【整理番号35】 事後評価書(完了後の評価) 都道府県名 事業名 兵庫県 関係市町村 水産物供給基盤整備事業 イエシマ 地区名 姫路市 ( 広域水産物供給基盤整備事業(漁港) ) 事業主体 家島 兵庫県 Ⅰ 基本事項 1.地区概要 漁港名(種別) 家島漁港(2種) 漁場名 陸揚金額 622 百万円 陸揚量 2900 トン 登録漁船隻数 228 隻 利用漁船隻数 445 隻 主な魚種 のり、いかなご、しらす、あじ 主な漁業種類 のり養殖、船曳網、小型底曳網 漁業経営体数 111 経営体 組合員数 94 人 姫路市の沖合18km、播磨灘に浮かぶ大小40余りの島々からなる家島諸島のう 地区の特徴 ち、最大の面積を誇る家島に位置し、近くに役場も立地し、島の産業経済の 中心的な役割を担っている。 2.事業概要 事業目的 外郭施設を整備することにより、現在不足している静穏度を確保するとと もに係留機能を向上させ、漁港内での漁労作業の効率化と安全性の向上を 図る。 主要工事計画 清水防波堤(新設)L=172m、清水防波堤改良L=98m、沖防波堤L=90m 事業費 1,915百万円 事業期間 平成14年度~平成19年度 Ⅱ 点検項目 1.費用対効果分析の算定基礎となった要因の変化 本事業では平成13年度に事業評価を実施しており、経済効果の妥当性について評価を行っ た。その際B/C=1.25との結果を得ており、事業実施は妥当との結論を得ている。 2.事業効果の発現状況 事業実施以前は静穏泊地が少なかった為、漁港内での船舶の錯綜等により効率的な荷役がで きない状況であったが、防波堤整備による静穏域の確保により、状況は改善している。ま た、現時点での費用対効果は1.0を上回っており、一定の効果の発現が見られる。 3.事業により整備された施設の管理状況 本事業により整備された施設は、漁港管理者である兵庫県が機能保全計画の策定を行い、適 切に管理している。 4.事業実施による環境の変化 外郭施設の整備による静穏度の確保により、効率的な漁港利用がなされている。 5.社会経済情勢の変化 当該漁港における登録漁船隻数は、平成13年には245隻であったが、高齢化や人口減少といっ た問題により、平成24年度には228隻に減少している。 6.今後の課題 依然として係留施設が不足している状態であり、漁業就労者の高齢化や人口減少が見込まれ る中、適切な施設整備を考えていく必要がある。 7.事業の投資効果が十分見込まれたか 平成13年評価時の 費用便益比B/C 1.25 現時点の B/C 1.38 ※別紙「費用対効果分析 集計表」のとおり Ⅲ 総合評価 本事業では、生産拠点として重要な役割を担っている当該地区において、漁港内での安全かつ 効率的な漁労環境の構築を図るため、外郭施設の整備を行った。また、貨幣化が可能な効果に ついて費用対効果分析を行ったところ、1.0を超えており、経済効果についても確認されてい る。以上から、本事業は当該地区において漁業経営の安定化及び地域経済の振興に寄与したも のとなっており、想定した事業効果の発現が認められた。 【整理番号35】 費用対効果分析集計表 1 基本情報 都道府県名 事業名 兵庫県 地区名 広域水産物供給基盤整備事業(漁港) 家島 施設の耐用年数 50年 2 評価項目 評価項目 便益額(現在価値化) ①水産物生産コストの削減効果 20,579,259 千円 ②漁獲機会の増大効果 千円 ③漁獲可能資源の維持・培養効果 千円 ④漁獲物付加価値化の効果 千円 水産物の生産性向上 便 益 の 評 価 項 目 及 び 便 益 額 976,094 漁業就労環境の向上 ⑤漁業就労環境の労働環境改善効果 生活環境の向上 ⑥生活環境の改善効果 千円 地域産業の活性化 ⑦漁業外産業への効果 千円 ⑧生命・財産保全・防御効果 千円 ⑨避難・救助・災害対策効果 千円 ⑩自然環境保全・修復効果 千円 千円 非常時・緊急時の対処 自然保全・文化の継承 ⑪景観改善効果 千円 ⑫地域文化保全・継承効果 千円 ⑬漁港利用者の利便性向上効果 千円 ⑭その他 千円 その他 B 21,555,353 千円 総費用額(現在価値化) C 15,596,014 千円 計(総便益額) 費用便益比 3 事業効果のうち貨幣化が困難な効果 生命・財産保全・防御効果 B/C 1.38 広域水産物供給基盤整備事業(漁港) 家島地区 事業概要図 沖防波堤 L=90m 清水防波堤 (新設) L=172m 事業主体:兵庫県 主要工事計画:清水防波堤(新設) L=172m 清水防波堤(改良) L=98m 沖防波堤 L=90m 事業費:1,915百万円 事業期間:平成14年度~平成19年度 清水防波堤 (改良) L=98m 【整理番号35】 【整理番号35】 家島地区 広域水産物供給基盤整備事業(漁港)の効用に関する説明資料 1.事業概要 (1) 事 (2) 主 業 要 (3) 事 目 工 事 業 (4) 工 的 : 外郭施設を整備することにより、現在不足している静穏度を確保する と共に係留機能向上させ、漁港内での漁労作業の効率化と安全性の向 上を図る。 計 画 : 清水防波堤(新設)L=172m 清水防波堤改良L=98m 沖防波堤L=90m 費 : 1,915百万円 期 : 平成14年度~H19年度 2.総費用便益比の算定 (1)総費用総便益比の総括 区分 総費用(現在価値化) 総便益額(現在価値化) 総費用総便益比 算定式 ① ② ②÷① 数値 15,596,014 (千円) 21,555,353 (千円) 1.38 (2)総費用の総括 施設名 沖防波堤(既設:完了済み事業) 沖防波堤(新設) 清水防波堤 清水-2.0m物揚場 用地 のり採苗施設(別途:沿構施設) 計 維持管理費等 総費用 現在価値化後の総費用 整備規模 L= 240m L= 90m L= 270m L= 170m A= 3,000.0㎡ 1式 事業費(千円) 1,962,079 670,530 3,827,932 439,511 15,008 87,675 7,002,735 70,000 7,072,735 15,596,014 【整理番号35】 (3)年間標準便益 効果項目 区分 年間標準便益額 (千円) ・出漁機会の増加 ・回航費用の減少 ・漁船耐用年数の延長 466,168 ・入出港時間の短縮 ・畜養水域拡大による作業時間の短縮 ・用地整備によるのり養殖の効率化 ・漁船作業時間の短縮 水産物生産コストの削減効果 漁業就業者の労働環境改善効果 その他 33,023 499,191 計 (4)費用及び便益の現在価値算定表 費用(千円) 評 デフ 事業費 現在価値 価 年 割引率 レータ (維持管理 (維持管理 期 度 費含む) 費含む) 間 ① ② 効果の要因 ③ 便益(千円) 水産物生産コスト の削減効果 漁業就業者の労働環 境改善効果 ①×②×③ -27 S63 2.883 -26 1 2.772 1.142 145,692 479,674 1.123 243,339 757,504 -25 2 2.665 1.127 340,650 -24 3 2.563 1.115 -23 4 2.464 -22 5 その他 計 現在価値 (千円) ④ ①×④ 0 0 8,020 8,020 22,231 1,023,127 24,065 24,065 64,133 450,640 1,287,814 44,121 44,121 113,082 1.061 544,416 1,423,269 72,199 72,199 177,898 2.369 1.030 253,887 619,502 108,299 108,299 256,560 -21 6 2.278 1.013 183,796 424,130 120,331 120,331 274,114 -20 7 2.191 1.022 495,757 1,110,100 132,366 132,366 290,013 -19 8 2.106 1.017 366,885 785,795 160,443 160,443 337,892 -18 9 2.025 1.047 298,683 633,260 176,487 176,487 357,386 -17 10 1.947 1.046 551,913 1,124,005 192,532 192,532 374,859 -16 11 1.872 1.056 498,538 985,526 212,588 212,588 397,964 -15 12 1.800 1.085 810,539 1,582,983 257,184 257,184 462,931 -14 13 1.731 1.141 481,000 950,009 353,853 353,853 612,519 -13 14 1.665 1.144 216,000 411,428 381,932 381,932 635,916 -12 15 1.601 1.168 331,000 618,959 393,964 393,964 630,736 -11 16 1.539 1.169 214,000 385,005 418,031 418,031 643,349 -10 17 1.480 1.168 103,000 178,050 430,065 430,065 636,496 -9 18 1.423 1.145 161,000 262,323 434,076 434,076 617,690 -8 19 1.368 1.156 331,000 523,446 446,110 446,110 610,278 -7 20 1.315 1.154 1,000 1,518 466,168 33,023 499,191 656,436 -6 21 1.265 1.082 1,000 1,369 466,168 33,023 499,191 631,476 -5 22 1.216 1.041 1,000 1,266 466,168 33,023 499,191 607,016 -4 23 1.169 1.079 1,000 1,261 466,168 33,023 499,191 583,554 -3 24 1.124 1.042 1,000 1,171 466,168 33,023 499,191 561,090 -2 25 1.081 1.046 1,000 1,131 466,168 33,023 499,191 539,625 -1 26 1.040 1.000 1,000 1,040 466,168 33,023 499,191 519,158 0 27 1.000 1.000 1,000 1,000 466,168 33,023 499,191 499,191 1 28 0.961 1.000 1,000 961 466,168 33,023 499,191 479,722 【整理番号35】 2 3 4 5 29 0.924 30 0.888 31 0.854 32 0.821 1.000 1,000 924 466,168 33,023 499,191 461,252 1.000 1,000 888 466,168 33,023 499,191 443,281 1.000 1,000 854 466,168 33,023 499,191 426,309 1.000 1,000 821 466,168 33,023 499,191 409,835 1.000 1,000 790 466,168 33,023 499,191 394,360 7 33 0.790 34 0.759 1.000 1,000 759 466,168 33,023 499,191 378,885 8 35 0.730 1.000 1,000 730 466,168 33,023 499,191 364,409 9 36 0.702 1.000 1,000 702 413,620 33,023 446,643 313,543 10 37 0.675 11 38 0.649 1.000 1,000 675 413,620 33,023 446,643 301,484 1.000 1,000 649 413,620 33,023 446,643 289,871 12 39 0.624 1.000 1,000 624 413,620 33,023 446,643 278,705 13 40 0.600 14 41 0.577 1.000 1,000 600 413,620 33,023 446,643 267,985 1.000 1,000 577 413,620 33,023 446,643 257,713 15 42 0.555 16 43 0.533 1.000 1,000 555 413,620 33,023 446,643 247,886 1.000 1,000 533 413,620 33,023 446,643 238,060 17 44 0.513 1.000 1,000 513 413,620 33,023 446,643 229,127 18 45 0.493 1.000 1,000 493 413,620 33,023 446,643 220,194 19 46 0.474 1.000 1,000 474 413,620 33,023 446,643 211,708 20 47 0.456 1.000 1,000 456 413,620 33,023 446,643 203,669 21 48 0.438 1.000 1,000 438 413,620 33,023 446,643 195,629 22 49 0.421 1.000 1,000 421 413,620 33,023 446,643 188,036 23 50 0.405 1.000 1,000 405 413,620 33,023 446,643 180,890 24 51 0.390 1.000 1,000 390 413,620 33,023 446,643 174,190 25 52 0.375 1.000 1,000 375 413,620 33,023 446,643 167,491 26 53 0.360 1.000 1,000 360 413,620 33,023 446,643 160,791 27 54 0.346 1.000 1,000 346 413,620 33,023 446,643 154,538 28 55 0.333 1.000 1,000 333 413,620 33,023 446,643 148,732 29 56 0.320 1.000 1,000 320 413,620 33,023 446,643 142,925 30 57 0.308 1.000 1,000 308 413,620 33,023 446,643 137,566 31 58 0.296 1.000 1,000 296 413,620 33,023 446,643 132,206 32 59 0.285 1.000 1,000 285 413,620 33,023 446,643 127,293 33 60 0.274 1.000 1,000 274 413,620 33,023 446,643 122,380 34 61 0.263 1.000 1,000 263 413,620 33,023 446,643 117,467 35 62 0.253 1.000 1,000 253 413,620 33,023 446,643 113,000 36 63 0.243 37 64 0.234 1.000 1,000 243 413,620 33,023 446,643 108,534 1.000 1,000 234 413,620 33,023 446,643 104,514 38 65 0.225 39 66 0.216 1.000 1,000 225 413,620 33,023 446,643 100,494 1.000 1,000 216 413,620 33,023 446,643 96,474 40 67 0.208 1.000 1,000 208 413,620 33,023 446,643 92,901 41 68 0.200 1.000 1,000 200 413,620 33,023 446,643 89,328 42 69 0.192 1.000 1,000 192 413,620 33,023 446,643 85,755 43 70 0.185 1.000 1,000 185 413,620 33,023 446,643 82,628 1.000 1.000 0 0 6 0 計 計 7,072,735 15,596,014 ※評価期間は、便益対象施設が複数ある場合、各施設の整備毎に効果が発生するものとして算定 ※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。 21,555,353 【整理番号35】 3.効果額の算定方法 (1)水産物生産コストの削減効果 1)防波堤の整備による出漁機会の増加 区分 整備前年間漁業者所得(千円) 備考 ① 648,000 整備前年間総生産量(トン) ② 漁業変動経費率 ③ 平成25年 家島漁港 港勢調査結果 2,192 年間延べ出漁回数 整備前 整備後 年間便益額(千円/年) ④ ⑤ 2)防波堤の整備による回航費用の減少 区分 対象受益者(人)及び受益船(隻) ① 避難する必要が無くなった乗員及び隻数 台風追加回数(回) 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 0.459 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 115 調査実施方法:ヒアリング調査 170 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 113,419 ①/②×(1-③)×(⑤-④)×②/⑤ 備考 平成26年 家島漁港登録漁船数 203隻 平成25年 休憩用安全係船岸充足率 35% 71 203隻×0.35=71隻 ② 4 1回当たりの回航等時間(時間) 整備前 回航(往復) 係留、固定作業 整備後 回航(往復) 係留、固定作業 漁業者労務単価(円/時間) ③ ④ 0.17 調査場所:家島漁業協同組合 0.50 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 ⑤ ⑥ ⑦ 0.00 0.00 1,539 船舶用軽油単価(円/リットル) ⑧ 82 1時間当たりの燃料消費量(リットル/h) ⑨ 出漁作業時間短縮便益額(千円/年) 人件費 ⑩ ⑪ 総便益額(千円/年) 3)防波堤整備等による漁船耐用年数の延長 区分 対象受益船(隻) ② ③ 漁船建造費(千円) ④ 耐用年数延長便益額(千円/年) ⑤ 年間便益額(千円/年) ①×②×((③-⑤)+(④-⑥))×⑦/1,000 備考 ① 7.00 整備後 平成26年度 土木工事積算用平均単価 ①×②×(③-⑤)×⑧×⑨/1,000 36 328 ⑩+⑪ 203 漁船耐用年数(年) 整備前 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 9.1 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 292 燃料費 近畿地方の台風接近数の平年値(出展:気象庁 HP) 平成26年度 家島漁港登録漁船数 203隻 減価償却資産の耐用年数等に関する省令(財務省) 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 10.17 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 調査場所:家島漁業協同組合 30,000 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 271,179 271,179 ①×(④/②-④/③) 【整理番号35】 4)防波堤の整備等による入出港時間の短縮 区分 対象受益船(隻)及び受益者(人) 備考 ① 203 年間出漁日数(日) ② 170 1回当たりの入出港短縮時間(時間) ③ 整備後 漁業者労務単価(円/時間) ④ ⑤ 82 1時間当たりの燃料消費量(リットル/h) ⑥ 入出港時間短縮便益額(千円/年) 人件費 ⑦ ⑧ 総便益額(千円/年) 5)畜養水域拡大による作業時間の短縮 区分 対象受益者(人)及び受益船(隻) 受益者(人) 受益船(隻) 年間出漁日数(日) ① ② ③ 平成26年度 家島漁業協同組合 事業報告書 24 定置網業経営体数 10経営体数 10 1経営体数当たり 船舶1隻 従事者2.4人 ④ ⑤ ⑥ ⑦ 1時間当たりの燃料消費量(リットル/h) ⑧ 移動時間短縮便益額(千円/年) 人件費 ⑨ 総便益額(千円/年) H26漁業経営調査報告(別紙参照) 平成26年度 土木工事積算用平均単価 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 9.1 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 6,907 ⑩ H26漁業経営調査報告(別紙参照) 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 1.1 調査実施方法:ヒアリング調査 (定置網業経営体) 0.0 82 燃料費 ①×②×③×④/1,000 備考 1,539 船舶用軽油単価(円/リットル) 平成26年度 土木工事積算用平均単価 ①×②×③×⑤×⑥/1,000 2,575 7,886 ⑦+⑧ 170 1回当たりの往復移動短縮時間(時間) 整備前 往復距離 L=20.0km(平均航行速度18.5km/h) 整備後 往復距離 L=0.2km(平均航行速度9.3km/h) 漁業者労務単価(円/時間) H26漁業経営調査報告(別紙参照) 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 9.1 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 5,311 燃料費 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 0.10 調査実施方法:ヒアリング調査 1,539 船舶用軽油単価(円/リットル) 平成26年度 家島漁港登録漁船数 203隻 ①×③×(④-⑤)×⑥/1,000 ②×③×(④-⑤)×⑦×⑧/1,000 1,395 8,302 ⑧+⑨ 【整理番号35】 6)防波堤、物揚場及び用地の整備によるのり養殖業の効率化 区分 対象受益船(隻) 備考 ① 1 種苗受け取り回数(回/年) 整備前 整備後 1回当たりの往復移動時間(時間/回) 整備前 整備後 1回当たりの従事者人数(人/回) 整備前 整備後 漁業者労務単価(円/時間) ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 12 0 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 3 調査実施方法:ヒアリング調査 0 (のり養殖業経営体) 5 0 3,873 船舶用軽油単価(円/リットル) ⑨ 82 1時間当たりの燃料消費量(リットル/h) ⑩ 種苗受け取り作業時間削減便益額(千円/年) 人件費 ⑪ ⑫ 71 対象受益者(人) ⑬ 60 育苗管理日数(日/年) 整備前 ⑭ 整備後 ⑮ 1日当たりの労働時間(時間) ⑯ ⑰ 20,914 のり漁期生産金額(千円/年) ⑱ 生産ロスの削減(%) 整備後 生産ロス削減便益額(千円/年) ⑲ ⑳ ㉑ 38 年間操業日数(日/年) ㉒ 152 陸揚回数(回/日) ㉓ 陸揚作業短縮時間(時間/回) 整備後 陸揚作業時間短縮便益額(千円/年) ㉔ ㉕ ㉖ 38 1日当たりの労働時間(時間) ㉗ 6.00 育苗作業期間(日/年) ㉘ 育苗作業時間増加額(千円/年) ㉙ 総便益額(千円/年) ①×(②-③)×(④-⑤)×⑨×⑩/1,000 ②×⑥ H26漁業経営調査報告(別紙参照) ⑬×(⑭-⑮)×⑯×⑧/1,000 ⑱×⑲ H26漁業経営調査報告(別紙参照) H26漁業経営調査報告(別紙参照) 調査場所:家島漁業協同組合 3 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 0.033 (のり養殖業経営体) 2,214 対象従事者(人) (②-③)×(④-⑤)×(⑥-⑦)×⑧/1,000 県漁連のり共販資料 418,977 (平成23~25年3ヶ年平均値) 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 10 (のり養殖業経営体) 41,897 対象受益者(人) 平成26年度 土木工事積算用平均単価 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 15 調査実施方法:ヒアリング調査 0 (のり養殖業経営体) 6.00 育苗管理作業時間短縮便益額(千円/年) H26漁業経営調査報告(別紙参照) 水産基盤整備事業費用対効果分析のガイドライン 24.3 -参考資料-(平成26年度4月、水産庁) 697 燃料費 種苗運搬船 ㉑×㉒×㉓×㉔×⑧/1,000 H26漁業経営調査報告(別紙参照) H26漁業経営調査報告(別紙参照) 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 15 (のり養殖業経営体) ㉖×㉗×㉘×⑧/1,000 13,245 52,548 ⑪+⑫+⑰+⑳+㉕-㉙ 【整理番号35】 7)防波堤、物揚場及び用地の整備による漁船漁業作業時間の短縮 区分 対象受益者(人) ① 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 漁具補修作業回数(回/年) ② 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 漁具補修作業時間(時間/回) 整備前 ③ 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 整備後 ④ 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 漁業者労務単価(円/時間) ⑤ 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 漁具補修作業時間短縮便益額(千円/年) ⑥ 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 年間便益額(千円/年) 備考 44 45 24 14 15 20 4 1 120 120 調査場所:家島漁業協同組合 調査対象者:家島漁業協同組合職員 調査実施方法:ヒアリング調査 (漁業種別経営体) 8.0 56.0 63.0 3.0 4.0 7.0 40.0 45.0 2.5 3.5 1,424 1,887 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 5,727 872 2,904 1,253 5,434 ①×②×(③-④)×⑤/1,000 2,474 ※漁業種別に算出 732 2,613 12,506 ⑥の総計 【整理番号35】 (2)漁業就業者の労働環境改善効果 区分 対象受益者(人) 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 のり養殖業 年間労働時間(時間) 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 のり養殖業 漁業者労務単価(円/時間) 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 のり養殖業 作業状況ランク 整備前 危険性 備考 ① 23 14 10 平成26年度 家島漁業協同組合 事業報告書 8 7 10 ② 924 1,170 511 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 1,334 675 1,943 ③ 1,424 1,887 5,727 H26漁業経営調査報告(別紙参照) 872 2,904 3,873 1 調査場所:家島漁業協同組合 1 調査対象者:家島漁業協同組合職員 1 調査実施方法:ヒアリング調査 3 作業環境 重労働性 作業状況基準値Sm ④ 整備後 危険性 労働環境改善効果便益額(千円/年) 小型底引網漁業 船曳網漁業 定置網漁業 刺網漁業 せん(かご)漁業 のり養殖業 年間便益額(千円/年) ※端数処理のため各項目の和は必ずしも合計とはならない。 公共工事設計労務単価(平成26年度)より算定 (別紙参照) 0 調査場所:家島漁業協同組合 0 調査対象者:家島漁業協同組合職員 1 調査実施方法:ヒアリング調査 3 作業環境 重労働性 作業状況基準値Sm 1.175 ⑤ 1.000 公共工事設計労務単価(平成26年度)より算定 (別紙参照) ⑥ 5,295 5,409 5,121 ①×②×③×(④-⑤)/1,000 1,628 2,401 13,169 33,023 漁業経営調査報告 労務単価算出 漁業種類 延べ出漁日数 最盛期 雇用労費 従事者 (日) 瀬戸内海海区(平均) (人) (千円) 海上労働 陸上労働 雇用者 雇用者 (時間) (時間) 労務単価 (円/時間) 170 1.8 374 166 77 1,539 152 3.8 1,832 207 266 3,873 小型底曳網(5T未満) 1.9 584 120 290 1,424 船曳網(5T未満) 3.2 1,872 629 363 1,887 定置網(平均) 2.4 63 11 0 5,727 刺網(3T未満、3~5) 1.8 655 171 580 872 2.2 334 76 39 2,904 のり類養殖業 (瀬戸内) せん(かご)<その他漁業> (3T未満、3~5、5~10) 労働環境ランク別基準値 Aランク とび工 潜かん工 削岩工 トンネル特殊工 トンネル作業員 潜水士 山林砂防工 橋りょう特殊工 橋りょう塗装工 事故、障害、病気等の危険性が高い作業 労働日額 高所作業で落下等の危険性高い 18,000 地下の気密な作業室内での作業で危険性高い 23,949 削岩機や爆薬を使用する作業で危険性高い 20,268 22,547 トンネル内での作業のため、危険性高い 18,183 海面下の作業のため、危険性高い 30,028 急傾斜地や狭隘な谷間での作業で危険性高い 21,507 21,560 高所作業を伴い、落下などの危険性高い 22,802 22,094 Bランク 石工 ブロック工 鉄筋工 鉄骨工 普通船員 潜水連絡員 潜水送気員 型わく工 建設ブロック工 重労働(通常作業よりも肉体的負担が大きな作業) 労働日額 人力での屋外作業が主体で重労働 22,029 人力での屋外作業が主体で重労働 20,698 人力での屋外作業が主体で重労働 17,917 人力での屋外作業が主体で重労働 17,183 海上での作業で、重労働 18,266 海上での作業で、重労働 20,030 海上での作業で、重労働 19,942 人力での屋外作業が主体で重労働 18,194 人力での屋外作業が主体で重労働 18,953 19,246 Cランク 普通作業員 軽作業員 板金工 サッシ工 内装工 ガラス工 建具工 ダクト工 通常作業(比較的肉体的負担の小さな作業) 人力での屋外通常作業 人力での屋外軽作業 屋内での作業が主体 屋内での作業が主体 屋内での作業が主体 屋内での作業が主体 屋内での作業が主体 屋内での作業が主体 労働日額 14,619 11,296 17,900 18,334 18,223 17,185 17,306 16,130 16,374 基準値の算定 Aランクの基準値(Sa) =22,094/16,374 Bランクの基準値(Sb) =19,246/16,374 Cランクの基準値(Sc) 公共工事設計労務単価(平成25年度)より =1.349 =1.175 =1.000 別紙 ヒアリング様式 漁業種類別経営状況に関する調査 家島漁協 漁業種類 小型底びき網漁業 水揚げ金額 経費率 年間所得 年間所得 日額所得 時間所得 /経営体 /漁業者 /漁業者 /漁業者 1経営体 平均的 1日平均 あたり人数 出漁日数 操業時間 5,000,000 0.65 1,750,000 1,750,000 17,500 1,750 1 100 10 20,000,000 0.65 7,000,000 2,333,333 21,605 2,701 3 108 8 5,600,000 0.55 2,520,000 2,520,000 21,000 3,500 1 120 6 18,000,000 0.60 7,200,000 3,600,000 30,000 3,750 2 120 8 刺網漁業 6,000,000 0.65 2,100,000 2,100,000 17,500 2,188 1 120 8 かご漁業 7,000,000 0.60 2,800,000 2,800,000 23,333 2,917 1 120 8 のり養殖 35,000,000 0.75 8,750,000 2,187,500 18,229 2,025 4 120 9 平 均 13,800,000 0.64 4,588,571 2,470,119 21,310 2,690 1.86 115 8.14 船びき網漁業 採介藻漁業(いさり) 定置網漁業
© Copyright 2025 ExpyDoc