【溶解度(演習問題)】 1 溶解度は、溶解平衡における濃度をいうので、共存する固相の量とは無関係である。 →〇 2 結晶多形において、安定形の溶解度は準安定形に比べて大きい。 →×:小さい 3 同じ薬物の無水物と水和物を比較した場合、一般に水に対する無水物の溶解度は水和物に比べて 大きい。 →〇 4 一般に化合物の溶解度は、準安定型の方が安定型よりも大きい。 →〇 5 薬物の結晶多形を検出できる方法はどれか。1 つ選べ。→解答:2 6 薬物の溶解度は、温度、pH に無関係である。 →×:溶解度は、温度、pH 及び固体の性質の影響を受ける 7 溶解度と温度との関係は、融解曲線によって表される。 →×:温度-溶解度曲線 8 全ての固体の水に対する溶解度は、温度の上昇と共に増加する。 →×:一部の薬物は温度上昇と共に溶解度が減少する 9 温度と共に溶解度が増加する場合を吸熱溶解という。 →〇 10 温度を下げることにより溶解度が減少する場合、その溶解反応は発熱反応である。 →×:溶解反応は吸熱反応 11 溶解熱は、溶質の融点と溶解度及び絶対温度との関係から求めることができる。 →〇 12 溶解熱が等しい化合物の場合、融点の高い化合物は低い化合物に比べてその溶解度が大きい。 →×:小さい(テキスト 8 ページのパターン②参照) 13 融点が等しい化合物の場合、溶解熱の大きい化合物ほどよく溶ける。 →×:この問題の場合、温度設定がされていないので、溶解熱が大きい化合物がよく溶けるか、 溶解熱が小さい化合物がよく溶けるか判断できない。 (テキスト 8 ページのパターン①参照) 11 14 非電解質の溶解度は pH に無関係に一定である。 →〇 15 弱酸性薬物の溶解度は pH に無関係に一定である。 →×:弱酸性薬物の溶解度は、pH の上昇に伴い増大する。 16 分子形の溶解度は pH の影響を受けずに一定である。 →〇 17 弱酸性薬物の分子形の割合は、pH の増加と共に小さくなるが、分子形の溶解度は大きくなる。 →×:分子形の溶解度は変化しない 18 酸性薬物の溶解度が、その分子形溶解度の 2 倍に等しくなった時の pH は、その薬物の pKa に 等しい。 →〇 次の各問いに答えよ。ただし、溶解度の単位は mg/mL である。 19-22 pH 2 3 4 5 6 溶解度 0.020 0.020 0.022 0.040 19 この薬物は弱酸性薬物か。それとも弱塩基性薬物か。 1 弱酸性薬物 2 弱塩基性薬物 →解答:1 20 分子形の溶解度(mg/mL)として、最も近い値は次のどれか。 1 0.020 0.040 2 3 0.080 4 0.220 5 0.100 5 0.100 →解答:1 21 この薬物の pKa として、最も近い値は次のどれか。 1 2 3 2 3 4 4 5 5 6 →解答:4 22 pH6 の溶解度(mg/mL)として、最も近い値は次のどれか。 1 0.020 →解答:4 2 0.040 3 0.080 4 0.220 pH6の時、分子:イオン=1:10→従って、M=11 Cs=M×[分子形]=11×0.020=0.22 12
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