最終報告書

最終報告書
寳代 将貴
1.
議員インターンシッププログラムを通じて、どんな事に気づき、何を学びましたか。
僕はこのインターンで中学校以来忘れていたある事に気づきました。それは「怒られる」という
ことです。クラブに明け暮れた中学時代。運動神経が悪かった僕は、来る日も来る日も怒られ、
とても悔しい日々でした。しかし振り返ってみると、あの頃耐えた自分があるからこそ、今の自
分がいると確信します。
大学生にもなると、怒られることはまずありません。怒られるのは嫌なので、自然と怒られるこ
とを避けている自分がいました。それに対して、何の違和感もなかったし、むしろ楽でした。
しかし、僕はインターンの中で、自分の弱さを痛感しました。初めての街頭活動でスピーチが
うまくいかなかったときの屈辱。へこみました。相当へこみました。中学時代のまさにあの悔しさ
でした。大学生になった自分は、あの頃よりも弱くなっていました。
ある日神谷議員に言われました。「もっと怒られ慣れなアカン」と。それまでにも自分で気づ
いてはいたんです。でもやはり避けていました。しかし、自分が尊敬する神谷議員から言われ
たことで、ふっきれました。もっと積極的にならなアカン!怒られることをビビってたらアカン!
そう強く思いました。
何事に対しても、自分が思ったようにしてみて、間違ったら怒られて直せばよい。このインタ
ーンで僕は、良い意味での「怒られる」ことの重要性を学びました。
2.
インターンシップ後はそんなことを行っていきますか。
「僕は教師を目指しています。」
大学に入って、僕はずっとこう言い続けてきました。1年のころ、塾講師をしていて楽しかった。
教えることって楽しい!!やっぱり自分は教えるのが好きだ!!そう感じたからです。
しかし今、僕が教師になりたいという資格はありません。ある教育フェスタに参加した時、僕と
同じ学生が不登校の生徒について悩んでいたり、喫煙する生徒について悩んでいたりしてい
るのを見て、「あ、自分は口だけやった。実際に何もしてない。そんな嫌なことに目を向けようと
してない。」と思いました。教師は教えることだけじゃない。むしろそんな状況に目を向けなけ
ればいけない。自分は避けていました。
1年前、一度教育から離れて自分を考えたいと思って塾講師をやめました。しかしインターン
を終えて、嫌なことを避けて続けてきた自分を直視できるようになった今、もう一度教育という分
野に戻りたいと思います。お誘いをいただいているプロジェクトに参加して、今度は教育の嫌
な部分をどんどん見たいと思います。これからは自分との戦いです。このインターンで学んだも
のの見方、考え方を十分に生かしていきたいと思います。
3.
議員へのメッセージ
2ヶ月間本当にありがとうございました。このインターンの中で、僕は怒っていただいたことに
すごく感謝しています。少しではありますが、怒られることを恐れずに行動しようと意識できるよ
うになってきました。
また、様々な方とお話する中で「自分の意見ばっかり言っては通用しない」と気づけたのも
大きな収穫です。どんな人の意見でもまずは一旦受け入れ、それから考えられるようになって
きました。
お忙しい中、様々なところに連れて行っていただきありがとうございました。このインターンで
学んだことを、必ず今後の自分に活かしていきます!!
くれぐれも、お体には気をつけてください(笑)