リート・ウィークリーレポート - DIAMアセットマネジメント

情報提供資料
リート・ウィークリーレポート(2016/3/29)
マーケットデータ(2016/3/25)
※リート平均配当利回りは2016年2月末時点
リート指数
為替(対円)
金利
終値
(%)
騰落率
リート平均
配当利回り
終値
騰落率
先進国(含日本)
882.57
-0.6%
4.11
先進国(除日本)
876.08
-0.8%
4.22
日本
397.04
+0.4%
米国
1122.48
-1.5%
米ドル
113.08
839.74
-1.7%
カナダドル
1105.82
-2.2%
英国
80.13
豪州
(%)
-0.09
2.96
+1.4%
1.90
4.02
85.24
-0.6%
1.27
6.53
ユーロ
126.28
+0.4%
0.18
4.15
-2.1%
英ポンド
159.69
-1.1%
1.45
3.46
623.78
+0.2%
豪ドル
84.89
+0.0%
2.57
5.00
シンガポール
480.73
-1.0%
82.42
+0.4%
1.97
6.60
香港
493.18
-3.0%
14.62
+1.6%
1.36
4.83
カナダ
欧州(除英国)
シンガポール
ドル
香港ドル
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※騰落率については、原則先々週末(営業日ベース)の値を基に算出し小数点第2位を四捨五入して表示。
※【リート指数】・【リート平均配当利回り】先進国(含日本)・先進国(除日本)、日本・米国・カナダ・欧州(除英国)・英国・豪州・シンガ
ポール・香港:S&P 先進国 REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨
ベース、配当込み、為替ヘッジなし)の値および平均配当利回り。
※【為替】NY市場終値。※【金利】各国・地域の10年国債利回り。ただし欧州(除英国)はドイツ10年国債利回りを使用。
リート市場の動き
【直近3カ月間:2015/12/25~2016/3/25】
(ポイント)
【2004/3/31~2016/3/25】
(ポイント)
950
1,200
890
800
830
400
0
770
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
04/3
06/3
08/3
10/3
12/3
14/3
(年/月)
(出所:S&PのデータをもとにDIAM作成)
※先進国(含日本)のREITインデックスのグラフデータ:S&P先進国REITインデックス(円換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
商 号 等 / DIAMアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号
加入協会/ 一般社団法人投資信託協会
一般社団法人日本投資顧問業協会
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リート・ウィークリーレポート
マーケット動向(2016/3/21~2016/3/25)
【日本】
J-RETI市場は上昇しました。前週まで利食い売り圧力が強く、他国市場に比べ上値の重い展開となっ
ていましたが、22日に国土交通省から発表された公示地価において、商業地の地価が8年ぶりに上昇した
ことなどが明らかになり、不動産セクターに対する投資家心理が好転したものとみられます。日銀は3月
25日にJ-REITを12億円、買い入れています。なお、21日の日本市場は休場となっています。
【米国】
米国リート市場は下落しました。2月の中古住宅販売件数が予想以上の減少となったことに加え、セン
トルイス連銀のブラード総裁が4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げを検討すべき、と発言し
たことが嫌気されました。中古住宅販売件数の減少について、データを集計した全米不動産協会は、1月
の大雪に加え、住宅価格の上昇が影響した可能性がある、としています。なお、25日の米国市場は休場
となっています。
【欧州】
欧州リート市場は下落しました。ドイツの3月の企業景況感指数や、ユーロ圏の製造業およびサービス
業PMIなどマクロ指標は全般に堅調でしたが、22日に起きたブリュッセルでの連続テロを受け、週後半
にかけて投資家のリスク回避姿勢が強まりました。なお、25日の欧州主要市場は休場となっています。
【豪州】
豪州リート市場は小幅に上昇しました。大手銀行の不良債権が、鉱業向けを中心に予想以上に拡大し
たことなどを嫌気し株式市場は軟調でしたが、リートはディフェンシブ性を発揮しました。RBA(豪州
準備銀行)のスティーブンス総裁は講演の中で、ローン規制の効果で都市部住宅価格の上昇ペースが鈍
化していることに満足感を示すとともに、深刻な景気悪化が起きれば追加緩和に踏み切る姿勢を改めて
示しました。なお、25日の豪州市場は休場となっています。
【アジア】
アジアリート市場は下落しました。軟調に推移した欧米株式市場に追随しました。2月の鉱工業生産が
前年比4.7%のマイナスとなるなど、シンガポールの景気は依然として低迷しています。24日には景気刺
激のための拡張的な新年度予算案が国会に提出されましたが、市場は反応薄でした。なお、25日の香港
およびシンガポール市場は休場となっています。
トピックス
■
高まるリートの資金調達意欲(米国)
2月中旬以降の米国リート市場の上昇は目覚ましく、これによって公募増資を通じたリートの資金調達
意欲も高まりつつあります。先週にも複数のリートが増資を発表していますが、市場の反応は様々です。
例えば、デュポン・ファブロス・テクノロジー(特殊)のリート価格は発表後に上昇する一方、リー
ジェンシー・センターズ(小売)のリート価格は下落しています。前者は、リート価格に割安感があっ
たうえ、調達した資金をデータセンターの拡張や新規物件の取得に充てる方針であったことから、業績
拡大が期待されリート価格はポジティブに反応しました。一方、後者は資金を負債圧縮に充てる方針な
どが嫌気された模様で、下落しました。リート市場が大きく上昇する中でも、銘柄による選別が冷静に
行われていることがうかがえます。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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各国・地域別グラフ(2015/12/25~2016/3/25)
《日本》
(ポイント)
410
※各国および地域のリート指数、為替の使用
データについては、P.1「マーケットデータ」の
注記をご参照ください。
日本リート指数
380
350
320
12/25
1/25
2/25
《米国》
(ポイント)
1,200
3/25
(月/日)
(円)
米国リート指数
1,100
120
1,000
115
900
12/25
1/25
2/25
3/25
110
1,280
12/25
(月/日)
《欧州(除く英国)》
(ポイント)
(円)
欧州リート指数
140
1,060
130
950
120
1/25
2/25
《英国》
(ポイント)
95
12/25
3/25
(月/日)
(円)
英国リート指数
180
81
165
2/25
3/25
(月/日)
1/25
2/25
3/25
(月/日)
英ポンド/円
195
88
1/25
ユーロ/円
150
1,170
12/25
米ドル/円
125
150
74
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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《豪州》
(ポイント)
640
(円)
豪州リート指数
93
600
88
560
83
520
78
12/25
1/25
2/25
3/25
《シンガポール》
(ポイント)
520
12/25
(月/日)
(円)
シンガポールリート指数
93
480
88
440
83
400
豪ドル/円
1/25
2/25
3/25
(月/日)
シンガポールドル/円
78
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
《香港》
(ポイント)
530
12/25
(円)
香港リート指数
16.4
490
15.6
450
14.8
410
1/25
2/25
3/25
(月/日)
香港ドル/円
14.0
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
12/25
1/25
2/25
3/25
(月/日)
(出所:S&P、BloombergのデータをもとにDIAM作成)
【各指数の著作権等】
■Standard & Poor’s®並びに S&P®は、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシーズLLC(以下「S&P」)の登
録商標です。Dow Jones®は、ダウ・ジョーンズ・トレードマーク・ホールディングズLLC(以下「ダウ・ジョーンズ」)の登
録商標です。これらはS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCに対して使用許諾が与えられており、DIAMアセットマネジメ
ント株式会社に対しては特定の目的のために使用するサブライセンスが与えられています。S&P 先進国 REITインデックス(円
換算ベース、配当込み、為替ヘッジなし)、S&P 各国・地域 REIT インデックス(現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジな
し)はS&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが所有しており、DIAMアセットマネジメント株式会社に対して使用許諾が与
えられています。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスLLC、ダウ・ジョーンズ、S&Pおよびその関連会社は、DIAMアセット
マネジメント株式会社の商品を支持、推奨、販売、販売促進するものではなく、また投資適合性についていかなる表明をするも
のではありません。
※巻末のご注意事項等を必ずご確認ください。※上記は過去の実績であり、将来の市場動向を保証するものではありません。
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