本郷小が生んだ小説家 下村千秋 地域自慢 阿見町立本郷小学校 第3学年 《本郷小自慢の卒業生・下村千秋(しもむら ちあき)》 〔経歴〕1893~1955 ・茨城県稲敷郡朝日村(現阿見町)大字荒川本郷生まれ。 ・土浦中学校(現土浦第一高等学校)へ進み,早稲田大学英文科 を卒業,読売新聞社入社,退社後は文筆活動に入る。 〔作品〕 ・小説・短歌・戯曲・ゴーリキー全集翻訳等,作品多数。 ・郷土を愛し,『父を囲んで』『湖畔』『郷里の家,村』等の作品も残す。 《調べて分かったこと》 ①明治時代の本郷小近辺の風景 ②絵も得意だった千秋さん ・千秋さんの生まれ た家は,今は残っ ていません。当時 は,交通も不便で 高校への遠い道の りを毎日歩いて通 ったそうです。 ・千秋さんは,小さい 頃から絵も得意で, 一時は画家を目指し ていたそうです。千 秋さんの絵筆は確か だと,評判が高かっ たそうです。 ・左の絵は,千秋さ んが中学生の時に 描いた荒川本郷の 風景です。当時は 何もなく,辺り一 面雑木林が広がっ ていたそうです。 ③本郷小に残されている 千秋さんに関わりのあるもの ・千秋さんは作品を 書くため日本各地 に調査に出かけま した。そこで,左 のようなハガキを 書いて家族によく 送ったそうです。 ④阿見町に残されている 千秋さんに関わりのあるもの ・本郷小の昔の校歌(旧校歌)が,千秋 ・ 上 本 郷 「 下 村 千 秋 記 念 の 地 」 は , 町 さんの作詞だったそうです。 の 名 所 百 選 № 38に 選 ば れ て い ま す 。 ・校庭にあるケヤキの木は,今は幹の太 ・ 阿 見 町 で は , 千 秋 さ ん に ち な ん で , さが3メートルに 毎年「下村千秋作文コンクール」が なる本郷小のシン 行われています。 ボルです。千秋さ ・阿見町図書館の一角には, んが小学校にいた 「下村千秋文学コーナー」 頃から,皆を見守 があり,様々な千秋さんの り続けています。 作品が展示されています。 《まとめ》 ~学習を終えて,児童の感想から~ ・私は,本郷小の卒業生の中に茨城県を代表する有名な作家がいて とても嬉しくなりました。自分のおじいちゃんも本郷小の卒業生 ですが,千秋さんはその当時から学校の自慢だったそうです。 ・図書室に『赤い鳥』という本がありました。先生が「この本は 日本の有名な童話で,本郷小の卒業生が書いたお話も載ったこと があるのよ。」と教えてくれました。そんなすごい人が本郷小に いたなんて,とても驚きました。 ・ぼくは,世の中で困っている人のことを本に書いて,いろいろな人に伝えた千 秋さんは,とても偉いと思います。ぼくも千秋さんを見習って,本をたくさん 読んだり勉強を頑張ったりして,将来みんなの役に立つ人になりたいです。
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