第3回演習 - ICE

第 3 回演習
平成 28 年 4 月 27 日
課題 1: 二分法と Newton 法
2
方程式 e−x − sin x = 0 の解を 下記の手順でそ れぞれ二分法と Newton 法で求めよ う 。
2
(i) f (x) = e−x − sin x と し て 、 y = f (x) のグラ フ を 0 ≤ x ≤ 10 の範囲で描け。 グラ フ は points ではな
く dots で描く こ と 。
(ii) こ の方程式の x > 0 の解のう ち 、 小さ い方から 2 番目と 3 番目の 2 つの解を 二分法と Newton 法で求
めよ 。 そ れぞれの方法で使う 初期値はグラ フ から 判断し て 選ぶ。 収束判定の ǫ は ǫ = 1.0 × 10−15 (c のプ
ロ グラ ム では 1.0e − 15 と 書け ばよ い) であ る 。
(iii) 二分法の収束ま でに 要する 反復回数を 数値計算から 求め、 テ キ ス ト の理論値 (2.6) に 一致する か確認
せよ 。
(iv) ど ち ら の方法も 、 初期値の選び方が不適切であ る と 、 求める 解に 収束し な かっ た り 別の解に 収束し て
し ま う 。 ど のよ う な 選び方でこ のよ う な こ と が起こ る か考察せよ 。
レ ポート : グラ フ、 計算結果( 求めた 数値は全て 小数第 13 位ま で書く こ と )、 考察を 提出。
課題 2: Newton 法の複素領域への拡張
x3 = 1 の解は実数の Newton 法では x = 1 し か求めら れな い。 複素解も 求めら れる よ う に 複素領域に拡張
し た Newton 法を 考え る 。
f (z) = 0 の複素解を 求める Newton 法は、 関数、 変数を 複素数に 拡張し た
zn+1 = zn −
f (zn )
f ′ (zn )
であ る 。
こ れを f (z) = z 3 − 1 = 0 に 適用する 。
f ′ (z) = 3z 2 であ る ので、
zn+1
=
=
zn3 − 1
3zn2
1
2
zn + 2
3
3zn
zn −
(1)
と なる 。
実数 x, y を 使っ て z を 表すと z = x + iy であ る ので、
xn+1 + iyn+1
=
1
2
(xn + iyn ) +
3
3(xn + iyn )2
(2)
1
実部と 虚部に 分け る と 下記の連立漸化式に な る 。

x2n − yn2
2xn


 xn+1 =
+
3
3(x2n + yn2 )2
2y
2xn yn
n

 yn+1 =
−

3
3(x2n + yn2 )2
(3)
し かし こ こ で問題な のは、 初期値 (x0 , y0 ) を ど のよ う に 選べば良いかと いう こ と であ る 。 3 つの解のう ち
一つに注目し 、 適当な 初期値を 選んだ場合、 Newton 法はその解に収束する だろ う か、 それと も 他の2 つの
解に 収束する のだろ う か。
注目し た 解に 収束する 初期値の x − y 平面上の分布を 調べよ う 。
次の手順で Newton 法を 実行する 。
手順 1:
3 つの解のう ち 注目する 解を 一つ選ぶ。
−2 ≤ x ≤ 2, −2 ≤ y ≤ 2 の正方形の領域に 500 × 500 個の初期値 (x0 , y0 ) を 等間隔で 取る 。 た だ し
(x, y) = (0, 0) は f ′ (z) = 0 と な り 、 Newton 法が使え な いので除外する こ と 。
手順 2:
こ れら の約 250000 個の初期値に ついて それぞれ Newton 法を 実行し 、 1 で選んだ解に 収束する かど う か調
べて 、 収束し た 場合に だけ 初期値の x, y 座標を データ フ ァ イ ルに 出力する 。
ま ず、 Newton 法の収束について 調べる 。 x について の収束条件と y について の収束条件が同時に満さ れた
場合のみ収束と みな す。 ǫ = 1.0 × 10−6 と せよ 。
次に 、 収束し た 解が注目し た 解な のかど う か調べる 。 具体的に は解と Newton 法で収束し た 値と の平面上
の 2 点間の距離( 2 乗の和の平方根) の絶対値を 求め、 ǫ よ り 小さ く なっ たと き にその解に一致し たも のと
する 。
た だし 、 (x, y) = (1, 0) を 解に 選んだ場合、 y の収束判定は |yn+1 − yn | < ǫ で行う こ と 。( 0 に 近い数が分
母に な る こ と 避け る 。)
手順 3:
注目し た 解に 収束し た 初期値が x − y 平面の領域に ど のよ う に 分布し て いる か dots で描画せよ 。( points
を 使う と 減点。)
レ ポート : −2 ≤ x ≤ 2, −2 ≤ y ≤ 2 のプロ ッ ト , ど の解を 選んだか、 考察な ど を 書いて 提出。