山形県中心市街地・商店街活性化支援事業 ○ Q&A (H28.4現在) 事業全般について 【Q1】 山形県中心市街地・商店街活性化支援事業とは何か。 【A1】 山形県中心市街地・商店街活性化支援事業は、中心市街地等活性化計画づくり支援事 業と中心市街地等活性化計画実行支援事業、賑わいづくり実践支援事業で構成されてお り、事業は市町村を通した間接補助事業である。中心市街地活性化に向けた地域の合意 形成と計画の策定・実行、商店街づくりを担う人材の育成について支援することを目的 としている。 【Q2】 中心市街地等活性化計画づくり支援事業をしてから、中心市街地等活性化計画実行支 援事業を行うという、順序で事業に取り組まなければならないのか。 【A2】 まちづくりの取組状況、経過は地域によって異なるので、どちらの事業から始めても よい。2つの事業を併用することも可能である。 ただし、例えば、商店街組織を核にしたプラットフォーム型組織をつくり、商店街の 将来ビジョンを考えて商店街活性化事業計画等を定め、国や県・市町村の支援を受けて 事業を行うという流れを想定している。 ○中心市街地等活性化計画づくり支援事業について 【Q3】 プラットフォーム型組織とはどのようなものか。規約や役員を定めたり、まちづくり 会社を加えたりする等の条件はあるのか。 【A3】 プラットフォーム型組織の形成として、1つのまちづくり団体が核になって様々な団 体と連携する形と、複数のまちづくり団体で構成される協議会をつくる形を想定してい る。前者の場合は、必ずしも規約や役員を定めた組織でなくとも、地域の関係団体等と 連携できればよい。事務局は、補助金の受け皿となるため、規約や役員を定める必要が ある。いずれにしても、形式的な組織よりも、ワークショップや試験的な取組み等を重 ねたりすることで実質的な連携が図られることに意義がある。 1 【Q4】 補助対象経費としてどのようなものを想定しているのか。 【A4】 前出のようなワークショップ等の開催、地域の人が交流する場の開設や運営に要する 経費を想定している。例えば、ワークショップ等を開催する場合、企画や進行を行って いただく方(学識経験者等)への謝金や旅費等である。 【Q5】 プラットフォーム型組織はどのくらいの範囲でつくるのか。 【A5】 プラットフォーム型組織の範囲は、単一事業の協力関係→商店街が形成される街区程 度の範囲→中心市街地全域、と概ね3段階で拡大していくものと考えられる。主に街区 程度のプラットフォーム型組織の形成を目指し、これが中心市街地全域まで拡大してほ しいと考えている。実際は中心市街地の規模や商店街の現状等で異なると考える。 【Q6】 間接補助金の交付先はどこか。また、事務局を務めるのはどこか。 【A6】 間接補助金の交付先は、規約や役員を定めたまちづくり団体や協議会等となる。これ らの組織の事務局となるのは、商店街組織やまちづくり会社、商工会議所等の旧TMO、 まちづくりNPO、任意のまちづくり団体等を想定している。 【Q7】 市町村行政の役割は何か。 【A7】 行政支援や関係行政機関との交渉の窓口になるなど、事業を行う上でのサポート役を 期待している。 【Q8】 補助率が県1/2、市町村1/2の全額補助の事業について、自己負担を加えていけ ないか。 【A8】 対象外経費として自己負担部分を加えてもよい。 【Q9】 このような事業を行うにはまちづくりのノウハウが必要であるが、人的な支援はない のか。 2 【A9】 県で「まちづくりサポーター」として委嘱している県内のまちづくり活動の実践者の 方を、まちづくりの相談に対してアドバイスできる方として紹介するほか、県としても 可能な限り支援していきたい。 ○中心市街地等活性化計画実行支援事業について 【Q10】 中心市街地活性化基本計画や商店街活性化事業計画に掲げる事業であれば、どんな事 業でも補助対象になるのか。 【A10】 基本的にはまちづくり団体が取り組む事業で、市町村が補助を行い、国庫補助の採択 を受けていない事業を補助対象にする。 【Q11】 国庫補助を来年度予定している事業や前年度に国庫補助を受けた事業は対象とならな いのか。 【A11】 複数年度にわたり継続して行う必要がある事業については、国庫補助対象年度以外で あれば補助対象とする。 【Q12】 例えば、中心市街地活性化基本計画に「まちなか観光交流拠点の整備」と掲げる事業 で、国庫補助を受けてハード整備とソフト事業「まちなか観光イベントの実施」を行う 場合、同一事業実施主体が国庫補助の事業計画書に含まないソフト事業「まちなか観光 交流拠点を中心にしたまち歩きマップ作り」を同一年度に関連事業として行う場合、補 助対象となるか。 【A12】 補助対象とする。 【Q13】 国庫補助対象であってもハード整備を行う場合は事業費が大きいため、補助裏の資金 確保が課題となる。その補助裏部分を支援してもらえないか。 【A13】 平成22年度より、山形県商工振興資金で中心市街地活性化基本計画に掲げる事業の 補助裏資金への融資を行っているので、活用願いたい。 3 【Q14】 例えば、平成21年度まで県が支援してきた商店街出店支援事業のような空き店舗の 改修費や商店街出店支援事業で対象とされなかった賃料についても、中心市街地活性化 基本計画に基づき市町村が補助を行う場合は補助の対象になるのか。 【A14】 補助対象とする。 【Q15】 中心市街地活性化基本計画や商店街活性化事業計画以外の計画とはどのようなものか。 定めるべき項目や様式等はあるのか。 【A15】 市町村が定める計画としては、中心市街地活性化法の旧法計画を市町村が見直して独 自に定めたものや中心市街地活性化基本計画として策定したが国の認定を受けていない ものなどが考えられる。また、商店街組織等が定める計画としては、街区(あるいは中 心市街地)の将来ビジョンに資する計画としてプラットフォーム型組織・市町村が認め るものが考えられる。特に項目や様式の指定はないが、計画である以上、3年以上の計 画期間、実施する事業とその取組み時期、目標等は記載すべきものと考える。 【Q16】 県の補助対象となる事業を市町村の単独事業として行っており、県の補助金を想定し ていなかった。市町村予算を年度途中で補正して受け入れたいが、その場合、補助対象 事業は県の交付決定後に取り組むものに限られるのか。 【A16】 県の交付決定前に市町村が交付決定を行っている事業についても補助対象とする。 4
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