【整理番号3】 事後評価書(完了後の評価) 都道府県名 事業名 新潟県 関係市町村 水産物供給基盤整備事業 クロヒメ 地区名 黒姫 佐渡市 地域水産物供給基盤整備事業 ( 事業主体 ) 佐渡市 Ⅰ 基本事項 1.地区概要 漁港名(種別) 陸揚金額 登録漁船隻数 主な漁業種類 漁業経営体数 黒姫漁港(第1種) 漁場名 103 百万円 トン 陸揚量 330 隻 隻 26 利用漁船隻数 26 ブリ類、イカ類、マグロ類 定置網、刺し網、採介藻 主な魚種 人 15 経営体 組合員数 31 黒姫地区は佐渡島北部に位置し、周囲は佐渡弥彦米山国定公園に指定されて いる。当地区は大佐渡山地と海岸に挟まれた平地に点在する2つの集落から 成り、漁業と農業以外で地域内で所得を得る機会が乏しいことから漁業依存 地区の特徴 度が高い地区である。 当地区の漁業は、沖合に日本海有数の好漁場を有し、大型定置網漁業による 寒ぶり、まぐろ漁を中心として、小型定置網漁業等の沿岸漁業が盛んであ る。 2.事業概要 事業目的 荒天時における静穏度が悪く、係留・用地等の不足により、水産物の生産効 率、漁労環境とも厳しい状況にあるため、外郭施設、係留施設、機能施設等 の整備を行い、水産物の生産性向上や地域産業の活性化を図る。 東防波波堤 L=100.0m、東防波堤(改良) L= 12.0m、 主要工事計画 西護岸 L=145.0m、-2.0m物揚場 L=40.0m、道路 L=285.0m、 用地 A=3,065m2 事業費 1,147百万円 事業期間 平成13年度~平成21年度 Ⅱ 点検項目 1.費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 本事業では、平成17年に期中の評価(再評価)を実施し、経済効果の妥当性について評価を 行った。その際の分析の算定基礎となった地域の実態に合わせた人件費の変化により、費用 対効果が変動してしており、費用便益比率も平成17年の1.25から平成27年の1.0 3へと減少している。 2.事業効果の発現状況 事業実施以前は、港内静穏度及び係留、用地等が不十分であったため、他港利用、漁船の係 留、出漁作業等の水産物の生産効率、漁労環境の改善といった問題があったが、本事業によ る外郭施設、係留施設、機能施設等に整備により、水産物の生産性向上や就労環境の改善が 図られた。また、現時点での費用対効果分析の結果は1.0を上回っており、一定の効果発 現が見られる。 【整理番号3】 3.事業により整備された施設の管理状況 本事業により整備された施設は、漁港管理者である佐渡市が漁港漁場整備法第26条の規定 に基づき漁港管理規定を定め、これに従い、適正に漁港の維持、保全及び運営その他漁港の 維持管理を行っている。 4.事業実施による環境の変化 防波堤の施設の整備に伴う港内静穏度の確保により、安全な漁業活動が行われるようになっ た。 5.社会経済情勢の変化 当該漁港における登録漁船隻数は平成17年には29隻であったが、高齢化、人口減少等といっ た問題等があり、平成25年には26隻に減少している。 6.今後の課題 本事業により、港内静穏度の向上や陸揚げ等の漁業活動の効率化が図られた。効果を長期的 に発現させていくために、施設の長寿命化対策と計画的な維持管理が重要である。 7.事業の投資効果が十分見込まれたか 平成17年評価時の 費用便益比B/C 1.25 現時点の B/C 1.03 ※別紙「費用対効果分析 集計表」のとおり Ⅲ 総合評価 本事業では、生産拠点の機能を補完する漁港として役割を担っている当該地区において、安全・ 安心な漁業活動の確保と効率的な陸揚げを図るために、外郭施設、係留施設、機能施設等の整備 を行った。 また、貨幣化が可能な効果について、費用対効果分析を行ったところ、1.0を超えており、経済 効果についても確認されている。 さらに、事業効果のうち貨幣化が困難な効果についても、安全・安心して施設を利用できる効果 が認められると考えられた。 以上の結果から、本事業は当該地区において漁業経営の安定及び地域経済の振興が図られ、想 定した事業効果の発現が認められた。 【整理番号3】 費用対効果分析集計表 1 基本情報 都道府県名 事業名 新潟県 地区名 地域水産物供給基盤整備事業 黒姫 施設の耐用年数 50年 2 評価項目 評価項目 ①水産物生産コストの削減効果 ②漁獲機会の増大効果 便益額(現在価値化) 1,796,781 千円 44,160 千円 水産物の生産性向上 便 益 の 評 価 項 目 及 び 便 益 額 ③漁獲可能資源の維持・培養効果 千円 ④漁獲物付加価値化の効果 千円 3,913 漁業就労環境の向上 ⑤漁業就労環境の労働環境改善効果 生活環境の向上 ⑥生活環境の改善効果 千円 地域産業の活性化 ⑦漁業外産業への効果 千円 ⑧生命・財産保全・防御効果 千円 ⑨避難・救助・災害対策効果 千円 ⑩自然環境保全・修復効果 千円 千円 非常時・緊急時の対処 自然保全・文化の継承 ⑪景観改善効果 千円 ⑫地域文化保全・継承効果 千円 ⑬漁港利用者の利便性向上効果 千円 ⑭その他 千円 その他 計(総便益額) B 1,844,854 千円 総費用額(現在価値化) C 1,791,406 千円 費用便益比 B/C 1.03 3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果 ・漁港施設が整備されることにより、漁業者が安全・安心に施設を利用できる効果が期待され ている。 【整理番号3】 地域水産物供給基盤整備事業 黒姫地区 事業概要図 東防波堤改良 東防波堤新設 西護岸 用地 事業主体:佐渡市 -2.0m物揚場 主要工事計画: 東防波堤新設 L=100.0m 東防波堤改良 L=12.0m 西護岸 L=145.0m -2.0m物揚場 L=40.0m 臨港道路 臨港道路 L=285.0m 用地 A=3,065㎡ 事業費:1,147百万円 事業期間:平成13年度~平成21年度 【整理番号3】 黒姫地区地域水産物供給基盤整備事業の効用に関する説明資料 1.事業概要 (1) 事 業 目 的 : 荒天時における静穏度が悪く、係留・用地等の不足により、水 産物の生産効率、漁労環境とも厳しい状況にあるため、外郭施設、 係留施設、機能施設等の整備を行い、水産物の生産性向上や地域産 業の活性化を図る。 (2) 主 要 工 事 計 画 : 東防波波堤 L=100.0m、東防波堤(改良) L= 12.0m、 西護岸 L=145.0m、-2.0m物揚場 L=40.0m、道路 L=285.0m、 用地 A=3,065m2 (3) 事 業 (4) 工 費 : 1,147百万円 期 : 平成13年度~平成21年度 2.総費用便益比の算定 (1)総費用総便益比の総括 区分 数値 算定式 総費用(現在価値化) ① 1,791,406 (千円) 総便益額(現在価値化) ② 1,844,854 (千円) 1.03 ②÷① 総費用総便益比 (2)総費用の総括 施設名 整備規模 事業費(千円) 東防波堤(新設) 100m 546,622 東防波堤(改良) 12m 35,239 西護岸(新設) 145m 442,963 -2.0m物揚場(新設) 40m 18,507 用地(新設) 3,065㎡ 63,596 道路(新設) 285m 39,728 計 1,146,655 維持管理費等 25,000 総費用 1,171,655 現在価値化後の総費用 1,791,406 (3)年間標準便益 区分 効果項目 水産物生産コストの削減効果 漁獲機会の増大効果 漁業就業者の労働環境改善効果 計 年間標準便 益額 (千円) 66,094 効果の要因 港外避難回数の削減、作業時間の短縮、漁船耐 用年数の延長 1,624 出漁可能日数の増加 144 係留・見回り作業環境の改善 67,862 【整理番号3】 (4)総便益算出表 便益(千円) 費用(千円) 評 価 年 割引率 期 度 間 ① デフ レー ター 事業費 現在価値 ② ③ ①×②×③ -14 H13 1.732 1.141 75,000 148,216 -13 H14 1.665 1.144 100,000 190,476 -12 H15 1.601 1.168 150,000 280,495 -11 H16 1.539 1.145 134,541 237,082 -10 H17 1.480 1.156 100,000 171,088 -9 H18 1.423 1.154 41,515 68,174 -8 H19 1.369 1.156 158,836 251,368 -7 H20 1.316 1.154 290,329 440,912 -6 H21 1.265 1.082 96,434 131,992 -5 H22 1.217 1.041 500 633 66,094 1,624 144 67,862 82,588 -4 H23 1.170 1.079 501 632 66,094 1,624 144 67,862 79,399 -3 H24 1.125 1.042 502 588 66,094 1,624 144 67,862 76,345 -2 H25 1.082 1.046 503 569 66,094 1,624 144 67,862 73,427 -1 H26 1.040 1.000 504 524 66,094 1,624 144 67,862 70,576 0 H27 1.000 1.000 505 505 66,094 1,624 144 67,862 67,862 1 H28 0.962 1.000 506 487 66,094 1,624 144 67,862 65,283 2 H29 0.925 1.000 507 469 66,094 1,624 144 67,862 62,772 3 H30 0.889 1.000 508 452 66,094 1,624 144 67,862 60,329 4 H31 0.855 1.000 509 435 66,094 1,624 144 67,862 58,022 5 H32 0.822 1.000 510 419 66,094 1,624 144 67,862 55,783 6 H33 0.790 1.000 511 404 66,094 1,624 144 67,862 53,611 512 水産物生 産コスト の削減効 果 漁獲機 労働環 会の増 境改善 大効果 効果 計 現在価値 ④ ①×④ 0 42 H69 0.193 1.000 513 99 66,094 1,624 144 67,862 13,097 43 H70 0.185 1.000 514 95 66,094 1,624 144 67,862 12,554 44 H71 0.178 1.000 515 92 66,094 1,624 144 67,862 12,079 計 1,171,655 1,791,406 1,844,854 備考 評価年 【整理番号3】 3.効果額の算定方法 (1)水産物生産コストの削減効果 ①防波堤整備による他港避難の解消に伴う経費の削減 ○他港避難の解消 備考 区分 整備前他港避難回数(回) ① 整備後他港避難回数(回) ② 対象漁船隻数(隻) ③ 作業人数(人) ④ 他港への避難時間:海上(時間) ⑤ 0 調査日:平成27年10月 3 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 4 調査実施者:佐渡市職員 3 調査実施方法:ヒアリング調査 避難1回当たりの所要日数(日) ⑥ 2 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 20 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 2,378 (①-②)×③×④×⑤×⑥×⑦/1,000 ○見回り作業時間の解消 区分 備考 20 整備前他港避難回数(回) ① 整備後他港避難回数(回) ② 対象漁船隻数(隻) ③ 荒天時見回り日数 ④ 1日当たり見回り回数(回) ⑤ 0 調査日:平成27年10月 3 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 2 調査実施者:佐渡市職員 3 調査実施方法:ヒアリング調査 1隻当たり見回り人数(人) ⑥ 2 他港への避難時間:陸上(時間) ⑦ 1 漁業者労務単価(円/時間) ⑧ 年間便益額(千円/年) 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 1,189 (①-②)×③×④×⑤×⑥×⑦×⑧/1,000 ②防波堤整備による係留作業の軽減 ○係留・解除作業時間の短縮(大型定置網) 区分 年間係留回数(回) 備考 ① 整備前の1隻当たり作業時間(時間) ② 整備後の1隻当たり作業時間(時間) ③ 50 調査日:平成27年11月 1.50 調査場所:内海府漁業協同組合 0.25 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 4 調査実施者:佐渡市職員 調査実施方法:ヒアリング調査 5 1隻当たり作業人数(人) ④ 漁船隻数(隻) ⑤ 漁業者労務単価(円/時間) ⑥ 1,652 年間便益額(千円/年) ⑦ 2,065 ①×(②-③)×④×⑤×⑥/1,000 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 【整理番号3】 ○見回り作業時間の短縮(大型定置網) 備考 区分 年間係留回数(回) ① 50 漁船隻数(隻) ② 5 調査日:平成27年10月 3 調査場所:内海府漁業協同組合 1 調査対象者:漁業協同組合職員 1.00 調査実施者:佐渡市職員 調査実施方法:ヒアリング調査 0.50 整備前の1日当たり見回り回数(回) ③ 整備後の1日当たり見回り回数(回) ④ 整備前の1日当たり見回り所要時間(時間) ⑤ 整備後の1日当たり見回り所要時間(時間) ⑥ 見回り人数(人) ⑦ 漁業者労務単価(円/時間) ⑧ 年間便益額(千円/年) 2 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 2,065 ((①×②×③×⑤×⑦)-(①×②×④×⑥ ×⑦))×⑧/1,000 ○係留・解除作業時間の短縮(小型定置網) 備考 区分 年間係留回数(回) 50 ① 調査日:平成27年11月 1.00 調査場所:内海府漁業協同組合 0.25 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 3 調査実施者:佐渡市職員 調査実施方法:ヒアリング調査 4 整備前の1隻当たり作業時間(時間) ② 整備後の1隻当たり作業時間(時間) ③ 1隻当たり作業人数(人) ④ 漁船隻数(隻) ⑤ 漁業者労務単価(円/時間) ⑥ 年間便益額(千円/年) ⑦ 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 743 ①×(②-③)×④×⑤×⑥/1,000 ○見回り作業時間の短縮(小型定置網) 区分 備考 年間係留回数(回) ① 50 漁船隻数(隻) ② 4 整備前の1日当たり見回り回数(回) ③ 整備後の1日当たり見回り回数(回) ④ 整備前の1日当たり見回り所要時間(時間) ⑤ 整備後の1日当たり見回り所要時間(時間) ⑥ 1隻当たり見回り人数(人) ⑦ 漁業者労務単価(円/時間) ⑧ 年間便益額(千円/年) 調査日:平成27年10月 3 調査場所:内海府漁業協同組合 1 調査対象者:漁業協同組合職員 1.00 調査実施者:佐渡市職員 調査実施方法:ヒアリング調査 0.50 2 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 1,652 ((①×②×③×⑤×⑦)-(①×②×④×⑥ ×⑦))×⑧/1,000 【整理番号3】 ③物揚場整備による他港への移動経費の削減 区分 整備前の他港陸揚日数(回) ① 整備後の他港陸揚日数(回) ② 他港陸揚航行時間(時間) ③ 操業人数(人) ④ 漁船隻数(隻) ⑤ 1時間当たり船舶燃料費(円) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 備考 80 0 調査日:平成27年10月 2.00 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 16 調査実施者:佐渡市職員 2 調査実施方法:ヒアリング調査 3,600 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 9,610 ((①-②)×③×④×⑤×⑦)/1,000+ ((①-②)×③×⑤×⑥)/1,000 ④物揚場整備による陸揚作業効率の向上 区分 備考 操業日数(日) ① 170 漁船隻数(隻) ② 整備前の作業時間(時間) ③ 整備後の作業時間(時間) ④ 整備前の作業人数(人) ⑤ 5 調査日:平成27年10月 0.67 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 0.17 調査実施者:佐渡市職員 2 調査実施方法:ヒアリング調査 整備後の作業人数(人) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 1 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 1,642 ①×②(③×⑤-④×⑥)×⑦/1,000 ⑤岸壁背後用地整備にかかる網の修理・点検作業の効率化 ○大型定置網 区分 備考 作業回数(回) ① 整備前の作業日数(日) ② 整備後の作業日数(日) ③ 作業時間(時間) ④ 統数(ヶ統) ⑤ 作業人数(人) ⑥ 16 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 1,652 年間便益額(千円/年) 4 30 調査日:平成27年10月 2 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 6.00 調査実施者:佐渡市職員 1 調査実施方法:ヒアリング調査 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 17,762 ①×(②-③)×④×⑤×⑥×⑦/1,000 【整理番号3】 ○大型定置網(袋網のみ) 区分 備考 作業回数(回) ① 整備前の作業日数(日) ② 整備後の作業日数(日) ③ 作業時間(時間) ④ 統数(ヶ統) ⑤ 作業人数(人) ⑥ 16 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 1,652 年間便益額(千円/年) 6 4 調査日:平成27年10月 2 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 6.00 調査実施者:佐渡市職員 1 調査実施方法:ヒアリング調査 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 1,903 ①×(②-③)×④×⑤×⑥×⑦/1,000 ○小型定置網 区分 備考 作業回数(回) ① 整備前の作業日数(日) ② 整備後の作業日数(日) ③ 作業時間(時間) ④ 統数(ヶ統) ⑤ 作業人数(人) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 2 30 調査日:平成27年10月 2 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 6.00 調査実施者:佐渡市職員 4 調査実施方法:ヒアリング調査 3 1,652 6,660 ①×(②-③)×④×⑤×⑥×⑦/1,000 ○小型定置網(袋網のみ) 区分 備考 作業回数(回) ① 整備前の作業日数(日) ② 整備後の作業日数(日) ③ 作業時間(時間) ④ 対象統数(ヶ統) ⑤ 作業人数(人) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 24 7 調査日:平成27年10月 2 調査場所:内海府漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 6.00 調査実施者:佐渡市職員 4 調査実施方法:ヒアリング調査 2 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 9,515 ①×(②-③)×④×⑤×⑥×⑦/1,000 【整理番号3】 ⑥静穏度向上による漁船の耐用年数の延長 備考 区分 対象漁船隻数(隻) 26 調査日:平成27年10月 22 調査場所:佐渡漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 1 調査実施者:佐渡市職員 2 調査実施方法:ヒアリング調査 ① 3トン未満 3~5トン未満 10~20トン未満 漁港施設整備前の漁船の耐用年数 (年) ② 7 減価償却資産の耐用年数に関する省令(財務省) 漁港施設整備後の漁船の耐用年数 (年) ③ 漁船建造費(千円/t) ④ 10.17 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライ ン-参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 3,352 漁船の総t数(t/隻) ⑤ 59.70 港勢調査(H24、佐渡市) 年間便益額(千円/年) 8,910 (1/②-1/③)×④×⑤/1,000 (2)漁獲物機会の増大効果 ①東防波堤整備に伴う出漁可能日数の増加 区分 生産量あたり漁業者所得(千円/t) ① 72 増加出漁日数(日/年) 10 ② 整備前出漁日数(日/年) 200 整備後出漁日数(日/年) 1日あたり漁獲量(t) 調査日:平成27年10月 調査場所:内海府漁業協同組合 1.15 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 調査実施者:佐渡市職員 240.9 調査実施方法:ヒアリング調査 整備後漁獲量 平成24年港勢調査 210 210 ③ 整備後漁獲量(t) 整備後出漁日数(日) 経営体(体) ④ 1 漁獲比率 ⑤ 1 828 年間便益額(千円/年) ②物揚場整備に伴う出漁可能日数の増加 区分 生産量あたり漁業者所得(千円/t) ① 増加出漁日数(日/年) 備考 漁労所得 平成24年漁業経営調査報告書 (H25.11公表) 整備後生産量 平成24年港勢調査 ② 166 ①×②×③×④×⑤/1,000 備考 漁労所得 平成24年漁業経営調査報告書 (H25.11公表) 整備前生産量 平成24年港勢調査 5 整備前出漁日数(日/年) 200 整備後出漁日数(日/年) 調査日:平成27年10月 調査場所:内海府漁業協同組合 0.24 調査対象者:内海府漁業協同組合職員 調査実施者:佐渡市職員 48.6 調査実施方法:ヒアリング調査 整備後漁獲量 平成24年港勢調査 205 1日あたり漁獲量(t) 205 ③ 整備後漁獲量(t) 整備後出漁日数(日) 経営体(体) ④ 4 漁獲比率 ⑤ 1 年間便益額(千円/年) 796 ①×②×③×④×⑤/1,000 【整理番号3】 (5)労働環境改善効果 ①防波堤整備に伴う労働環境の改善 ○係留作業(大型定置網) 区分 備考 整備前の作業状況の基準値 ① 1.175 整備後の作業状況の基準値 ② 1.000 年間係留日数(日) ③ 1隻当たり作業人数(人) ④ 対象隻数(隻) ⑤ 作業時間(時間) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 50 調査日:平成27年10月 4 調査場所:佐渡漁業協同組合 調査対象者:漁業協同組合職員 5 調査実施者:佐渡市職員 0.25 調査実施方法:ヒアリング調査 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 72 (①-②)×③×④×⑤×⑥×⑦/1,000 ○見回り作業(大型定置網) 区分 備考 整備前の作業状況の基準値 ① 1.175 整備後の作業状況の基準値 ② 1.000 年間係留日数(日) ③ 50 1日当たり見回り回数(回) ③ 見回り人数(人) ④ 対象隻数(隻) ⑤ 見回り時間(時間) ⑥ 漁業者労務単価(円/時間) ⑦ 年間便益額(千円/年) 公共工事設計労務単価(別紙参照) 公共工事設計労務単価(別紙参照) 調査日:平成27年10月 1 調査場所:佐渡漁業協同組合 2 調査対象者:漁業協同組合職員 5 調査実施者:佐渡市職員 調査実施方法:ヒアリング調査 0.50 1,652 平成26年漁業経営調査報告(H27.10公表) (別紙参照) 72 (①-②)×③×④×⑤×⑥×⑦/1,000 漁業者の労務単価について H26 漁船漁業 平均 3t未満 3~5 5~10 雇用労賃 ① 千円 973 17 836 2,333 海上労働時間 時間 967 491 772 1,837 家族 時間 739 491 700 1,246 雇用者 A 時間 228 0 72 591 陸上労働時間 時間 848 490 1,332 1,109 家族 時間 487 471 717 387 雇用者 B 時間 361 19 615 722 雇用者労働時間計(A+B) ② 時間 589 19 687 1,313 漁業者労務単価(①/②) 円/時間 1,652 895 1,217 1,777 ※平均は漁船漁業(小型定置網漁業を含まない)における各階層の加重平均値 項目\階層 10~20 5,114 5,559 3,038 2,521 3,345 989 2,356 4,877 1,049 20t以上 36,853 10,182 809 9,373 1,232 323 909 10,282 3,584 ・算定方法:水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン参考資料(H26年4月)を参照 ・数値データの出典:H26漁業経営調査報告(農林水産省統計部)の個人経営体調査(大海区別:日本海北部) 小型定置 224 688 688 0 1,632 1,499 133 133 1,684 漁業作業状況ランクの基準値について Aランク とび工 潜かん工 削岩工 トンネル特殊工 トンネル作業員 潜水士 山林砂防工 橋りょう特殊工 橋りょう塗装工 事故・障害・病気等の危険性が高い作業 高所作業で落下等の危険性高い 地下の気密な作業室内での作業で危険性高い 削岩機や爆薬を使用する環境で危険性高い トンネル内での作業のため危険性高い 海面下での作業のため、危険性高い 急傾斜地や峡隘な谷間での作業で危険性高い 高所作業を伴い、落下等の危険性高い 平均 Bランク 石工 ブロック工 鉄筋工 鉄骨工 普通船員 潜水連絡員 潜水送気員 型わく工 建築ブロック工 事故・障害・病気等の危険性が高い作業 人力での屋外作業が主体で重労働 海上での作業で重労働 人力での屋外作業が主体で重労働 平均 Cランク 普通作業員 軽作業員 板金工 サッシ工 内装工 ガラス工 建具工 ダクト工 報酬日額(円) 18,000 23,949 20,268 22,547 18,183 30,028 21,507 21,560 22,802 22,094 報酬日額(円) 22,029 20,698 17,917 17,183 18,266 20,030 19,942 18,194 18,953 19,246 事故・障害・病気等の危険性が高い作業 報酬日額(円) 人力での屋外通常作業 14,619 人力での屋外軽作業 11,296 屋内での作業が主体 17,900 屋内での作業が主体 18,334 屋内での作業が主体 18,223 屋内での作業が主体 17,185 屋内での作業が主体 17,306 屋内での作業が主体 16,130 平均 16,374 ※計算方法は、水産基盤整備事業費用対効果分析ガイドライン-参考資料-(H26.4)から引用 ※報酬日額は「公共工事設計労務単価について(国土交通省:H26.1)」の単価使用 基準値の算定 Aランクの基準値 22,094/16,374=1.349 (Sa) Bランクの基準値 19,246/16,374= 1.175 (Sb) 施設整備前及び整備後の労働環境評価チェックシート(黒姫地区) ○ 波の影響がある日の見回り作業等 天候が荒れる危険性を伴い転落・転倒などの危険性があり、重労働である。 評価指標 a 作業中の事故や病気等が頻発している 事故等の b 過去に作業中の事故や病気等が発生したことがある 発生頻度 c 過去に発生実績は無いが、発生が懸念される d 事故等が発生する危険性は低い 危険性 a 生命に関わる、後遺症が残る等の重大な事故等 事故等の b 一定期間の通院、入院加療等が必要な事故等 内容 c 通院不要で数日で完治するようなごく軽いケガ d 事故等が発生する危険性は低い 危険性 小計 a 極めて過酷な作業環境である b 風雨等の影響が比較的大きい作業環境である 作業環境 c 風雨等の影響を受ける場合がある d 当該地域における標準的な作業環境である a 肉体的負担が極めて大きい作業 b 肉体的負担が比較的大きい作業 重労働性 c 肉体的負担がある作業 d 通常の作業と同等程度の肉体的負担 評価ポイント 計 ポイント 整備前 整備後 根拠(評価の目安) 3 ほぼ毎年のように事故や病気が発生 2 直近5年程度での発生がある 1 ○ ○ 0 3 海中への転落、漁港施設内での交通事故等 2 ○ 転落、資材の下敷き、落下物の危険等 1 ○ 軽い打撲等 0 0~6 3 2 5 酷寒、猛暑、風雪、潮位差が大きい等 4 ○ 風雨、波浪の飛沫等 1 ○ 0 5 人力での漁船上下架、潮位差の大きい陸揚等 3 ○ 長時間の同じ姿勢での作業等 1 ○ 0 10 4 Bランク Cランク Aランクの条件:評価ポイント計16~13ポイント ※必ず「事故発生頻度」、「事故等の内容」の両方の指標でポイントが上げられていること。 Bランクの条件:評価ポイント計12~6ポイント Cランクの条件:評価ポイント計5~0ポイント ※各評価指標ともa評価を与える場合には、評価の根拠を明確に示すとともに、必ず評価を裏付ける資料(例:作業状況の写真等)を添付する。
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