平成27年1月9日 岡山県立誕生寺支援学校 特別号 PTA研修部 いつも研修部の活動に御協力いただきありがとうございます。今年度実施した施設見学に も、たくさんの方が参加してしっかり研修を深めることができました。そして、たくさんの 感想等をいただきました。今号では、11月7日に実施した「旭川荘真庭地域センター」の 見学についての感想を紹介します。 B部門PTA施設見学 旭川荘真庭地域センターを見学して B小 長石 亜矢子 旭川荘真庭地域センターは、旧湯原温泉病院の跡地に、今年の5 月に開所したばかりの新しい事業所でした。この施設の中に生活介 護事業、就労支援継続事業B型、障害児通所支援事業、発達障害児 対象事業、共同生活援助事業、短期入所事業の六つの運営をされて いました。その中でいくつか見学させていただきました。 障害児通所支援事業「さくら」では、私たちが見学したときには 利用者さんが部屋におらず、実際の様子をうかがうことはできませ んでしたが、廊下に飾ってあった写真には、季節に合わせてイベン トを行っている写真、野菜に水をやっている姿、浮き輪を使ってお風呂で遊んでいる嬉しそうな表情を 浮かべていた利用者さんの方の写真を見ると、楽しい時間をここで過ごしているのだろうと実感しまし た。看護師さんも常勤されており、とても心強いと思います。湯原温泉掛け流しのお湯を使用した入浴 サービスもあり、ストレッチャーがそのままスライドして浴槽に入れるタイプのようで、重症心身障害 児の方でも寝たままでリラックスして入浴できるのではないかと思います。食事もペースト食の対応も 可能ということで助かります。 生活介護事業の部屋では、収穫した青大豆を鞘から出す作業を二 人でしていたり、パズルをしたりする利用者さんがいました。スタ ッフの方が常に寄り添っており、様子を見守っていました。障害に 差があるように活動にも個別性があってよいと思います。 就労継続支援事業B型の部屋では、地元のヒノキを使った木工作 業をされていて、利用者さんは加工した木材にヤスリを掛けて、木 の角を取っていました。出来上がった物は本当に滑らかでした。本 当に一生懸命に作業されていました。 地域の温泉やヒノキなどの資源を活用されており、地域の特性がよく出ていると思います。ゆっくり とした時間が流れているような穏やかな事業所でした。その穏やかな雰囲気がより利用者さんを和ませ ているのだと思います。 PTAの施設見学は初めてでしたが、中学部、高等部、A部門の保護者の方々と、普段関わりをもて ないので、たくさん会話をすることができました。また、機会があれば参加していきたいと思います。
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