水道事業会計平成 26 年度予算(案)概要説明 資料7−3 1 平成 25 年度決算見込み(補正第4号) (1) 収益的収支においては、2 億 7,422 万 3 千円の黒字となる見込み (税抜き 2 億 2,276 万 9 千円の黒字) (2) 資本的収支においては、17 億 7,186 万 9 千円の不足となる見込み(平成 24 年度繰越含む) ・ 国の地域の元気臨時交付金(平成 25 年度限り)による一般会計出資金 1 億 3,611 万 9 千円を 補正予算で予定。 2 平成 26 年度予算(案)概況 (1)収益的収支(3条予算) ・ 収入 67 億 357 万 3 千円(前年度比+6.5%) 支出 69 億 8,294 万 9 千円(同+12.1%) ・ 収益的収支では、2 億 7,937 万 6 千円の赤字(税抜き 3 億 9,726 万 3 千円の赤字) ・ 消費税率の変更及び新しい会計基準の適用により、従来の予算案とは大きな違いがある。 従来の予算方式で見ると、920 万 4 千円(税抜き)の黒字。 ・ 平成 25 年度の決算見込み及び過去の経緯を踏まえ、給水量 4,005 万 m3(前年度比△0.2%) 、 給水収益 59 億 2,158 万 2 千円(前年度比+1.9%)を見込む。 ・ 人件費では、H26 年度当初 110 名(管理者含む、前年度予算比△9 名)で算定。 ・ 泉浄水所用地の一部と旧金田ポンプ場用地の一部を売却予定 5,820 万 5 千円(4 条収入の土 地代金 225 万 9 千円を含む) 。 (2) 資本的収支(4 条予算) ・ 収入 8 億 5,945 万 9 千円(前年度比+12.6%) 、支出 28 億 2,080 万円(同+14.6%) ・ 不足額 19 億 6,134 万 1 千円は、損益勘定留保資金等で補填。 ・ 新規起債 7 億円を予定。 (平成 26 年度末予定起債残高 88 億 7,154 万 8 千円) 。 ・ 国の社会資本整備総合交付金による一般会計出資金 3,000 万円を予定。 3 地方公営企業の新しい会計基準の適用(平成 26 年度予算から) (1)趣旨 ・真の資産や企業債等の負債など経営状況の明確化 ・民間の企業会計制度との整合 (2)予算に係る主な変更 ・(営業外収益)長期前受金戻入 2 億 473 万 7 千円 ・(特別損失)退職給付引当金繰入額 7 億 6,148 万円 ・(特別損失)賞与等引当金繰入額 6,548 万 8 千円 ・(特別損失)貸倒引当金繰入額 1,755 万円 3つの引当金は、新しい会計制度移行に伴う一度だけの特別な対応として特別損失で計上。 ・キャッシュフロー計算書(現金の動きを明確にするもの) ・貸借対照表において、企業債は借入資本金から負債に 4.平成26年度予算(案)における特徴的な取組 第 2 期アクションプラン(平成 26∼29年度)に基づく取組 (マスタープランの具体化、第 2 次上水道施設等整備事業の見直し) (1)拠点施設としての片山浄水所の整備に向けて ・片山浄水所処理施設再構築として、新たに膜処理施設を平成 28 年度∼31 年度に建設する予定。 そのための実施設計に、9,544 万 5 千円(平成 25∼26 年度の債務負担行為) ・片山・泉浄水所連絡管整備として、シールド工法によりφ1000mm の連絡管を布設予定。 そのための実施設計に、7,454 万 2 千円(平成 25∼26 年度の債務負担行為) ・平成 27 年事業認可変更(片山浄水所での新規井戸と膜処理)のため、水需要推計業務委託 (2)浄水所の維持管理・自己水活用 ①片山浄水所 ・井戸の浚渫工事や維持管理(水位計や流量計の設置) ・平成 27 年認可変更申請のため、新しい井戸の水質試験のための揚水業務委託 ②泉浄水所 ・薬品注入設備更新工事の実施 ・ろ過池流量調整弁更新工事や井戸の2重ケーシング管設置工事 (3)配水施設及び管路の更新・耐震化、災害対策の強化 ①配水池の耐震化等 ・津雲配水場第2配水池の施設耐震化等工事と監理業務委託 ・山田配水場配水池の施設耐震化等工事と監理業務委託 ・片山浄水所第4配水池防水工事 ②管路の整備工事 ・基幹管路整備として、5路線・1箇所、延長 1.3km、5 億 3,043 万 2 千円 ・経年化管路の更新では、11 路線、延長 6km、5 億 9,412 万 4 千円 (前年度は 5km、次年度以降 8km を予定し更新スピードを上げる。 ) ③災害対策の強化 ・耐震性緊急貯水槽設置工事として 1 億 800 万円(操車場跡地に 100m3 の貯水槽) 市内9か所目の災害時給水拠点の位置づけ (4)鉛製給水管解消の促進(年間 2,900 件を目標) ・面的整備に 2 億 6,546 万 4 千円(岸部・天道・山田南地域で約 1,200 件を目標) (5)料金業務関係 ・未納料金対策のために支払督促や少額訴訟などの法的手続を視野に入れて準備 ・債権管理に伴うシステム改修業務 (6)業務の効率化な執行 ・次年度以降の管路工事の実施設計委託 ・浄配水施設等(夜間)運転管理業務に浄配水施設巡回業務を追加し業務の効率化を図る ・閉栓検針業務委託実施(12,000 件を予定)
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