Study of Low-noise Railway Gear Unit using Virtual Performance Solution (Second report) VPS(Virtual Performance Solution)を用いた鉄道用歯車装置低騒音化の研究 (その 2:新幹線歯車装置の各速度域での特性評価) Railway Technical Research Institute (RTRI) Drive Systems Vehicle Control Technology Division SASAKURA Minoru (公財)鉄道総合技術研究所 動力システム研究室 笹倉 実 Abstract / アブストラクト 鉄道車両の力行時の振動及び騒音は噛合い 1 次成分が中心であるが、高速時などで は数 kHz の高次成分が目立つことがある。主電動機など他の騒音源の低騒音化は進ん でいるが、歯車系の対策は依然残された課題である。また、周囲騒音が低下した環境で は、高周波領域の騒音は、耳障りな音として感じられるため、官能的な面でも対策は重要 である。現象解明及び対策にはシミュレーション手法の確立が必要である。本講演は、 PUCA2014 の続報である。新幹線歯車装置の高速域までの振動・騒音測定結果を述べる とともに、VPS を用いた実車歯車モデルの噛合い解析と、歯車箱の音響解析の結果につ いて、速度変化に着目した評価と課題を述べる。
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