2016年04月11日キャンパス 東京国際大学国際交流研究所・塩尻 和子

イスラームとの
対話と共存
かわごえ国際ボランティアの会・結成9周年記念イベント
in
かわごえ
2016年 5月22日 ㈰ 13時∼16時
(開場:12時45分)
クラッセ川越6階 ホール (東武東上線川越駅東口徒歩3分)
資料代: 500円
第2部 「イスラームの食文化(ハラール)について」
草彅馨
「ベリーダンス」
アミターユベリーダンス教室
塩尻和子
【講演】
東京国際大学特命教授・同大国際交流研究所長
あなたはイスラーム社会についてどんなイメージを持っていますか?
後進的なイメージがありますが、
近代文明を作ったのはイスラーム社会でした。
キリスト教に次いで多くの教徒を持つイスラーム教。
その宗教、文化、歴史を理解することは多文化共生の第一歩です。
主催:かわごえ国際ボランティアの会 070-6432-8121
後援:川越市、川越市教育委員会
かわごえ国際ボランティアの会結成
記念として毎年開催してきました異文化
理解と国際交流をテーマにしたイベント
ですが、今回は、キリスト教に次いで世
界第2位の宗教勢力をもつイスラーム
教について、先頃NHKラジオ「歴史再
発見/イスラームを学ぶ」で反響を呼ん
だ塩尻和子さんに、その宗教、歴史、そ
して今日的問題等についてお話ししてい
ただきます。
現在、私たちの生活の場にも、インド
ネシア、バングラデシュ、マレーシアな
どイスラーム教を信奉する国からやって
きた人々がいます。彼らとの多文化共生
をはかるためにも、イスラームの宗教、
思想、文化など異文化への理解が求め
られます。
ややもすれば、世界各地で起っている
昨今の紛争に関するマスコミ報道により、
イスラーム=過激思想といった短絡した
イメージや偏見がつくられがちです。
塩尻さんは、宗教間対話をライフワー
クとして取り組まれ、宗教間の対立をな
くし、世界の平和的共存に尽力されてお
られます。そんな彼女の思いの一端をお
聞きして、イスラームについての理解を
深め、地域で暮らす外国籍市民との多
分化共生に生かして行ければと思います。
塩尻和子さんプロフィール
[自己紹介]
東京国際大学特命教授・同大国際交 今日、中東・イスラーム世界で起こっている混乱や紛争
流研究所長。
の根底には、イスラームとムスリムに対する偏見や無理
1944 年岡山市生まれ。1967 年大 解が横たわっている。イスラームには、日本古来の伝統
阪外国語大学アラビア語学科卒、東 的な道徳や社会倫理と同様の教えが多くみられること
京大学大学院博士課程単位取得退 から、本来であれば、日本人にも理解しやすい宗教であ
学(文学博士)。筑波大学名誉教授。 る。専門は中世のイスラーム神学思想であるが、古典の
主な著作は「イスラームを学ぶ」
「イ 精密な文献研究の成果と、元外務省員の夫とともに中
スラームの人間観・世界観」
「イスラー 東イスラーム地域で20年近く暮らした生活体験をもとに、
ムを学ぼう」
「イスラームの生活を知 世界の諸宗教間の相互理解と平和的共存の構築に少し
る辞典」など。
(著書・共著は2016 でも貢献したいと願って、イスラーム理解と宗教間対話
年3月現在、35冊に上る。)
の進展をライフワークにしている。
詳細は主催の「かわごえ国際ボランティアの会」へ
お問い合わせください。