第49回卒業式・ 第38回大学院学位記授与式

第49回卒業式・
第38回大学院学位記授与式
3月20日、第49回卒業式・第38回大学院学位記授与式が35周年
「今の自分を正しく認識し、決して
記 念 館アリー ナで行われた。1792名の卒業生、修了生が、晴れ
現 状に満 足しないこと。自 分 の
やかな門出の日を迎えた。
夢は何 な のか、どのような 人 間
犬井正学長は、式辞の中で「獨協大学の目的と使命は、学則に
になりたい のか、夢を叶 えるた
あるように国際的な教養を備えて社会で活躍し得る自律的な人間
めには何をしなければならない
を育てることです。この学則が定められたのは今から半世紀も前
のか、常に考え行動してください」
と祝辞があった。
ですが、その内容にはある種の普遍性があり、今こそこの『学則』に
卒 業 生を代 表し棚 邉 知 世さんは「 私たちは獨 協 大 学で真 理を
定めた人間像が求められる時代です。本日卒業する皆さんには、
学び、生涯の友を作り、勉強の習慣と思いやりを身につけました。
働く場所や内容がどのようなものであっても、常に国際社会に通用
私 たちはこれから社 会に旅 立 ち 、どのような 状 況 下にお い ても
するセンスとスキルを養い、それを仕事にフルに活用することで、
『 正しく働き、正しく生きる』ということをたゆみなく継続し、日々
揺るぎない人生を築いていただきたい」
と述べた。
精進してまいります」
と述べた。
また 寺 野 彰 獨 協 学 園 理 事 長 から「 皆さん は 、複 雑 化 する国 際
情勢の中、社会に旅立つことになります。本学で身につけた広く
学位記取得者は次のとおり。
( )内は総代氏名。
深い教養をもって社会の動きをしっかりと見据え、積極的に創造性
学 士 独110名(宇津木璃音)、英244名(小島綾夏)、仏94
を持って活躍される
名(小蔵菜都美)、交100名(柳沼衣蕗)、言150名(森本郁佳)、
ことを期 待しており
済 3 2 1 名( 須 田 愛 弓 )、営 3 7 2 名( 鈴 木 元 也 )、律 2 2 3 名( 山 田
ま す 」と の メッセ ー
梨紗)、国関法86名(井上友佑)、総74名(鮎澤南美)
ジがあった。
博 士 経済学研究科経済・経営情報専攻1名(浅井勇一郎)
さらに来賓を代表
法務博士 法務研究科法曹実務専攻6名(永島涼帆)
して 一 般 社 団 法 人
修 士 外国語学研究科ドイツ語学専攻1名
(保坂千鶴子)
、英語
獨協大学同窓会から
岩﨑賢三同窓会長が
学専攻5名(長井杏奈)、経済学研究科経済・経営情報専攻5名
(庄華)
犬井 正 学長式辞(抜粋)
皆さんを迎える現代の社会は、未曾有の変化に直面してい
ます。過激派集団によるテロ、地球環境問題などがグローバル
な規模で世界各国に影響を与えています。経済に目を向けて
みれば、いまの日本の財政はきわめて厳しい状況にあります。
これからの社会で生きていくためには、グローバル化の中では
内向きの志向だけでは生き抜くことが難しく、国際的な視点で
情報を分析し、判断し、行動することが求められています。
本学の建学理念は、
「 大学は学問を通じての人間形成の場で
ある」
という天野先生の有名な言葉です。獨協大学は単に学問
を教授する場ではなく、教えるもの、学ぶものが一体となって
「人間形成」
という営為を成し遂げる場なのです。このキャンパス
で、どのような学びを究め、どのように人 間 性を高めることが
できたのでしょう。
本日学窓を巣立っていく全ての卒業生と修了生が、これから
社会に出て有意義で幸福な人生を歩むことを心から祈念いた
します。ご卒業おめでとう。
キャンパスニュース
本日はご卒業、修了おめでとうございます。獨協大学の教職
員一同、皆さんの門出をお祝い申し上げます。
このたび学部を卒業する学生の数は、合計で1774名になり
ます。また、修了される大学院生は、18名になります。
本日、学部を卒業されるのは、
5年前に起きた3月11日の東
日本 大 震 災 後 、初めての 入 学 式を行うことができた皆さん 方
です。
5年を過ぎましたが、大震災や大津波の被害、そして原子
力 発 電 所 の 事 故などにより、犠 牲になられた方や被 災された
方々に、復興の歩みが早急に進むことを祈念し、改めて衷心より
お見舞い申し上げます。
獨協大学の母体である獨協学園の前身の獨逸学協会学校は、
明治16年(1883)に誕生してから132年が経ちました。獨協
大学は、昭和39年(1964)
に草加の地に開学してから50年が
経ち、昨年度、創立50周年をむかえました。皆さんは本日、獨協
大 学 の 5 0 年を超える歴 史と獨 協 学 園 1 3 2 年 の 歴 史を掲 げ 、
誇りをもって社会人としての歩みを始めることになります。
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