経済学部石﨑君の米国体験記 ―皆が大好きなディズニー、けれどもどうしてこんなにも楽しいのでしょうか？― 私は今回の留学で、カリフォルニア州のリバーサイドという街に行って参りました。ロサンゼルスから約５０㎞離れた場所にあります。私はそのリバーサイドで、本当に大切なことを学んできました。まず、リバーサイドは多国籍タウンだということを知りました。世界中の様々な都市と姉妹都市になり、お互いに文化や考え方を尊重し合い、たくさんの人たちと交流している街みたいです。日本とは仙台市と姉妹都市を結んでおり、現地には仙台からの日本人留学生がたくさんいました。日本以外でも韓国、中国、アフリカから留学している方もたくさんいらっしゃいました。出身地だけでなく、文化も生活スタイルも全く違うのに、皆が笑顔で楽しく交流することができる素敵な街だと感じられました。また、ロサンゼルスツアーの一環として、「Japanese American National Museum」にも訪問いたしました。その時のガイドさんは、日系アメリカの方で、第二次世界大戦の際に日本からアメリカに渡ったそうです。当時は敗戦した日本や中国からは、多くの方が強制的にアメリカに行き過酷な労働をさせられたそうです。その方は「日本人だから、中国人だからといった差別は絶対にダメ、互いにコミュニケーションをとってより良い関係を築くことが大事であり、そのことをこれからの世界を担う人たちに知ってほしい」と話してくださいました。６０周年を迎えたディズニーランドは多くの人たちで賑わっていました。スタッフもゲストたちもミッキーたちもみんな笑顔でした。みんな生まれた場所は様々で、しかもネズミ、犬、クマ、車などなど、それぞれ違った種類のキャラクターがいます。みんなそれぞれ違うけれども、差別はなく皆で尊重しあい互いに絆を深めている、だから夢の国では悲しみを忘れ、いつも笑顔があふれて皆が楽しいと感じることができるのだと思うことができました。ミッキーたちが６０年間も同じドリームランドで生活できている理由はここにあるのではないでしょうか。 2020 年、東京でオリンピックが開催されます。過去になかった最高のオリンピックにするためは、上記に書いたミッキーたちが教えてくれた、皆が楽しめる魔法を使わなければなりません。無テロで無差別で、皆が主役の夢の国日本、夢の街東京をつくるためのヒントを、今回の留学で学ぶことができました。城西大学経済学部坂戸キャンパス：埼玉県坂戸市けやき台１－１電話：０４９－２７１－７７１１（入試課）