「歴史的鋼橋データの更新と活用に関する調査小委員会」の委員募集

鋼構造委員会「歴史的鋼橋データの更新と活用に関する調査小委員会」の委員募集
応募締切日:4 月 30 日[土]
鋼構造委員会では,以下の研究小委員会を新たに設置いたします。この小委員会活動に参加いただける方
を公募します。なお,本委員会の活動に際する交通費等は支給されません。
1.委員会名称
歴史的鋼橋データの更新と活用に関する調査小委員会
2.委員構成
委員長:中村一史(首都大学東京)
幹事長:神田恭太郎(JFE シビル(株)
)
委員:公募による
3.設立の背景・目的と活動内容
旧歴史的鋼橋調査小委員会(1990∼2002 年)は,リベット橋の最終期までを一つの区切りとして,明治の
はじめから 1960 年までの約 90 年間に製作・架設された,鉄製を含む鋼橋の現存状況について,系統的に調
査した約 900 橋のデータを,
「歴史的鋼橋収覧」として取りまとめ,土木学会 Web サイトで一般に公開され
ている。
旧委員会による調査研究が終了してから 13 年が経過し,既に撤去,移設・保存されたものも多い。
「歴史
的鋼橋収覧」は,データや情報は古くなっているが,当時の委員会による成果報告書の位置づけであるため,
データの更新を前提としていない。旧委員会における調査方針は,委員が現地で確認したものであることを
収録の原則とする「現地主義」であり,調査データの空欄や収録漏れもあるため,継続的に改訂作業を行うこ
とも今後の課題として上げられていた。一方,
「歴史的鋼橋収覧」は,Web サイトで公開されているが,書
式は紙媒体の調査票が基本であり,検索の容易さや関連情報とのリンク機能など,電子情報として利用する
場合には,必ずしも利便性が高いとはいえない。
近年の観光立国政策に見られるように,世界遺産への招致活動をはじめ,地域の再生やシンボル,観光資
源として,歴史的建造物が再び注目を浴びている。土木学会鋼構造委員会として,歴史的鋼橋の保全と活用
を推進することは,有意義であると考えられる。
そこで,本小委員会では,歴史的鋼橋に関する情報の収集・更新を行って,専門家だけでなく,広く一般
市民が利用することも考慮して,それらの情報を土木学会 Web サイトで公開することを目的として,調査研
究を実施する。
(1)歴史的鋼橋の調査研究
・歴史的鋼橋に関するデータの更新,収録漏れの追加を行い,データベースを作成する。
・土木学会として取りまとめて,公開するため,収録データには,正確さ,中立性,普遍性が求められる。
・歴史的鋼橋のデータの確認方法,継続的な更新方法についても議論する。
(2)歴史的鋼橋の活用に関する調査
・情報公開の方法,フォーマットについて検討を行い,調査研究成果を土木学会 Web サイトで公表する。
・フォーマットは,継続的に追加更新ができるようにすることを検討する。また,専門家だけでなく,広
く一般市民が利用することも考慮に入れ,利用しやすい(わかりやすい)構成にする。
・解体・撤去された橋梁についても,記録情報として,掲載することを検討する。
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4.活動方法
年 4 回程度の委員会,および各 WG 活動
5.活動期間
2016 年 5 月∼2018 年 4 月の 2 年間(予定)
6.公募の締切日
2016 年 4 月 30 日(土)
7.応募の方法
本委員会に委員として参加を希望される方は,1)氏名,2)年齢,3)所属,4)連絡先(住所,電話
番号,FAX 番号,E-mail アドレス)
,5)特にご興味のある検討事項,等について,下記の応募先まで E-mail
にてご連絡ください.応募の際のメール題目は「歴史的鋼橋データの更新と活用に関する調査小委員会」と
ご記入ください。
なお,20 名程度の委員構成を予定しております。応募者数によっては本委員会に参加いただけない場合も
ございますので,あらかじめご承知おきください。
応募先
中村一史(委員長)
首都大学東京 大学院 都市環境科学研究科 都市基盤環境学域
〒192-0397 東京都八王子市南大沢 1-1
E-mail: [email protected]
以上
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