【繰り返し加震実験からみた、GVA制震工法の耐震効果】 <荷重と変形

【繰り返し加震実験からみた、GVA制震工法の耐震効果】
荷重
[KN]
<荷重と変形の比較実験>
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
GVA
筋かい
合板
GVA+筋かい
筋かいや合板のフレームが破壊するような変形時でも、
GVAフレームは高い耐力を発揮し続けます。
○合板・筋交いフレーム単体は、層間変形角(柱の
変形の程度)が約1/30を境に、壊れてしまってい
ます。
1/ 72
0
1/ 1 8
0
1/ 60
2/ 4 5
○GVAフレーム単体では、層間変形角2/45を超え
層間変形角[rad]
ても壊れることなく、高い耐力を持続しています。
○GVAフレーム+筋交いのフレームでは、合板・筋
交い単体フレームと比較し、地震に対して3倍以上
の耐力を発揮しています。
【資料提供 東京理科大学理工学部井口研究室】
実験後の合板フレーム
繰り返しの加震で合板を止め
ていた釘が切れています
【エネルギー法からみた、GVA制震工法の耐震効果】
耐力壁別 エネルギー消費量比較図
250
200
GVA
筋かい
合板
エネルギー
150
消費量
[KN・m]
100
○GVA・合板・筋交い各単体フレームに対して繰り返
し加震実験を行い、地震エネルギー吸収量を計測し
あらわしたのが左のグラフです。これによると、GVA
50
フレ−ムは他のフレームと比較し、地震エネルギー
0
2
1 /7
ビル制震で実績のある住友3MのVEMダンパーが、
木造でも威力を発揮。減衰効果で地震エネルギーを
吸収します。
0
80
1 /1
1 /6
0
2 /4
5
層間変形角[rad]
吸収能力が約4倍あることが確認されました。
【資料提供 東京理科大学理工学部井口研究室】
【GVA制震工法を設置した際の耐震効果】
■モデル例:延べ床40坪程度総2階建
80%
○GVAフレームをバランスよく適正配置した際、
衝 撃 度
・地震の衝撃を20%
・地震の揺れを半分
50%
・建物の損傷を60% 低減させることが可能です。
揺 れ 幅
したがって1回の地震に耐えるだけでなく、以後繰り返
し発生する地震に対しても高い効果を発揮し続けます。
40%
これにより住まいという大切な財産を、末永く維持す
ることが可能になるのです。
損 傷
自社実験解析に基づく
※この配置量の決定は、建物において建築基準法で定められている耐震
壁の剛さの総量とバランスから割り出されます