オーディオブックアワードとは? 零細企業の EC サイトで評価をするのはどうなのか? 2016 年 4 月 14 日 日本オーディオブック協議会 オトバンクが運営する「FeBe」で販売された書籍を評価する「第 6 回オーディオブック アワード」という賞が 4 月 13 日に東京ミッドランドで行われたそうです。 正直、オトバンクが市場を作ってきたことは認めますが、去年からアマゾンジャパン合同 会社も参入してきたことにより、市場構造は変わってきている訳で、アマゾンジャパンが運 営している Audible も評価対象に加えるべきでは無かったのか?と思います。 ニュースサイトの情報を鵜呑みにすれば、書籍の出版部数は公表されていますが、オーデ ィオブックの配信数は一切公表されておらず、本当に売れていたのかが疑わしい所です。実 数の公表は出来ないのでしょうか?業界の透明性という意味でも必要だと思います。 Audible が 8000 点しか蔵書が無いのに、10000 点という風に詐称する事もあるので、業界 全体が胡散臭い業界であると思います。 それに、オーディオブックの市場規模はどんなに頑張っても 4 億円未満であると考えら れるので、突出して売れていたのであれば、もっと話題になって良さそうですが、業界を注 視していてもそんな話は微塵も無かったので、やはり胡散臭い感じに写ってきます。 それと、オーディオブックの定義について、再度考え直す時期なのかも知れません。それ というのも、今回オトバンクが主催した賞では、4 部門評価されましたが、オーディオブッ クと言うより、オーディオドラマという括りの方が本来正しい物であり、書籍を原作としな い物も受賞しているので、話題作りのためであれば、何でも良いという感じでしょう。しか し、残念ながら話題になっていないので、マイナスのみを蓄積していると思います。 また、調べた結果としてですが、今回受賞した作品のうち、ドラマでは声優事務所として は大手の 81 プロデュースが二作品に関わっているのも、どうなのかという評価があります。 それというのも、81 プロデュースは声優業界で声優アワードという賞を実質運営しており、 賞の受賞で何かあった可能性がありそうなのと、オトバンクと 81 プロデュースは密な取引 があるので、必然的に 81 プロデュース関係の作品になったとも言えますが、多少固まりす ぎの感があります。 業界を代表して「オーディオブックアワード」と言う冠を付けていますが、Audible が撤 退したら事実上オトバンクしかやるところはないので別にそのままでも良いと思いますが、 FeBe アワードとかに名称を変えた方が良いと思います。業界全体では無く、業界の中の一 社にしては、商標独占みたいな感じで他社からの評価がどうなのかが気になる所です。 以上
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