第21号(平成27年9月25日発行)

学 校 教 育 目 標
〔 豊かな心
たくましい実践 〕
第21号
2015,9,25 発行
出雲崎町立出雲崎中学校
●●吹奏楽部定期演奏会
9月23日(水)秋分の日に第17回の吹奏楽部演奏会が行われました。3年生吹奏楽部の3人の活動も、こ
れで一区切りを迎えます。当日は休日の午後に開催されたのですが、多数の生徒・保護者・地域の方が演奏を聴
きに来校しました。部長の____さんのあいさつの一部を紹介します。
本日はお忙しい中、定期演奏会にご来場いただきまして、誠にありがとうございます。…….3年生で部
員8人をまとめることも大変で、先生の力も幾度となくお借りしました。しかし、大会に向けて暑い夏の
練習を過ごす中で、4月当初よりは音も大きく出るようになり、こうして恒例の定期演奏会にこぎ着くこ
とができました。…….自分で考えて自信をもって行動できるようになることは、今後とも部員の課題です。
.私たち3年生は本日をもって引退となります。このメンバーで最後の演奏を満足できるものにしたいと
思います。そして、今まで支えてくださった地域、保護者の皆様への感謝の気持ちを忘れず演奏しますの
で、ごゆっくりお楽しみ下さい。
2部構成の定期演奏会でした。練習してきた曲の演奏はもちろん、楽器の紹介や『トトロ』の劇もあり、盛りだくさんな内容でした。
▲▲スタートスタディが終わり、受験に向け次の学習が始まります
2年生の冬休みの宿題から始まった『スタートスタディ』。これまでの復習を目的として、家庭学習で取り組
んできました。テキストを見て答えをノートに書く1回目の学習が、今年5月のゴールデンウイークに終わり、
テキストに直接答えを書き、自己採点する2回目がこの25日(金)で完了しました。これまで一教科約90ペ
ージ分の教材を5教科分450ページ、それを2回学習したことになります。
9月28日(月)からはすでに購入してある、
『スタディ・スタンダード』
『スタディ・トライアル』の学習が
始まります。この教材では3年生での学習内容の復習も含め、毎週一教科6回分の単元を学習します。1月には
5教科分の復習が完了するように進めており、2日目の入試対策なども余裕を持って学習で
きるように計画させていただきました。すでに生徒には計画表を配布し、学習の配慮事項な
ども明記させていただきました。
国語
1回~6回
10月2日(金)
が新しい教材の第1回目の提出日となっています。生徒が計画的に学習に取り組み、余裕
をもって提出できるように、ご家庭でも励ましていただければ幸いです。
★★先週から今週のスナップ
美術の授業では版画の制作を行っています。それぞれに色
の配置など工夫が見られ、学習発表会の展示が楽しみです。
放課後学習が始まりました。9月16日(水)英語の放課後学習
では、品詞の確認をすることで、英語の仕組みを復習しました。
先週の金曜日、10月17日(土)に行われる資源物回収のプリントを生徒が手分けをして地
域に配付しました。お忙しい中ですが、当日は協力をお願いいたします。
■■二学期第 4 週の予定
9/10 月
曜
1限
2限
3限
4限
5限
6限
下校予定
行事等
28 日
月
英語
保体
数学
国語
社会
保体
18:15
評議委員会
29 日
火
社会
国語
理科
総合
英語
14:55
30 日
水
社会
社会
技術
家庭
数学
理科
18:15
1日
木
理科
数学
保体
英語
音楽
学活
18:15
2日
金
社会
美術
保体
英語
国語
理科
18:15
評議委員会報告
小中連携研修
公開授業
ノーメディア・デー
数学基礎テスト
放課後学習 英語
フッ素洗口
週末課題 国語
学習発表会実行委員会
●●担任から
吹奏楽部が定期演奏会を終え、全員が部活動引退となりました。とはいえ、出中の3年生は生徒会活動や課
題が終わらない場合は残って作業という生徒も多いです。その中の会話で印象に残った言葉を書きます。
「次の球技大会どうする?」とある生徒がぽつり。
「3年生は体力が落ちて次は勝てないんじゃない?」と私
が言うと、
「絶対勝つ!」と力強い言葉が返ってきました。3年生はこれから、入試に向かって地道に学習を重
ねていく耐える時期に入ります。そんな中でも、この仲間と共に過ごせる1日1日を大切に、仲間と味わえる
楽しみを見つけて、毎日元気に過ごしてもらいたいと願います。
シルバーウイークの読書。最も感動した本は『無限小~世界を変えた数学の危険思想』でした。
1/3が0.333.....になり、3が無限に続くこと、またその1/3が数直線上の一点であることは、中学
生だけでなく、現代のみなさん共通に知っている事実です。しかし、なんと!この無限小の考え方を「危険思
想」として17世紀ローマ教皇は認めませんでした。そのために17世紀までで、あの有名なガリレオが誇り
に思っていたイタリアの数学の発展が終わり、数学の未来がドイツ、フランスに引き継がれていってしまったのです。
その、イタリアの数学の発展を阻止してしまった、有無を言わせないほどの凄い権力は(みなさん歴史で学習した)
マルティン・ルターの宗教改革に対する反対運動を展開しました。実は、ルターの宗教改革で情勢が不利になったと思
い始めた、カトリックの教皇サイドが、現代のグレゴリオ暦を作り、今の全世界の学校教育の基礎を作り、時間表を整
え、ヨーロッパ全土に広がる学校組織を広めたのです。その実績を背景に、1/3の無限小という、みんなが当たり前
だと思っている数学的な真実を“間違い”と言ってしまうことに成功してしまいました。
現代の人は、数学的、科学的な真実を信じています。しかし、時代の権力関係や政治的な情勢で、それらも解釈を変
えられたり、否定したりということがこれまでの歴史だったということを、この本で改めて確認できました。読書を通
じ、知的な興味をモティベーションして、生徒が受験勉強に励んでもらいたいと心から願っています。