第一回 3 次元総プロ委員会議事要旨 〇国土地理院より、資料1に基づき本委員会の要綱について説明した。 〇国土地理院より、資料2に基づき今回の研究課題「3次元地理空間情報を活用した安 全・安心・快適な社会実現のための技術開発」について概要を説明した。 〇国土地理院より、資料3に基づき、個別課題である「屋外3次元空間における高精度衛星 測位の適用範囲拡大のための技術開発」について説明した。 これに対して、委員から、測位している位置を正確に把握するためには、まず概略位置を 把握する必要がある旨指摘をいただいた。それに対し、ある程度の精度での測位結果から、 確実とみられる衛星を用いて測位を行う研究もなされている旨指摘をいただいた。 また、委員から、研究の対象として、衛星の可視性を評価するのか、あるいは壁から反射 して受信されたマルチパスの分析もあわせて行うのか、という質問をいただいた。それに対 して、国土地理院より、当面双方をスコープにおきつつも、今後の検討状況を踏まえて対応 する旨回答した。 ○国土地理院より、資料4に基づき、個別課題である「屋内測位の精度向上・屋内外シーム レス化に関する技術開発」について説明するとともに、第 1 回位置情報基盤ワーキングの報 告を行った。 これに対して、委員から、国際標準への対応を検討すること、位置情報基盤が安定的に運 用される必要があること、位置情報サービスの事業者の意見を聞くこと、場所情報コードを 運用面から十分検討すること等の指摘をいただいた。 また、委員から、位置情報サービスをインフラとして役立てるため、オープン化を基礎と なる考え方として検討することと、地図との紐付けの考え方が重要である旨指摘をいただ いた。 〇国土地理院より、資料5及び資料6に基づき、個別課題である「3次元地図の仕様」及び 「3次元空間モデリングシステムの構築」について説明した。 これに対して、委員から、国際標準への対応については、OGC で議論されている国際標 準についても念頭に置きつつ検討することが望ましい旨指摘をいただいた。 また、委員から、標準に基づくデータを取り扱うツールを作成することが、その普及の上 で重要である旨指摘があり、それに対して、委員から、標準案を提示した後でのアプリコン テストの成果の活用なども有効で、あわせてそういった場面での仕様の改定の検討も有効 である旨指摘をいただいた。 〇次回の委員会は年度末に開催し、また位置情報基盤ワーキングについては年度内に数回 開催し検討を進めることとなった。
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