Ⅱ 調査結果 1 看護師等養成所の実習受入の有無や課題(調査票1) 平成27年度実習受入有の91病院について 表1. 実習受入や調整に関しての課題・困っていること(複数回答) n=91 選 択 肢 選択した割合 患者選定に苦慮している。 (同意が得られない、在院日数の短縮化など) 58(63.7%) 複数の学校・養成所を受け入れているため、調整に苦慮している。 51(56.0%) 新人看護職員の育成と実習の両立に苦慮している。 39(42.9%) 教員が授業等で不在のため、学生指導に苦慮している。 35(38.5%) 実習指導者の育成に苦慮している。 35(38.5%) その他 ・入院期間が短縮化され、学校の要望に沿った患者選出ができない。また、実習に備えた情報がぎりぎりでないと 提供できない。 ・新人助産師の育成をしたいが、学生を受け入れ10例分娩をとらせるために、施設の助産師教育が遅れてしまう。 ・短い実習期間において実習目標に到達させるため、実習内容にいつも苦慮している。 ・成人看護実習に対し、高齢者の割合が高く患者選定に苦慮している。 ・患者が高齢者のみのため、老年看護実習のみとなる。また、コミュニケーションを取れる患者が少ない。 ・一部の指導者に負担がかかる。 ・教員数が足りない。業務にゆとりがないため指導者研修に出しづらい。スタッフの理解を得ることが難しい。 ・学生記録室、ロッカールーム等の確保が困難。 ・人員不足で学生指導だけに関わることができない。 ・療養病棟では、看護師が少なく指導体制が十分ではない。従って、フィールドは提供できるので教員の指導者が 確実に必要。 ・1グループ7~8名の学生が来るため、指導が十分できない。4~5名にして欲しい。 ・看護要員の不足 1 平成27年度実習受入無の69病院について 表2. 実習受入不可の理由(複数回答) N=65 選 択 肢 選択した割合 指導体制が整えられていない。(実習指導者講習会修了者がいない) 56(86.2%) 学習環境として整備できていない。 (必要物品、実習生受入のためのスペース等) 48(73.8%) 新人看護職員の育成と実習の両立が難しい。 30(46.2%) 看護体制が十分でない。(看護職員数が少ない) 23(35.4%) 受け持ち可能な患者がいない。(同意が得られない、在院日数の関係等) 8(12.3%) その他 ・平成28年より実習の受け入れが決まっている。 ・見学実習程度なら可 (8病棟30人) ・業務に追われ時間的余裕がない。 産科病棟について 表3. 産科病棟の有無 表4.産科病棟の形態 あり なし 混合病棟 単独病棟 40 120 26 14 表5. 産科病棟の実習受入有無 表6. 産科病棟の実習追加受入の可否 あり なし 可 否 39 2 2 39 表7. 分娩取扱中止の予定の有無 表8. 産科病床数縮小の予定の有無 中止予定あり 中止予定なし 縮小予定あり 縮小予定なし 0 40 1 39 小児科病棟について 表9. 小児科病棟の有無 表10. 小児科病棟の形態 あり なし 混合病棟 単独病棟 41 119 23 18 表11. 小児科病棟の実習受入有無 表12. 小児科病棟の実習追加受入の可否 あり なし 可 否 36 5 2 39 表13. 小児科病棟の閉鎖予定の有無 表14. 小児科病床数縮小の予定の有無 閉鎖予定あり 閉鎖予定なし 縮小予定あり 縮小予定なし 0 41 1 40 2 精神科病棟について 表15. 精神科病棟の有無 表16. 精神科病棟の形態 あり なし 混合病棟 単独病棟 22 138 4 18 表17. 精神科病棟の実習受入有無 表18. 精神科病棟の実習追加受入の可否 あり なし 可 否 16 6 4 18 表19. 精神科病棟の閉鎖予定の有無 表20. 精神科病床数縮小の予定の有無 閉鎖予定あり 閉鎖予定なし 縮小予定あり 縮小予定なし 0 22 2 20 3
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