ODXStudio

診断
ODXStudio
シンプルで使いやすい ODX データ作成ツール:診断データを閲覧、編集
ODXStudio の概要
ODXStudio は、ODX 形式データを作成するため
の、使いやすいオーサリングツールです。実際に
使われているすべての ODX カテゴリーに対応して
おり、ODX データを利用した開発プロセスのプラッ
トフォームとして利用するのに最適です。
> ODX-D (診断データ)
> ODX-C (通信パラメーター)
> ODX-V (車両内での ECU へのアクセス方法)
> ODX-F (フラッシュデータコンテナ)
> ODX-E (ECU の設定データ)
> ODX-FD (システムの機能と診断データの関連づけ)
バージョン 3.2 の新機能
ステータス概要
> サービスおよび DID のステート依存性の概要
テーブル (表形式) データの扱いを改良
> クリップボードを用いたテーブルコンテンツの
コピー&ペースト
> マイクロソフト エクセルなどの表形式データとの
データ交換
> CSV 形式のファイルからテーブルコンテンツを
簡単にインポート
> インポートされたデータをテーブルのカラムに
個々に割り当てるためのウィザードを搭載
さらに最適化した機能
機能
ODXStudio で新規に ODX データを作成する場合、
マスタープロジェクトをベースにします。マスター
プロジェクトには、標準のライブラリーやそのまま
利用できるデフォルト設定など、ベースとなる仕
様が規定されており、ODX データの新規作成に
要する工数を大幅に削減できます。
ODXStudio では ODX カテゴリーごとに ODX 編集
画面を設けています。各カテゴリーのデータ形式
に合わせた表示にすることで、作業工数を減らせ
ます。さらに、各カテゴリーごとに上記のプロセ
ス画面を設けることもできます。このプロセス画
面では、たとえばユーザーのデータ入力に制限を
加えて、オーサリングガイドラインに準拠したデー
タ作成を促すことができます。また表示する項目
を制限して、担当する業務に関係しないカテゴリー
のデータを見せないようにもできます。
その他の機能
> ODX 2.0.1/2.2.0 チェッカーを装備。 ODX 仕様
で規定されたチェッカールールはもちろん、さ
まざまなルールを実装
> 便利な検索機能
> 広範なフィルタリング機能
> 強 力 な 比 較 機 能:ODXStudio プロジェクトや
PDX アーカイブにまたがって、ファイルレベル
> 外部プログラムを簡単に統合可能
> 継承関係やステート遷移のための機能を複数
搭載
フォーマットのまま処理
> ODX 2.0.1 および 2.2.0 の、それぞれのデータ
フォーマットに合わせた専用画面
> ODX 2.0.1 および 2.2.0 チェッカーを内蔵
> 使いやすいユーザーインターフェイスを備えて
おり、編集作業が簡単
> ODX 形式にネイティブ対応しており、他のツール
とデータをやり取りする際の副作用が生じない
> 100MB を超えるような大きなサイズの ODX デー
タでも、高速に処理
> すべての ODX カテゴリーに対応
> 優れたスケーラビリティー:1つの ECU から車両
全体の仕様を表す ODX データを作成可能
> お客様からのご要望により、自動車メーカーが独
自に定めるオーサリングガイドラインにも対応可能
ODXStudio は、 ODX データを使った開発プロセスに携わるすべての方にお使いいただけるツールです。
開発部門で ODX データを作成・管理したり、製造部門やサービス部門で ODX データを確認・加工したり
するのに利用できます。また、ODXStudio は、1つの ECU のデータから1つの車両プラットフォームのデー
タまで、さまざまなレベルの ODX データを扱えます。自動車メーカーの方でも ECU サプライヤーの方で
も同じように、便利にご利用いただけます。 ODXStudio は、 ODX2.0.1 形式のデータも 2.2.0 形式のデー
タも、それぞれのデータフォーマットのまま処理できます。さらに、これらの形式間の変換も可能ですので、
古い形式のデータを新しい ISO-ODX 形式 (ODX 2.2.0 形式は、ISO 22901-1 として ISO 化されています)
に変換し、再利用するのにも便利です。 ODXStudio では、標準の編集画面に加えて専用画面を設け、ユー
ザーの業務内容によってこれらを使い分けることが可能です。
ODX 編集画面:ODX のエキスパート用に、 ODX のフォーマットに則した形で ODX データの各要素を表示
して自在に編集できます。
プロセス画面:各 ECU の設計担当者は、実際の ODX データ構造を知らなくても、変更可能な要素だけ
を単純な形で表示して編集できます。
ECU 編集画面:サポートされる DID と DTC を入力するだけで、 UDS に対応した ECU の設定ができます。
この機能は、 ODX にまだ慣れていない場合に特に便利です。
> ODX 2.2.0 の RS (Recommended Style) 仕様
を前提とした、よりシンプルな ODX-D データ編
集画面
> HTML および RTF 形式レポートの自動生成
> CANdelaStudio で 作 成した CDD ファイ ル の
インポートも可能
> バッチ生成:フラッシュコンテナの自動生成
> 処理の高速化。 たとえば 280MB の ODX デー
タを 32 秒で読み込み可能 (2.1GHz の Core 2
Duo T7500 CPU と、2GB の RAM を 装 備した
PC での実例)
ODXStudio に関する情報:
www.vector.com/vj_odxstudio_jp.html
※記述されている内容は予告無く変更されることがあります。 ( 発行日:2015 年 8 月 6 日 )
www.vector-japan.co.jp
> ODX 2.0.1 お よ び 2.2.0 形 式 デ ー タ を、ODX
応用分野
から要素データレベルまで、さまざまなレベル
での比較が可能
ベクター・ジャパン株式会社
機能概要