複合構造委員会「複合構造物の構造検査と性能評価に関する研究小委員

複合構造委員会「複合構造物の構造検査と性能評価に関する研究小委員会」(2種小委員会)の委員募集
応募締切日:4月28日[木]
複合構造委員会では,下記の研究小委員会を発足させることになりました。積極的に活動に参加してくださ
る委員を募集しますので,奮ってご応募下さい。なお,本委員会は複合構造委員会第2種小委員会のため,委
員会出席のための旅費等は支給されません。
1.委員会名称
複合構造物の構造検査と性能評価に関する研究小委員会研究小委員会(H216委員会)
2.構成
委員長: 渡辺
忠朋(北武コンサルタント株式会社)
幹事長: 松本
高志(北海道大学)
幹
事: 内藤 英樹(東北大学)
委 員: 公募による委員(20名程度)
3.委員会設立の主旨・目的と活動内容
我が国の橋梁などの多くの土木構造物は,供用期間が 50 年を超えつつあり,適切な維持管理のもとに供用
を継続することや,構造物や社会状況により更新を進めていくことが求められている。
社会資本としての機能を維持するためには,合理的な維持管理を行う必要がある。そのためには,構造物
の使用や安全の限界を明確にしておく必要がある。
しかし,現在の維持管理における構造物の性能の評価は,材料の劣化にのみ着目して判断されることが多
いのが通例である。この評価法は,評価の結果が構造性能に着目した結果と必ずしも一致するわけではなく,
一般には安全側の評価を与えることから,限られた維持管理予算を有効に使用するという観点では,必ずし
も合理的とは言えない問題もある。また,場合によっては,構造物の安全に直結する劣化も見逃される場合
もあり得ると言う問題もある。このような問題を解決するため,構造性能に着目した評価することが重要な
ことは言うまでもない。
そこで,既存構造物の劣化状態が構造性能に及ぼす影響を可能なかぎり定量化することを目的として,本
小委員会を設立することとした。定量化の手法は,精緻な手法から簡便な手法までを対象としており,互い
に矛盾することない構造性能評価の体系化に資することを目標としている。なお,鋼構造とコンクリート構
造の合成構造などからなる構造物等を主たる対象とすることを想定している。
<活動内容(予定)>
(1) 定量的な構造性能評価法に関する各種手法の調査
(2) 構造性能評価を踏まえた検査手法の検討
(3) 構造物の性能・品質の数値化の検討
(4) 実務における合理的な検査・評価体系の検討
(5) 既設構造物の耐力評価基準(Load Rating)の調査・検討
4.活動方法
年間数回の委員会およびWG会議による審議を通じて活動を行う。活動期間は2年間とする。
5.応募の方法
本委員会に委員として参加を希望される方は,氏名,所属,連絡先を明記の上,応募理由,興味のある研究
内容または貢献可能な研究内容を簡潔に沿えて,下記連絡先へご連絡下さい。
6.申込み先
北海道大学 大学院工学研究院 北方圏環境政策工学部門
TEL 011-706-6171
FAX 011-706-6172
E-mail:[email protected]
松本高志