ピタスチール工法 - 一般財団法人日本建築総合試験所(GBRC)

(一財)日本建築総合試験所
建築技術性能証明 評価シート
【技術の名称】
ピタスチール工法
-鉄骨造建築物の外付耐震補強工法-
性能証明番号:GBRC 性能証明 第 15-06 号
性能証明発効日:2015 年 6 月 8 日
【取得者】
矢作建設工業株式会社
【技術の概要】
本技術は、
既存架構の外側に補強架構を配置し、
既存架構と補強架構をブラケットで緊結して既
存架構の耐震性能を向上させる外付耐震補強工
法である。一般に、既存架構の外側に補強架構を
設けると、
既存柱に偏心によるねじりが生じて補
補強梁
補強スチフナ
ブラケット
強効果が発揮できないことが多い。本技術では、
既存柱のねじりに対し、
ブラケットと補強架構の
補強柱
筋違材
梁を強軸曲げで抵抗するよう配置することで既
既存柱
存柱のねじりを拘束し、
既存架構の水平力を補強
架構に伝達することを可能としている。
【技術開発の趣旨】
本技術は、
耐震補強工事を行うために操業を停
止できない工場や、
固定された設備が多く内部に
工法概要
耐震補強部材を設置できない鉄骨造建築物に対
し、従来の内部からの耐震補強工事ではなく、外
水平荷重(kN) 250
側から工事を行うことができる耐震補強工法と
200
して開発されている。
150
0.80
1.79
2.40
2.88
3.30
F値
100
【性能証明の内容】
50
本技術についての性能証明の内容は、
以下の通
0
-0.04
-0.03
-0.02
-0.01
りである。
申込者提案の「ピタスチール工法
0.00
0.01
0.02
0.03
0.04
層間変形角(rad)
-50
設計・施工
-100
マニュアル」に従って設計、施工された耐震補強
-150
架構は、
同マニュアルで規定している変形性能を
有し、その構造性能は、同マニュアルに示された
-200
外付補強(ピタスチール工法)
F値
3.30
2.88
2.40
1.79
0.80
-250
設計値
方法で適切に評価できる。
履歴性能
【本技術の問合せ先】
矢作建設工業株式会社 地震工学技術研究所
〒461-0004 名古屋市東区葵 3-19-7
担当者:深津 尚人
TEL:(052)935-2413
E-mail:[email protected]
FAX:(052)935-6765