料 ※顔写真は所定の写真貼付台紙に張り付けてご提出ください。 自己申告・志望理由書(2ページに収まるように記載してください。) 語学力に関する公的証明書 公的語学能力証明書(PDF可)を、他の応募書類と一緒に、締切日までにご提出くだ さい。 ・英語:TOEFL、TOEIC、IELTS、英検、国連英検(国際連合公用語英語検定試験)、 ケンブリッジ英検、通訳案内業(案内士)試験 ・仏語:仏検、DALF、DELF、TEF、TCF、通訳案内業(案内士)試験 ・西語:西検、DELE、通訳案内業(案内士)試験 ※ その他稀少言語の証明書は、審査時の参考資料として取り扱います。 ⑤ 健康診断書(面接選考合格者のみ提出) 面接選考合格者には、JICA指定の健康診断フォーマットによる健康診断を受診いた だきます(受診費用自己負担)。健康診断結果の判定によっては、契約を行わない可 能性があります。 なお、健康診断書の提出は締切厳守(2016年8月12日(金)予定)としますので、必 要に応じ、事前に医療機関での受診を予約されることをお勧めします。 (2)提出書類方法及び問い合わせ先 上記(1)の健康診断書を除く応募書類を募集期間中にPARTNERのマイページ上で提出し ていただきます。PARTNERにログインした状態で各求人情報のページを開き、最上部もしく は最下部の「この案件に応募する」ボタンから応募画面で、上記(1)の健康診断書を除く 応募書類を添付してください。マイページを使用しての応募方法の詳細は公募案件FAQ集 (http://partner.jica.go.jp/PublicAnnounceSubsFaq?para=PASFAQ1)をご確認ください。 なお、マイページの応募機能で添付できるファイルのサイズは1ファイル5MB、総容量10MB までですのでご留意ください。 上記提出書類は、全て応募締切日時必着とし、締切日時以降に到着したものは受け付け ません。 問い合わせ先は以下のとおりです。お問い合わせは応募手続きに関する内容のみとさせ ていただきます。 独立行政法人国際協力機構 国際協力人材部 人材養成課 ジュニア専門員担当 電話 03-5226-6794 / FAX 03-5226-6316 E-mail [email protected] (3) 応募締切日 2 0 16年6月1日(水)正午必着(日本時間) (4) JICA国際協力人材登録への登録方法 研修の応募にあたっては、JICA国際協力キャリア総合情報サイト「PARTNER」より「国 際協力人材登録」を行うことが必須となります。登録後、応募に必要な「履歴書」をPARTNER ホームページ上で作成できます。 なお、登録手続きがなされた後、その確認など当方が行う作業に約1週間を要します ので、書類提出締切日直前の登録は避け、できるだけ余裕をもって(書類提出締切日の1 週間以上前に)登録作業を完了してください。登録作業未完了に伴う応募締め切りの延 長は致しません。 「PARTNER」アドレス http://partner.jica.go.jp/TE/index.html 6 【PARTNER 登録にあたっての注意事項】 入力フォーム 4 ページ目「管理用」欄の冒頭に下記のとおり明記してください。 「2016年度第二回ジュニア専門員応募」 また、全て全角文字で入力してください。記入がない場合、登録情報として認識 されない場合がありますのでご注意ください。(既に国際協力人材登録済みの方に ついても、同様に上記のとおり記載してください。) 【国際協力人材登録に関する問い合わせ先】 独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力人材部人材養成課 PARTNER 事務局 TEL:03-3269-9097(直通) E-mail:[email protected] 【注意】 ① 提出書類は一切返却いたしませんのでご了承ください。 ② 所定の提出書類に不足・不備がある場合は書類選考で失格となりますので、十分ご注意 ください。公的語学能力証明書についても、その他の応募書類と同時に提出してくださ い。 ③ 応募時に提供いただいた個人情報は、原則として下記の目的のために利用させていただ きます。 ・ ジュニア専門員の選考・研修手続き(研修前中後)・フォローアップ調査に関わる 諸手続きに利用します。 ・ 事業実績のとりまとめ等、統計データの作成に利用します。 6 選考方法 (1)選考内容 ・ 書類選考:全応募者を対象に行います。 ・ 面接試験:書類選考合格者を対象として実施します。 ・ 健康診断:面接選考合格者を対象に受診していただきます。(受診費用は自己負担 となります) (2)選考日程 スケジュール 応募書類締切(必着) 2016年6月1日(水)正午 書類選考結果通知 2016年7月5日(火)(予定) 面接選考 2016年7月19日(火)~22日(金)のいずれかでJICAが指定 する日時 面接選考結果通知 2016年7月29日(金) (予定) 健康診断書提出締切 2016年8月12日(金) (予定) 健康診断結果判定通知 2016年8月19日(金) (予定) 研修開始日 2016年10月3日(月) 7 (3)面接選考会場 面接選考は、JICA本部(東京)で実施します。面接選考日に海外に滞在しており、一 時帰国が困難な場合にはJICA在外事務所のテレビ会議を使用して面接を行うことが可 能な場合もありますので、必ず「応募申請書」にて事務所名を申告してください。た だし、テレビ会議施設の利用状況等の事情もあり、必ずしもテレビ面接実施をお約束 するものではありません。なお、面接日時は当方が指定します。 [注意] ① 選考結果についての個別の照会には一切お答えいたしません。 ② 選考日程は応募状況により変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。 ③ 選考の結果は、原則、履歴書に記載されたメールアドレス宛に送付させていただきま す。 ④ 面接選考会場までの旅費、宿泊費等は自己負担となります。 7 待遇・その他 (1)研修開始日 合格者の研修開始は、2016年10月3日(月)を予定しています。 (2)制度と期間 ジュニア専門員は、JICAが指定する研修実施先(主にJICA本部。但し、短期研修 先として、海外及び日本国内(地方)も有り)において、最長1年6ヶ月の実務研修 を実施します。 ジュニア専門員終了後は、長期の専門家等として、海外に派遣されることを原則 とします。 なお、海外派遣案件の状況等により、研修期間が1年6ヶ月に満たない時点であっ ても研修を終了することがあります。但し、原則として1年6ヶ月を超えた研修期間 の延長はありません。 (3)手当 当機構規程に基づき、基本手当(一律、月額336,500円)及び交通費を支給します。 ※ 月 額 は 201 6 年 度 実 績 で す 。 毎 年 手 当 の 改 正 が 行 わ れ ま す 。 (4)実務研修時間 JICA本部における実務研修時間は、午前9時30分から午後5時45分までです。 (5)休日・休暇 研修中は、土日祝祭日のほか、年次有給休暇、特別有給休暇、年末年始等の休日 があります。 (6)福利厚生 社会保険(健康保険、厚生年金)、労働保険(雇用保険、労災保険)へ加入しま す。 8 (7)研修の中止について 研修期間中、傷病その他の事由により研修の遂行が困難と認められる場合、また は研修の継続が適当でないと認められる場合は、研修を中止することがあります。 以上 [ 問い合わせ先] 独立行政法人国際協力機構 国際協力人材部 人材養成課 ジュニア専門員担当 〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル 電話 03-5226-6794 / FAX 03-5226-6316 E-mail [email protected] 9
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