平成26年度の学校評価(反省と課題)

平成26年度の学校評価(反省と課題)
26年度の
重点目標
①目標を持たせるとともに、学習意欲を喚起する授業の実践に努める
・生徒との面談を通して、目的意識の涵養を図る
・予習・復習を中心とした家庭学習時間の充実を図る
・授業公開・授業評価を進めるなど教員研修の充実を図る
②「交通安全と生活マナーの向上」について自主性を重んじた指導に努める
・自転車の運転マナーと携帯マナーの向上を図る
・挨拶の励行を図り、遅刻・欠席をできるだけなくすよう指導する
・地域ボランティアの活性化を図る
③ 国際理解コースの設置を生かすとともに、より広い視野でものを考える態度を育成する
・国際理解教育、平和教育の充実を図る
・防災意識の一層の高揚を図る
・キャリア教育の充実と職業観の育成を図る
項目(担当)
重点目標
具体的方策
評価結果と課題
広報活動
(総務部)
防災教育のさら
なる充実
・防災意識の一層の向
上と具体的な避難活
動の準備
・第1回防災避難訓練において、豊橋市防災危機
管理課・自治会長との顔合わせや備蓄品の確認
等を行ない、行政・地域との連携を進めた。ま
たシェイクアウト訓練も初めて取り入れた。
・生徒の校区別集団下校の方法を現実に即した形
に変更した。
・
「豊橋ほっとメール」の利用を生徒・保護者に
呼びかけ、防災情報の迅速な伝達を促進した。
学習指導
(教務部)
新学習指導要領 ・学習意欲を喚起する
に対応する教科
教科指導法の研究
指導および評価 ・評価の在り方の研究
の在り方の研究 ・生活時間の有効活用
についての指導
・教科の評価の時期や評定のつけ方について検討
した。
・学年会と協力して生活実態調査を行い、日々の
指導に活用した。
読書指導
(図書部)
①図書館の改築
に伴う対応
・タブレット端末の導
入等、新しい図書館
利用方法やコンセプ
トの検討
・図書館棟の解体に伴い、移転作業および移転後
の図書館開設が大きな課題であった。古い書籍
の廃棄や利用率の低い書籍の移転など、早めに
対策を立てて計画的に進めた結果、大きな混乱
もなく、移転を完了することができた。また新
しく開設した図書館も工夫を凝らして、機能的
な配置と配架をしている。手狭になったことも
含めて、利用率の低下は免れないが、少しでも
多くの生徒が利用できるよう、広報活動を行う
必要がある。また、タブレット端末の活用法も
課題である。さらに来年度、再建予定の図書館
についても、移転方法・配架の検討を要する。
情報研修
①情報セキュリ
(情報研修部)
ティ対策
・サイバー犯罪に巻き
込まれないための対
策と指導
・授業公開と授業評価
アンケートの実施
・現職教育として「教員のためのスマホ教室」を
開催し、スマホによる情報漏洩やサイバー犯罪
への理解を深めることができた。
・保護者向け授業公開および教員相互の授業公開
を行った。生徒による授業評価アンケートを全
教員が行い、授業改善に取り組むことができた。
・コースおよび全校に
向けた国際理解教育
の実践
・コース独自の事業の
充実
・海外へ目を向けることの大切さを説く講演が多
くあり、海外研修や留学希望者が増加した。今
後はより教育効果の高い講話を実施したい。
・スーパーイングリッシュハブスクールとして、
多くの活動に取り組み、校内スピーチコンテス
トにおける外部審査員の英語による講義、豊橋
市教育委員会主催イングリッシュキャンプへの
参加など、新事業を展開できた。さらにコース
の独自性を出せる行事を取り入れたい。
・登校指導
・交通ルールの遵守及
び携帯電話利用マナ
ー指導
・昇降口指導で、余裕のある登校と豊橋東高校の
生徒として凜とした身だしなみを呼びかけた。
・大池や学校周辺にポイントを広げ、交通指導を
実施した。一部生徒にはまだマナー違反がみら
れる。携帯電話のマナー指導については、特に
個人情報流出に関して指導を繰り返しているも
のの未だルーズな点があり、今後の課題である。
②授業改善への
取り組み
国際理解
(国際部)
①国際理解教育
の推進
②国際理解コー
スの活性化
生徒指導
交通及び携帯電
(生徒指導部) 話利用マナーの
向上
生徒会活動
①生徒会活動及 ・「東紙」による広報
(特別活動部)
び代議員会の
活動と定期的な代議
充実
員会の開催
②ボランティア ・「五つ葉会」と連携
活動と平和教
した広報活動の推進
育の充実
・平和教育の推進
・生徒会活動は、代議員会を通して意見の集約と
「東紙」による全体への広報活動を実施し、よ
り多くの生徒の意見を反映することができた。
・ボランティア清掃活動は定期考査最終日に生徒
会主催で実施し、例年以上の生徒が参加した。
また「五つ葉会」は文化祭バザーと定期的な募
金活動を行った。
・平和教育については生徒会を中心にして、6月
「平和祈念講話」および8月「世界平和祈念集
会」を今年度より始めることができた。次年度
以降文化祭との連携を図るなど工夫したい。
進路指導
①難関大学の合 ・課外学習の充実
(進路指導部)
格を目指した ・進路面談、特に担任
進路指導
による継続面談の充
②キャリア教育
実
の充実と継続 ・低学年時の学力向上
(特に主要3教科)と
意識の深化
・3年生の課外、1・2年生の長期休業中の学習
会ともに生徒の積極的な参加がみられた。
・3年生では継続的に担任による面談を行うこと
で粘り強く学習を継続させることができた。
・キャリア教育については、高大連携にかかる事
業をさまざま展開できた。より早い時期からの
進路意識の向上と深化をめざし、もう少し工夫
を考えたい。
保健活動
健康の保持増進
教育相談
(保健環境部)
・プリントにより担任からの健康診断の意義や実
施方法についての事前指導を実施した。
・健康診断結果を1学期の保護者会の際に担任か
ら保護者に渡し、保護者へ早期受診や健康増進
への働きかけを行った。
・外部講師による健康教育講座、熱中症対策講座、
AED 心肺蘇生講習会及び職員を対象とした
AED エピペン講習会を実施し、怪我や熱中症
の予防と初期対応について理解を促した。
1年学年会
①基本的な生活
習慣の確立
②学習習慣の確
立
③進路意識の向
上
④良好な人間関
係の育成
2年学年会
①学習と部活動
への積極参加
②計画的な学習
習慣の定着
③具体的な進路
目標の設定
・有意義な健康診断を
実施
・怪我や病気の予防指
導
・時間厳守の徹底と挨 ・遅刻が少ない集団で、諸活動が円滑に進められ
拶の励行、端正な身
た。また、身だしなみもほとんどの生徒が入学
だしなみ、携帯電話
当初から大きく崩れることなく端正に保ってい
の使用制限
る。ただし、携帯電話については学校生活にお
・授業を最大限生かす
ける適切な使用のできない者が目についた。今
ための家庭学習
後は具体的な指導の徹底の必要を感じる。
・総合的な学習の時間 ・目標とした3時間の家庭学習は達成できない者
を活用した進路意識
が多かった。課題をこなせば満足という意識と、
の向上
提出するための『課題』からの脱皮という意識
・学校行事への積極的
改革が必要である。
参加と学校生活の充 ・類型選択に際し、志望大学研究をさせたことで
実
おぼろげながらも高校卒業後のイメージを描く
事ができてきた。学校行事を通じて、学級や部
活動において各々自分の場所ができつつある。
・行事、部活動への
積極的な参加と学
習への積極的な取
り組み
・学習時間が決まっ
た日常生活の定着
・具体的な進路目標
の意識づけ
・入学当初から積極性に乏しい集団と表されがち
だったが、学校祭等の行事においてもそのよう
な傾向が見られた。ただストームに関しては彼
らの反骨精神を見た気がする。
・1年次に比べると、精神的な成長が見られる場
面が多々あった。学年後半では少しずつ自覚が
芽生え、それが学習時間や進路希望にも反映し
ていると考えられる。
・確固たる学習の基盤を作り、進路実現に向けて
果敢に立ち向かうことのできる生徒の育成が今
後の課題である。
3年学年会
①受験勉強を通 ・高い目標の設定と主 ・課外への出席は例年に比べやや少なめであり、
じての人間的
体的な努力の支援
早朝や業後の自学自習の生徒数も伸び悩んだ。
成長
・進路面談の継続的支 ・多くの生徒が国公立大学を目指すなか、早々に
②進路目標の実
援
推薦を希望する者や私立大学に志望変更をして
現
しまう者が少なからず出た。弱気になる生徒も
いたが、激励を続け、最後まで頑張らせること
ができた。
総合評価
平和祈念集会をはじめとした平和教育、総合的な学習の時間を活用した防災教育や健康教育、
キャリア教育など新しい取り組みと成果が見られた。授業公開や授業評価など授業研修も充
実しつつある。また、交通安全や携帯電話マナー指導なども継続的に行うことができ、生徒
は落ち着きのある生活の中で、各自の目標に向かって学習や部活動に取り組んでいる。今後
さらに重点目標を特化するなどして、教育活動の充実を図っていきたい。