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No.292
発行スケジュールのお知らせ
9 /21発行:293号・・・・・・・・・・
『9 /21・9 /28 合併号』
9 /28 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休刊とさせていただきます
10/ 5 発行:294号・・・・・・・・・・
『四半期特集号』
何とぞよろしくお願い申し上げます
C
O
N
T
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S
・・・・・・・・・・・・・・・ 1
【グローバルマーケット概要】
世界的に株価は荒い値動き、底入れの兆しも
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
【金利・為替トピックス】
FRBが利上げを急ぐ必要性は乏しい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
【マーケットポイント】
日本株、年末にかけてグロース優位想定
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
【外国株フォーカス】
世界的な環境規制強化に恩恵を受ける銘柄に注目
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
【クローズアップ】
16/3期Q1決算から食品セクターの注目企業を探る
(2269) 明治ホールディングス
(2802) 味の素
(2815) アリアケジャパン
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
【経 済トピックス】
追加緩和実施に向け一歩踏み込んだECB
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
【タイムテーブル】
9/14∼10/16のタイムテーブル
・・・・・・・・・・・14
【金融商品取引法に係る重要事項】
マーケットビュー292号
平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)
2015.9.14
平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
グローバルマーケット概要
世界的に株価は荒い値動き、底入れの兆しも
世界の主要株価指数が荒い値動きを見せている。中国不安と世界経済の減速懸念、米
国の利上げ開始時期が定まらないこと等が背景にある。ただ、先進国の株高を支えてき
た景気改善や緩和的な金融環境が続くとみて、株価の下落局面を押し目買いの機会と
捉える投資家も多いと考えられる。
米国株の荒い値動き 3連休明けの9/8にNYダウは前週末比390.30ドル(2.4%)上昇したが、翌日には
続く、日本株も乱高下
前日比239.11ドル(1.5%)安と反落。日経平均株価も9/9の前日比1343.43円
(7.7%)高の急騰から一転、翌日に同500円近く反落した。中国を起点とした世界
経済の先行き不透明感を背景に不安心理が先行、市場心理も激しく揺れ動い
ている。ただ、世界経済の緩やかな拡大と先進国を中心とした緩和的な金融環
境の継続が株価を支えると考える(P.11~ 「追加緩和実施に向け一歩踏み込
んだECB」)。特に、米国株には底入れの兆しもある。米国株が高値から大きく
下落したことで、下値には値ごろ感から投資資金が流入しているとみられる。
(2014/1/6
=100)
各国主要株価指数の推移(日次:2014/1/6~2015/9/9)
140
日経平均株価
130
ドイツDAX指数
120
NYダウ
110
100
90
80
出所:ブルームバーグのデータより
みずほ証券作成
14/1
14/4
14/7
14/10
15/1
15/4
15/7
(年/月)
米労働市場のさらなる 8月の米雇用統計は、年内の利上げ開始に向けて準備を進める金融当局に
改善続く、中国景気の とって大きな障害にはならないとみられる(P.3~ 「FRBが利上げを急ぐ必要性
減速感は拭えず
は乏しい」)。中国に目を転じると、8月の輸出はドル建てで前年同月比5.5%減、
輸入は同13.8%減と減速感が強まった。ただ、一部では、輸入数量ベースで底
入れの兆しが指摘されており、年内には政策効果の顕在化も期待される。中国
は8月に人民元の事実上の切り下げに動いた。その時は、輸出部門のてこ入れ
が狙いとの報道もあり、世界は新たな通貨安競争の始まりかと身構えた。ただ、
その後の人民元相場は対ドルで安定的に推移しており、少なくとも現時点では
中国の輸出入に大きく影響するような状況にはない。
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
1
平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
(2013/1/4
=100)
主要通貨の対ドル相場推移 (日次:2013/1/4~2015/9/9)
110
105
中国人民元
100
ユーロ
95
日本円
90
85
80
通貨高 ↑
通貨安 ↓
75
70
65
13/1
13/7
出所:ブルームバーグのデータより
みずほ証券作成
14/1
14/7
15/1
15/7
(年/月)
S&P500指数は長期ト 9/9、NYダウよりも米国株を広くカバーするS&P500指数は長期トレンドとされる
レ ン ド 線 を 大 き く 下 200日移動平均線(以下、200日線)を6.3%下回る水準で終了。テクニカル面から
回って推移
の1つの下値めどとなる200日線からのかい離▲10%水準(1864ポイント)を意識し
た下げ渋りの動きに注目できる。欧州債務問題の激化や米国の国債格下げ等
が嫌気された2011年や米国市場で2010年5月に起きた「フラッシュ・クラッシュ
(株価の瞬間的な急落)」時にも、S&P500指数は200日線からのかい離率▲10%
前後で下げ渋る動きをみせた。
(ポイント)
S&P500指数と200日移動平均線(日次:2010/1/4~2015/9/9)
2400
2200
200日線+10%
2000
200日移動平均
1800
S&P500指数
1600
200日線▲10%
1400
1200
1000
800
出所:ブルームバーグのデータより
みずほ証券作成
10
11
12
13
14
15
(年)
<地域・セクター戦略> 世界的に株価は乱高下しているものの、優れたビジネスモデルや競争優位性
先進国株(日米欧)、 等に秀でた企業、最高益を更新する見込みの企業、専門技術等の差別化によ
成長分野
る高シェア企業(P.6 「世界的な環境規制強化に恩恵を受ける銘柄に注目」)等
への選別投資は有効と考える。自己資本利益率(ROE)が高く増益が見込まれ
ている企業等にも注目できよう(P.5 「日本株、年末にかけてグロース優位想
定」)。一方、短期的に中国ファクターやグローバル企業から距離を置きたい市
場参加者は、先進国の内需関連企業に着目する方法もある(P.7~ 「16/3期
Q1決算から食品セクターの注目企業を探る」)。加えて、日本国内の投資家が
為替相場の変動リスクを回避したい場合には、先進国資産を対象とした投資信
託の「為替ヘッジあり」のタイプも選択肢として検討できよう。
(上田 正信)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
金利・為替トピックス
FRBが利上げを急ぐ必要性は乏しい
米8月雇用統計は強弱まちまちの内容。雇用者数の増加幅は市場予想を下回ったが、
失業率は低下し時給の伸びは拡大する等、FRBによる利上げ判断の決定打とはなら
ず。8月下旬から9月初めにかけて中国発の世界的な株安の連鎖が繰り返されたが、
ECBによる追加金融緩和の示唆等から国際的な協調への期待も浮上しており、FRBが
利上げを急ぐ必要性は乏しい。仮に9月に利上げが実施されても、利上げペースが緩や
かなものになるとの見方が広がれば金利やドルへの影響も一時的なものにとどまろう。
8月の米雇用者数は
9/4発表の米8月雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+17.3万人と市場
予想比下振れする一
予想平均(同+21.7万人)を下回ったが、6月と7月の雇用者数が合計4.4万人上
方、失業率は低下す
方修正された。この結果、6~8月の平均は同+22.1万人となり、失業率を安定し
る等、強弱まちまち
て引き下げるのに必要とされる+20万人台の増勢ペースは維持。また、失業率
は7月の5.3%から8月は5.1%へと改善し、リーマンショック発生前の2008年4月
(5.0%)以来の低水準となった。平均時給も前月比+0.3%、前年比+2.2%と市場予
想(各+0.2%、+2.1%)を上回る等、強弱まちまちの内容。当日の米国債相場は、
雇用者数の伸び鈍化から統計発表直後の長期金利は買いが先行(利回りは低
下)したが、9/16~17の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げはあり得
る、との見方が次第に強まると反転(利回りは上昇)した。
米金融市場の反応か
ただ、当日の米株式市場では、アジアや欧州株安の流れを引き継いで売りが
らみて、8月雇用統計
優勢の展開となったため、米長期金利は主要株価指数の下落にともない再び
は9月利上げの決定
低下した。為替市場では、ドル円が雇用統計発表直後に118.60円まで急落し
打とはならず
たが、すぐに119.60円台まで急反発した。当日の金融市場の反応を見る限り、
米8月雇用統計は9/16~17のFOMCでの利上げの可能性こそ否定はしなかっ
たが、決定打となるほど強くはなかったといえる。
米国の非農業部門雇用者数と失業率(月次:2007/1~2015/8)
(%)
(前月比増減:万人)
60
11.0
40
10.0
20
9.0
0
8.0
▲ 20
7.0
▲ 40
6.0
▲ 60
5.0
失業率(右目盛)
▲ 80
4.0
非農業部門雇用者数(左目盛)
出所:米労働省資料、ブ
ルームバーグのデータ
等よりみずほ証券作成
3.0
▲ 100
07
08
09
10
11
12
13
14
15 (年)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
世界的な株安の連
一方、8月後半の中国(上海)株の大幅下落に端を発した世界的な株安の勢い
鎖が続き、市場では
は、8/25に中国人民銀行(中銀)が政策金利と預金準備率のダブル引き下げを
国際的な協調に向
決定するといったんは後退した。しかし、9/1発表の中国や米国の製造業景況指
けた期待が浮上
数の悪化を受けて株安の連鎖が再燃する等、グローバル市場の混乱が続いた。
その後、9/3に欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が量的緩和により買い入れを
行っている国債等の1銘柄当たりの買入限度額の引き上げを表明すると、市場で
はECBによる追加緩和の思惑が高まった。この結果、ドイツ等ユーロ圏主要国の
長期金利が低下、欧州主要国の株価上昇に続き米株も反発する等、リスク回避
の動きにも歯止めがかかった。中国の金融緩和は単発的な動きにとどまったが、
ECBが緩和拡大の可能性を示したことで、市場では9/4~5のG20財務相・中央
銀行総裁会議前に国際的な協調への期待が浮上、実際、同会議では世界的な
株安をふまえ、景気失速を回避するため各国が協調する姿勢が確認された。
グローバル金融市場
市場では9月FOMCでの利上げの有無にかかわらず、年内の会合(9月以降は
の混乱を見た後では
10/27~28と12/15~16の2回)における利上げ実施を予想する向きが大勢となっ
FRBが利上げを急ぐ
ている。ただ、労働市場の面からは利上げの条件が整ったとみられる一方、イン
必要性は乏しい
フレ率は依然、FRBの目標(前年比+2%)を下回っており、労働需給の改善傾向
が続いているにもかかわらず賃金の伸びも緩やかなものにとどまっている。
中国経済の減速懸念がグローバルな金融市場に及ぼすインパクトの大きさを改
めて示された後では、商品安や米利上げ観測に基づくドル高が米企業の収益
や設備投資に与える影響も考慮すれば、あえて火中の栗を拾うような利上げを
急ぐ必要性は乏しい。国際通貨基金(IMF)や世銀からも新興国の金融市場に
混乱を引き起こす可能性から利上げを先送りすべきとの見解が表明されている。
1ヵ月前と比べ9月FOMCでの利上げを予想する割合が低下しているため、実際
に利上げが行われた場合は市場の反応も当初は大きくなるとみられる。ただ、利
上げペースが市場の予想に沿った形で緩やかなものになるとの見方が広がれ
ば、米長期金利の上昇やドル高方向での反応も次第に沈静化しよう。(金岡
直一)
米FF先物金利が予想する利上げペースはかなり緩やか
(%)
1.40
FF金利先物が織り込む米政策金利の水準
(2015年9月9日時点)
17/12:1.370%
1.20
1.00
0.80
16/12:0.825%
0.60
0.40
0.20
0.00
15/12:0.280%
15/9:0.165%
出所:ブルームバー
グのデータ等よりみ
ずほ証券作成
15/9 15/12 16/3 16/6 16/9 16/12 17/3 17/6 17/9 17/12 (年/月)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
マーケットポイント
日本株、年末にかけてグロース優位想定
年末に か け て 成長
年初以降の日本株をみると、日経平均株価は 6/24 に取引時間中の高値 20952
期待の回復から、好
円を付けた後、調整の動きが続いている。スタイル別にみると、年初から 5 月に
業 績 ・ 高 PBR の グ
かけてバリュー(低 PBR)がグロース(高 PBR)をアウトパフォーム。その後、傾向
ロース銘柄に注目
が変わり、6~8 月と 3 ヵ月連続でグロースがバリューを上回った。背景として、年
初から株主総会が集中する 6 月にかけて企業統治改革にともなう ROE 改善への
期待が広がり、結果、全般的に ROE の低いバリュー株の底上げにつながったこ
とがある。その後の変化は市場の調整にともなう反動と解釈できる。一方、今後
の動向を占うために、グロースとバリューの相対比(グロース/バリュー倍率)に、
業績見通しがどのように変化しているかを捉える指標であるリビジョンインデック
スの推移を重ねてみると、局所に連動する傾向がみてとれる。これは企業の業
績見通しが、グロース、バリューの選好度合いを左右する要因になることを示す。
同指数は 2 月以降プラス圏で推移しており企業業績に対し業績上方修正の勢
いが高まっている状況である。日本株は、今後の業績拡大期待から年末にかけ
グロース優位の展開が続くと想定される。
(岩瀬 卓也)
グロース/バリュー倍率と今期予想リビジョンインデックス
(ポイント)
(月次:2012/1~2015/8)
(倍)
80
60
1.10
今期予想リビジョンインデックス(右目盛)
グロース/バリュー倍率(TOPIXグロース÷TOPIXバリュー)(左目盛)
40
20
0
1.05
▲ 20
(注)リビジョンインデックス(以下RI)は、東証1部全銘柄を対象に各月末時点での
今期経常利益予想の修正動向(前月末時点比、比較は同一決算に限る)につい
て、今期予想RIを算出した。業績予想は東洋経済新報社。計算式は以下の通り。
今期予想の(各上方修正件数合計 各下方修正合計件数)
100
今期予想RI
今期予想の(各上方修正件数合計 各下方修正件数合計)
出所:各種資料よりみずほ証券作成
▲ 40
▲ 60
1.00
12/01
12/07
13/01
13/07
14/01
14/07
15/01
15/07
(年/月)
高PBR銘柄(上位10社)
No. コード
会社名
業種
株価
(円)
株価騰落率(%)
時価総額
14/12末→ 15/5末→
(億円)
年初来
15/5末
15/8末
今期予想
経常
増益率(%)
実績
PBR
(倍)
実績
ROE
(%)
1
2
3
4
6869
9983
4755
7309
シスメックス
ファーストリテ
楽天
シマノ
電気機器
小売業
サービス業
輸送用機器
7,360
49,265
1,734
16,330
15,320
52,257
24,797
15,141
33.8
16.5
21.4
12.9
2.1
▲ 4.0
▲ 15.1
▲ 7.6
36.5
11.9
3.1
4.3
19.7
59.8
21.8
16.9
8.69
7.66
5.46
4.30
17.0
12.5
19.6
17.1
5
6
7
8
9
10
4452
7733
4519
1878
4661
4523
花王 オリンパス
中外薬
大東建託
オリエンタルランド
エーザイ
化学
精密機器
医薬品
建設業
サービス業
医薬品
5,552
4,430
4,535
13,270
6,691
8,274
27,982
15,180
25,382
10,526
24,335
24,538
18.9
▲ 0.6
25.5
1.1
15.5
67.0
▲ 1.9
4.4
21.9
▲ 4.2
▲ 16.5
6.1
16.7
3.7
53.0
▲ 3.1
▲ 3.6
77.1
12.4
27.8
16.9
4.3
1.6
65.4
3.97
3.95
3.94
3.79
3.72
3.71
12.4
▲ 2.6
8.7
24.7
13.6
7.7
(注)東証1部上場・時価総額1兆円以上・今期経常増益予想の銘柄のうち、9/3時点での高PBR上位10社を掲載。経常増益率は前期比。決算期変更は年
率換算し算出。予想値は東洋経済新報社。データは8/31時点(今期予想経常増益率、実績PBR、実績ROEは9/3時点)
出所:ブルームバーグ、QUICKのデータよりみずほ証券作成
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
外国株フォーカス
世界的な環境規制強化に恩恵を受ける銘柄に注目
スーパーエルニーニョ
温室効果ガス排出等による地球温暖化、大気汚染や水質汚染にともない、世
が環境規制強化をさら 界的な環境規制強化の動きが広がっている。世界の年平均気温は特に1990年
に加速させる可能性も 代半ば以降高温となる年が増え、2014年については1981~2010年平均基準に
おける偏差が+0.27℃と、気象庁による1891年の統計開始以来の最高値となっ
た。2015年はエルニーニョ現象が極めて強く(スーパーエルニーニョ)、冬にか
けて大きな影響をもたらす可能性が高いとみられている。温室効果ガスの多くを
占める二酸化炭素(以下、CO2)の排出量削減計画の一環として、世界中でこ
れまでにないペースで車両の排ガス規制強化が進んでいる。特に排出量が多
いトラックに関しては、新規制に準拠したエンジンへの置き換え需要が高まると
思われ、NAFTA(北米、メキシコ)のトラック向けエンジンで確固たる地位を築い
ているカミンズ(CMI)が恩恵を受ける可能性がある。また、深刻な水質汚染に
悩む中国が、より厳格な規制を導入する方針を示す等、世界的に水質保全に
向けた規制強化が進んでいる。水処理や抗菌サービスを幅広い業界に提供し
ているエコラボ(ECL)にも注目したい。同社のエネルギー部門は昨今の原油安
に打撃を受けているが、腐食防止等を通じた装置の維持や運営費の低減、排
水処理や水の再利用等のサービスは必要不可欠であり、中長期的な業績回復
が期待できる。
(森川 尚子)
2012年 世界の分野別CO2排出量
家庭
6%
その他
9%
産業(製造業、建設業等)
20%
運輸
23%
関連銘柄
カミンズ(CMI)
決算期
売上高
純利益
EPS
配当
13/12期
17,301
1,483
7.91
2.25
14/12期
19,221
1,651
9.02
2.81
電力・熱
42%
出所:国際エネルギー機関(IEA)の
データよりみずほ証券作成
企業概要、注目点
NAFTAのトラック向けディーゼルエンジンメーカー大手。業界を取り巻く環境
は厳しいが、北米のトラック向けと中国およびインド事業の好調な伸びが寄
与し、足元の決算は良好。米国では2015年6月、当局が21~27年型の中大
型トラックについてCO2排出量を18年比で最大24%削減する新基準を提示し
ていることも好材料。15年7月、25%の増配を発表。
(注)単位はEPS、配当がドル、その他は百万ドル
出所:会社資料よりみずほ証券作成
エコラボ(ECL)
決算期
売上高
純利益
EPS
配当
13/12期
13,253
968
3.16
0.965
14/12期
14,281
1,203
3.93
1.155
企業概要、注目点
水、衛生、エネルギー関連のサービス大手。足元は2011年に買収を通じて
参入したエネルギー事業の低迷を他事業が補完。同社はエネルギー事業に
ついて、シェア拡大や新サービス導入、コスト削減等が奏功し、15/12期Q4
(10-12月)には業績が改善し始めると予想。中国事業は買収の貢献もあり、
15/12期下半期の増収率が前年同期比で10%台になるとみている。
(注)単位はEPS、配当がドル、その他は百万ドル
出所:会社資料よりみずほ証券作成
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
6
平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
クローズアップ
16/3期Q1決算から食品セクターの注目企業を探る
食品セクターの16/3期Q1(15年4-6月)業績は、主要企業の多くが営業増益となり、みず
ほ証券の事前予想を上回った。好業績の要因としては、①国内成長カテゴリーの増収効
果、②値上げ効果の発現、等が挙げられる。また、一部の企業については、③ドル高や
経費抑制、等も寄与した。
みずほ証券では、値上げ効果の継続が見込まれること等から、セクターとしては当面底
堅い業績推移が続くとみている。ただ、今期の増益企業には前年不振のリバウンド効果
が含まれることも考慮し、好調製品や国内成長カテゴリーの有力製品の有無、中期的な
観点である海外展開の収益貢献期待、を切り口とした銘柄選定が有効と考えている。
食品セクターの16/3期 食品セクター主要企業の16/3期Q1(15年4-6月)業績を見ると、15社中13社が
営業増益となった。みずほ証券予想を上回った企業も13社中10社となり、総じ
Q1、総じて好調
て好調であったと捉えている。では、好業績企業には、どんな特徴があるのだろ
うか。
好業績の要因としては、①国内成長カテゴリーの増収効果、②値上げ効果の
発現、のほか、一部の企業については③ドル高や経費抑制、等が挙げられる。
主要食品企業の 16/3 期 Q1 営業利益
コード
銘柄名
2002
日清粉G
5,003
25.7%
2201
森永菓
2,822
4.2倍
-
2264
森永乳
4,447
2.1倍
-
2267
ヤクルト
10,099
71.1%
26.2%
2269
明治HD
16,871
57.1%
29.8%
2270
雪印メグ
3,731
41.4%
20.4%
2282
日本ハム
11,877
19.7%
18.8%
2607
不二油
2,519
▲27.6%
▲21.3%
2801
キッコーマン
8,401
47.9%
27.3%
2802
味の素
23,802
78.8%
13.3%
2810
ハウス食G
1,439
▲12.3%
19.9%
2815
アリアケ
1,880
58.1%
▲1.1%
2871
ニチレイ
4,464
51.1%
▲0.8%
2875
東洋水産
2897
日清食HD
6,144
5,603
28.8%
10.9%
2.4%
1.9%
109,102
47.4%
15.1%
合計
金額
前年同期比
予想比
11.2%
(注 1)金額は百万円
(注 2)予想比はみずほ証券の従来予想との比較
(注 3)みずほ証券では森永菓、森永乳の業績予想を未公表
出所:みずほ証券が任意にピックアップして作成
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
好業績の要因①
国内成長カテゴリーの増収効果の代表例として、明治ホールディングス(2269)
国内成長カテゴリーの や雪印メグミルク(2270)等のヨーグルトが挙げられる。明治ホールディングスで
増収効果
は、16/3期Q1のプロバイオティクスヨーグルトの売上高が前年同期比22.7%増と
好調。また、雪印メグミルクでは、ヨーグルトの売上高が同10%増となり、Q1の市
場シェアは11.6%と15/3期の11.2%から上昇した。
このほか、キッコーマン(2801)では、豆乳飲料の国内売上高が同17%増。森永
製菓(2201)では、ハイチュウの売上高が同5%増となる等、主力ブランドが総じ
て堅調に推移した。
好業績の要因②
値上げ効果の発現
ここ数年、食品セクターでは円安等による原材料・製造コストの上昇が収益を圧
迫。値上げや容量変更の動きは一部にとどまり、コスト増を吸収できないケース
が多く見受けられた。しかし、ここにきてようやく値上げが浸透しはじめたことで、
利益押し上げに寄与している。
代表例としてはアリアケジャパン(2815)やニチレイ(2871)が挙げられる。アリアケ
ジャパンでは、15/3期Q3(14年10-12月)から国内で値上げに取り組んできたこ
とが奏功。またニチレイでは、デフレと原料高で収益が低迷していた冷凍食品
において値上げがようやく浸透しはじめたこともあり、大幅増益となった。
好業績の要因③
海外展開を積極化している企業では、ドル高が収益を押し上げるケースがみら
ドル高や経費抑制
れた。日本ハム(2282)では、豪州産牛肉の対米輸出が予想以上に増加したこと
が収益拡大に弾みをつけた。また新興国に生産拠点を持つ味の素(2802)で
は、加工用うま味調味料の海外売り上げ好調による収益貢献を促した。
経費抑制が利益押し上げにつながった例としては、効果的なマーケティング費
用の投入で販管費率が低下した森永製菓や、販売費用の期ずれもあったキッ
コーマンが挙げられる。
16/3 期 Q1 好業績企業の要因による分類
要因
主力製品、国内成長
カテゴリーの製品好調
値上げ効果
ドル高/経費抑制
企業名
森永菓(2201)、明治HD(2269)、雪印メグ(2270)、
キッコーマン(2801)
アリアケ(2815)、ニチレイ(2871)
日本ハム(2282)、森永菓(2201)、
キッコーマン(2801)、味の素(2802)
出所:みずほ証券作成
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
前年不振のリバウンド
が見受けられる点に
留意、好調製品、海外
展開に注目
みずほ証券では、値上げ効果の継続が見込まれること等から、セクターとしては
当面底堅い業績推移が続くとみている。ただし、前年同期は消費増税にともな
う駆け込み需要の反動で収益環境が厳しい時期であり、そのリバウンド効果が
含まれる点に留意する必要がある。下表は16/3期Q1の営業利益が前年同期
比20%以上の増益となった11社の14/3期Q1~16/3期Q1の営業利益推移を示
したもの。2期連続増益はヤクルト本社(2267)と明治ホールディングスの2社し
かない。みずほ証券ではこうした前年同期の状況から、消費増税等の大きなイ
ベントや特殊要因のない2期前の利益水準と比較しつつ、さらに(A)主力製品
もしくは成長カテゴリーの好調製品を有する、(B)中期的な観点である海外展
開の収益貢献が期待される、の2点の切り口を加えた銘柄選定を提案したい。
3月決算企業の中では、日清製粉グループ本社(2002)、森永製菓、明治ホー
ルディングス、雪印メグミルク、キッコーマン、味の素、アリアケジャパンに注目し
ている。主に(A)に該当するのが森永製菓、明治ホールディングス、雪印メグミ
ルク、主に(B)に該当するのが日清製粉グループ本社、キッコーマン、味の素、
アリアケジャパンである。キッコーマンは米国での堅調な業績推移を評価。アリ
アケジャパンも米国事業が増収とドル高で業績貢献が高まっている。また、日清
製粉グループ本社、味の素は米国で行った買収の効果拡大が期待される。
主要食品企業のQ1 営業利益推移(14/3 期~16/3 期)
コード
銘柄名
2002
日清粉G
2201
森永菓
14/3期
15/3期
16/3期
5,474
3,980
5,003
770
675
2,822
2264
森永乳
4,414
2,098
4,447
2267
ヤクルト
5,377
5,903
10,099
2269
明治HD
9,389
10,739
16,871
2270
雪印メグ
3,198
2,639
3,731
2801
キッコーマン
6,497
5,682
8,401
2802
味の素
15,262
13,312
23,802
2815
アリアケ
2871
ニチレイ
2875
東洋水産
1,293
7,799
1,189
1,880
2,954
4,464
4,772
6,144
(注 1)主要食品企業 15 社のうち 16/3 期 Q1 が 20%超の営業増益となった企業をピックアップ
(注 2)単位は百万円
(注 3)網掛けは 15/3 期 Q1、16/3 期 Q1 ともに営業増益
(注 4)ニチレイは会計方針変更のため 14/3 期 Q1 と 15/3 期 Q1、16/3 期 Q1 の比較ができない
出所:みずほ証券作成
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
明治ホールディングス(2269)
菓子・乳製品から医薬品まで幅広く手掛ける。栄養事業、海外の成長力に注
目している。Q1(15年4-6月)の栄養事業の収益は、インバウンド需要の取り込
栄養事業、海外の成長
力に注目
みが奏功し、前年同期比24%増収、営業利益が同2.7倍となった。
株価の推移
(円)
月次(12年10月~15年9月)
25,000
22,500
(百万株)
60
株価(左目盛)
50
20,000
17,500
40
15,000
30
12,500
10,000
20
7,500
売買高(右目盛)
5,000
10
2,500
0
0
12/10
13/04
13/10 14/04 14/10 15/04 (年/月)
(注) 株価は月足。売買高は月間累計。直近は9/8まで
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
足元の栄養の動きは、同時に海外市場開拓の潜在成長力を再認識させる
内容と考える。実際、中国においてヨーグルトや牛乳類の売上高が拡大の
兆しをみせており、海外事業の今後の収益拡大が期待できよう。
決算期
15/3期
16/3期会予
16/3期予
17/3期予
売上高
1,161,152
1,206,000
1,230,000
1,265,000
前期比
1
4
6
3
営業利益
51,543
60,000
68,000
75,000
前期比
41
16
32
10
当期利益
30,891
50,000
52,000
48,000
EPS(円)
配当(円)
419.6
679.2
706.4
652.0
100.0
110.0
140.0
170.0
【出所】会社資料よりみずほ証券作成。予はみずほ証券予想。会予は会社予想
《注1》 連結ベース。単位は百万円、%。予想EPSは16/3期第1四半期末の発行済株式数(自己株を除く)で算出
《注2》 2015/10/1(効力発生日)に1株→2株の株式分割を実施する予定。16/3期、17/3期のEPSおよび1株当たり
配当予想は株式分割を考慮しないベース
味の素(2802)
中期成長に向け施策を
断行中
(円)
株価の推移
3,500
月次(12年10月~15年9月)
(百万株)
300
株価(左目盛)
3,000
250
2,500
200
2,000
150
1,500
100
売買高(右目盛)
1,000
50
500
0
0
12/10 13/04 13/10 14/04 14/10 15/04
(年/月)
(注) 株価は月足。売買高は月間累計。直近は9/8まで
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
調味料国内最大手。「うまみ調味料」を起点に各種食品分野、医薬品等へ
多面展開している。
事業ポートフォリオの組み替えを次々と発表。2014年10月にヤボ社(ポーラン
ド)と合弁会社を設立。11月にウィンザー・クオリティ・ホールディングス(米国)
を買収した。2015年8月に長谷川香料(4958)との業務提携を発表。一方、同
じ8月には即席麺の事業会社(ブラジル)等の株式売却を発表した。キャッシュ
の有効活用による企業価値向上を目指す動きとして評価される。
決算期
15/3期
16/3期会予
16/3期予
17/3期予
売上高
1,006,630
1,263,000
1,266,000
1,356,000
前期比
6
25
26
7
営業利益
74,519
82,000
88,000
99,000
前期比
21
10
18
13
当期利益
46,495
65,000
71,000
62,800
EPS(円)
78.5
109.8
120.0
106.1
配当(円)
24.0
26.0
36.0
-
【出所】会社資料よりみずほ証券作成。予はみずほ証券予想。会予は会社予想
《注1》 連結ベース。単位は百万円、%
《注2》 予想EPSは16/3期第1四半期末の発行済株式数(自己株を除く)で算出
《注3》 みずほ証券では17/3期の1株当たり配当予想を示していない
アリアケジャパン(2815)
2つの追い風で収益拡
大に弾み
(円)
6,000
株価の推移
月次(12年10月~15年9月)
(百万株)
16
株価(左目盛)
14
5,000
12
4,000
10
3,000
2,000
1,000
売買高(右目盛)
8
決算期
6
15/3期
16/3期会予
16/3期予
17/3期予
4
2
0
0
12/10 13/04 13/10 14/04 14/10 15/04
(注) 株価は月足。売買高は月間累計。直近は9/8まで
出所:ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成
畜産系天然調味料のリーディングカンパニー。みずほ証券では、①日本の
生産現場における人手不足問題からのメリット享受、②中期的な海外事業の
収益拡大見通し、から新たな成長局面に入ると予想している。国内では、サプ
ライチェーンの強化に向けた動きが広がる状況のもと、同社への需要が高まる
傾向にあるとみている。海外では、中国や米国における営業体制整備が足元
で受注に結び付いており、今後の売上拡大につながるとみている。
(年/月)
売上高
40,915
46,007
48,000
53,500
前期比
10
12
17
11
営業利益
6,251
7,933
8,400
9,700
前期比
当期利益
11
27
34
15
4,725
5,439
5,750
6,300
EPS(円)
配当(円)
148.5
170.9
180.7
198.0
55.0
55.0
55.0
60.0
【出所】会社資料よりみずほ証券作成。予はみずほ証券予想。会予は会社予想
《注1》 連結ベース。単位は百万円、%
《注2》 予想EPSは16/3期第1四半期末の発行済株式数(自己株を除く)で算出
(三溝 直樹)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
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経済トピックス
追加緩和実施に向け一歩踏み込んだECB
欧州中央銀行(ECB)は9/3の政策理事会で金融政策、量的緩和政策の現状維持を決
定。一方で中国等の新興国経済の減速から景気の先行きに下振れリスクが高まるほ
か、インフレ動向も見通しを下方修正する等、慎重姿勢をにじませた。そのうえでECB は
将来的に現行の量的緩和策の拡大を排除しない旨を初めて示唆、これを受け市場は
ユーロ安、株高・債券高(金利は低下)に。ただ、ユーロ圏の持続的な景気回復の実現に
は需要創出策の協調も欠かせない。9/20実施予定のギリシャ総選挙後の支援協議、ポ
ルトガルやスペインの総選挙での反緊縮、反EU勢力の影響力の動向、急増する難民・
移民への対応、等の課題を巡って主要国間の指導力、参加国の協調が試されることに。
金融政策は現状維持
ユーロ圏(19ヵ国)の中央銀行である欧州中央銀行( ECB)は、9/3の政策理事
も、景気、インフレ双
会で過去最低水準の0.05%にある政策金利(レポ金利)を据え置いたほか、今
方に下振れリスクを指
年3月から開始した毎月600億ユーロ規模(約8.1兆円)の資産購入プログラムに
摘
よる量的緩和の継続を決定した。その一方で記者会見の席上、ECBのドラギ総
裁はECBが景気、インフレともに先行き下振れリスクを意識していることを明らか
にした。
ユーロ圏経済見通し(ECBスタッフ予測)
(暦年:2014~2017)
20 1 4 年
実質GDP
(前年比、%)
今回
前回
消費者物価
今回
(前年比、%)
前回
(実)
0.9
0.9
0.4
0.4
2 0 1 5年
(予)
1 .4
[ 1 .3 ~
1.5
[ 1.2 ~
0 .1
[ 0 .0 ~
0.3
[ 0.2 ~
2 0 16 年
1.5 ]
[
1.8 ]
[
0.2 ]
[
0.4 ]
[
( 予)
1 .7
0 .8 ~
1.9
0.8 ~
1 .1
0 .5 ~
1.5
0.9 ~
2 01 7 年
2 .6 ]
[
3.0 ]
[
1 .7 ]
[
2.1 ]
[
(予)
1 .8
0 .6 ~
2.0
0.7 ~
1 .7
0 .9 ~
1.8
1.0 ~
3 .0 ]
3.3 ]
2 .5 ]
2.6 ]
(注)予測レンジの中央値、[ ]カッコ内はレンジ、前回予測は2015年6月発表
出所:欧州中央銀行(ECB)資料(2015/9/3発表)よりみずほ証券作成
追加の量的緩和実施
実際、今回発表されたECBスタッフによる経済見通しをみると、実質GDP 成長
に向け一歩踏み込む
率(前年比)は2015年+1.4%、16年+1.7%と加速を見込むものの、3ヵ月前の予想
姿勢を表明
と比べて15年が▲0.1%、16年も▲0.2%下方修正した。ドラギ総裁はこの予測に
は8月中旬以降、強まった中国をはじめとする新興国経済の減速懸念や市場変
動拡大の影響は含まれていないこともあり、景気の先行きに下振れリスクが残っ
ていると注意を促した。
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
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インフレ動向についても、調整した消費者物価指数(HICP)の前年比は15年
+0.1%、16年+1.1%とプラス幅を広げる予想だが、足元で再び原油価格の低迷が
続くなか、前回予想と比べて15年が▲0.2%、16年も▲0.4%下方修正された。ま
た、ECBが中長期的な目標とするインフレ率(2%以下、ただしその近辺)にはま
だ距離がある。こうした状況をふまえてECBは量的緩和を「少なくとも」16年9月
まで継続するとしたこれまでの計画について、今回「必要に応じてそれ以降も」
と文言を改め、将来的に現行の量的緩和策の拡大を排除しない旨を初めて示
唆した。今後、ECBは景気やインフレの動向等を注意深く点検しながら、資産
購入規模の変更や終了時期の延長について検討するものとみられる。
ユーロ圏 銀行貸し出しの推移(月次:2010/1~2015/7)
(%)
4
3
2
企業向け
1
家計向け
0
▲1
(注)前年同月比、企業向けは非
金融のみ
出所:ECB、Datastreamのデータ
よりみずほ証券作成
▲2
▲3
▲4
10
11
12
13
14
15 (年)
貸し出し動向に改善
このようにECBが追加緩和実施に向け一歩踏み込んだ姿勢を示したことを受
の兆しも、持続的成長
け、金融市場ではユーロ安、株高・債券高(金利は低下)の動きがみられた。ま
に向け財政政策等で
た、これまでの量的緩和に後押しされるかたちで、7月の通貨集計量(M3)が前
の協調が試される
年同月比+5.3%と6月の同+4.9%から伸び率を高めたほか、長期間低迷が続いて
きた民間銀行の貸し出しにもようやく増加の動きがみられる。実際、金融機関を
除いた企業向け貸し出しは証券化等の影響を調整したベースで7月同+0.9%と5
月から3ヵ月連続で増加、また家計向けも6月の同+1.7%から7月は同+1.9%へと
伸び率を高める等、回復の動きが続いていることが確認される。これまで景気回
復の足取りを重くしていたマネー面の目詰まりが徐々にではあるが改善に向か
い、今後、景気の下支えとして働いてくることが期待される。
ただ、ユーロ圏景気の持続的な回復の実現には追加金融緩和だけでなく、欧
州連合(EU)およびユーロ加盟国間での協調的な財政政策の実施等の需要創
出も欠かせない。この点からは、①9/20のギリシャ総選挙後の支援協議での債
務軽減問題の取り扱い、②10/4のポルトガルや12/20実施の公算が大きいスペ
インの総選挙での反財政緊縮、反EU勢力の影響力の動向、③急増するシリア
等からの難民・移民への対応、等を巡っての議論で主要国の指導力や参加国
の協調が求められるとみられる。そのうえで、着手が遅れ気味となっている欧州
委員会が策定した「新投資計画」を柱とする財政政策の実施に向けた動きが本
格化するかどうか、引き続き注意が怠れない。
(竹井 豊)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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平成27年9月9日作成、9月14日発行(毎週月曜日発行)マーケットビュー292号
広告審査番号 MFB14000-150910
タイムテーブル (9月14日~10月16日)
国 内
月 日
9 14 日銀金融政策決定会合(~15日)
海 外
月 日
9 15 米8月小売売上高
17 8月貿易収支
米8月鉱工業生産
21 敬老の日( 国内市場休場)
第70回国連総会開会(ニューヨーク)
22 国民の休日( 国内市場休場)
16 米8月消費者物価指数
23 秋分の日( 国内市場休場)
米FOMC(~17日)
25 消費者物価(8月全国・9月都区部)
17 米8月住宅着工件数
30 8月鉱工業生産
米4-6月期経常収支
8月住宅着工統計
月内
米FRBによる経済見通し、イエレン議長記者会見
7月1日時点の基準地価公表
20 ギリシャ総選挙
1 0 1 日銀短観(9月調査)
21 米8月中古住宅販売件数
2 8月失業率
23 中国9月財新製造業PMI
8月有効求人倍率
ユーロ圏9月製造業PMI
8月家計調査
24 米8月耐久財受注
5 マイナンバー制度(行政手続番号法)施行(運用
米8月新築住宅販売件数
開始は2016年1月)
25 米4-6月期GDP確報値
8月毎月勤労統計
米中首脳会談(ワシントン)
6 日銀金融政策決定会合(~7日)
28 中秋節( 香港市場休場)
7 8月景気動向指数
29 米9月消費者信頼感指数
8 8月機械受注
30 ユーロ圏9月消費者物価指数
8月国際収支
9月景気ウォッチャー調査
14 9月国内企業物価指数
主な国内企業の決算発表予定
9 14 アスクル
16
28
29
30
10 2
5
6
7
8
ツルハHD
しまむら、ニトリHD
スギHD
アダストリア、スター精密
オンワードHD、ユニーGHD
キユーピー
Jフロント、良品計画
ABCマート、ローソン、Fマート
7&IHD、イズミ、ファーストリテイ
主な海外企業の決算発表予定
9 16 フェデックス、オラクル
17
21
22
24
25
10 6
7
8
13
アドビ・システムズ
レナー、レッドハット
ゼネラル・ミルズ
ジェイビル・サーキット、ベッド・バス&ビヨンド
ブラックベリー
ヤム・ブランズ
モンサント
アルコア
インテル、JPモルガン・チェース
日本国債入札予定
9/16:20年、9/29:2年、10/1:10年、10/8:30年、10/14:5年
ユーロ圏8月失業率
10
1 中国9月製造業PMI
国慶節( 香港市場休場、中国本土は7 日ま で休場)
米9月ISM製造業景況指数
2 米9月雇用統計
5 ユーロ圏財務相会合
6 オーストラリア準備銀行理事会
EU財務相理事会
米8月貿易収支
8 G20財務相・中銀総裁会議(ペルー・リマ)
FOMC議事録公表(9/16-17開催分)
9 IMF・世銀年次総会(ペルー・リマ、~11日)
12 コ ロ ン ブ スデ ー ( 米債券・ 為替市場は休場)
13 中国9月貿易収支
14 中国9月消費者物価指数
米9月小売売上高
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
15 米9月消費者物価指数
16 米9月鉱工業生産
米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
米国債入札予定
9/18:10年TIPS、9/22:2年、9/23:5年、9/24:7年、10/6:3年、
10/7:10年、10/8:30年
(注)記載事項はすべて「予定」ないし「見込み」であり、予告なく変更されることがあります。海外イベントおよび経済指標は現地日程で記載しています
出所:各種資料よりみずほ証券作成
( 投資情報部)
株式のリスク・・・・リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。
株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、投資元本を割り込むことがあります。この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、
投資勧誘を目的としたものではありません。銘柄の選択、投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします。また、本資料は信頼できると思われ
る情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は、資料作成時点での当社の見
通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。最終ページに金融商品取引法に係る重要事項を掲載していますのでご覧ください。
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金融商品取 引 法に係る重 要 事 項
国内株式のリスク
リスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります。株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により、
投資元本を割り込むことがあり、損失を被ることがあります。
国内株式の手数料等諸費用について
○ 国内株式の売買取引には、
約定代金に対して最大 1.134 %(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託手数料を
ご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2 %(税込み)
を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○ 株式を募集等により購入する場合は、
購入対価のみをお支払いいただきます。
○ 保護預かり口座管理料は無料です。
外国株式のリスク
○ 外国株式投資にあたっては、
株価変動リスク、発行者の信用リスク、為替変動リスク
(平価切り下げ等も含む)、国や
地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります。それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込むことがあり、損失
を被ることがあります。
○ 現地の税法、
会計基準、証券取引に関連する法令諸規則の変更により、当該証券の価格に大きな影響を与えること
があります。
○ 各国の取引ルールの違いにより、
取引開始前にご注文されても、始値で約定されない場合や、
ご注文内容が当該証券
の高値、安値の範囲であっても約定されない場合があります。
○ 外国株式において有償増資等が行われた場合は、
外国証券取引口座約款の内容に基づき、原則権利を売却してお客
さまの口座に売却代金を支払うことになります。ただし、権利売却市場が存在しない場合や売却市場があっても当該
証券の流動性が低い場合等は、権利売却ができないことがあります。また、権利が発生しても本邦投資家が取り扱い
できないことがあります。
○ 外国株式の銘柄
(国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く)については、わが国の金融商品取引法
に基づいた発行者開示は行われていません。
外国株式の手数料等諸費用について
○ 外国委託取引
国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります。現地でかかる手数料および諸費用
の額は金融商品取引所によって異なりますので、その金額をあらかじめ記載することはできません。詳細は当社の
担当者までお問い合わせください。国内取次手数料は、約定代金 30 万円超の場合、約定代金に対して最大 1.08 %
+ 2,700 円(税込み)、約定代金 55,000 円超 30 万円以下の場合、一律 5,940 円(税込み)、約定代金 55,000
円以下の場合、約定代金に対して一律 10.8 %(税込み)の手数料をご負担いただきます。
○ 国内店頭(仕切り)取引
お客さまの購入単価および売却単価を当社が提示します。単価には手数料相当額が含まれていますので別途手数
料および諸費用はかかりません。
○ 国内委託取引
当社の国内株式手数料に準じます。約定代金に対して最大 1.134 %(税込み)、最低 2,700 円(税込み)の委託
手数料をご負担いただきます。ただし、売却時に限り、約定代金が 2,700 円未満の場合には、約定代金に 97.2 %
(税込み)を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます。
○ 外国証券取引口座
外国証券取引口座を開設されていないお客さまは、外国証券取引口座の開設が必要となります。外国証券取引口座
管理料は無料です。
外貨建商品等の売買等にあたり、円貨と外貨を交換する際には、外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した
為替レートによるものとします。
商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さま
向け資料等をよくお読みください。
商 号 等:みずほ証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第94号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
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本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが、その正確性、完全性を保証したものではありません。本資料に示された意見や予測は
資料作成時点での当社の見通しであり、今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります。また、本資料のコンテンツおよび体裁等も当社の判断
で随時変更することがあります。
■発
マーケットビュー
No.292
■編
行
所 みずほ証券株式会社
商 号 等:みずほ証券株式会社
金 融 商 品 取 引 業 者 関 東 財 務 局 長( 金 商 )第 94 号
加 入 協 会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、
一般社団法人金融先物取引業協会、一般社団法人第二種金融商品取引業協会
〒 100 - 0004 東京都千代田区大手町 1 - 5 - 1( 大手町ファーストスクエア)
U R L http://www.mizuho- s c . c o m /
■非
売
品
■ 問い合わせ先 みずほ証 券コールセンター
0120- 324- 390
落丁・乱丁本は、お取り替えいたします。
集 みずほ証 券 投 資 情 報 部
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