腎臓内科 - 久留米大学病院

腎臓内科
1. 診療科の特徴
5. 研修スケジュール
世界で腎臓病がクローズアップされる中、当科は2000年5月に初代奥田誠
後期研修医:大学病院腎臓内科病棟で臨床研修(教育関連施設への出向もあり)
也教授の下、腎臓内科学講座を発足させました。そして、2015年5月からは
4∼6年目:教育関連施設で腎臓内科医(一般内科医)
・透析医として、実際
深水圭教授が主任教授として指揮をとり、現在は活気に溢れた教室となっ
の臨床経験を積む。
(基礎・臨床系大学院への入学も可能です)
ています。当講座は一貫して腎臓内科医という名の一般内科医(generalist)
7年目以降:大学病院腎臓内科病棟で初期・後期臨床研修医の指導
の育成に重点を置いており、
内科医として必要不可欠な基本的、
専門的知識
*久留米大学医学部腎臓内科ホームページも併せてご覧ください。
の修得、検査や手術の手技、血液透析や腹膜透析の管理の修得等、高度な
医療のみならず、論文作成、学会発表等研究等についてもしっかりと修得し
てもらえるよう、臨床、研究ともに優れたバランスのとれた医師の育成を目
指しています。
また、大学病院という特性を生かして、
特殊な技術としての血
漿交換、吸着療法、幹細胞移植等のアフェレーシスにも力を入れています。
研究の面では、現在慢性腎不全や糖尿病性腎症の発症進展機序の解明と
その治療を主軸として積極的に国内外に成果を報告しており、高いレベル
を維持しつつ頑張っています。
2. 専門医研修の目的・特徴
2年間の初期臨床研修終了し入局後、後期研修医として1年間は久留米大
学病院で指導医と共に患者様を担当し、様々な腎疾患をはじめ、生活習慣
病、膠原病、電解質異常、輸液管理等の内科的診断や管理法、腎代替療法に
関する手術・治療の修得に努めます。
さらに入院時の新患紹介・腎病理カン
ファレンス・透析カンファレンスでの議論を深め、一般内科の基本的知識を
学びます。後期研修終了後、基本的には腎臓内科医、透析医として当科の関
連施設病院に出向し、優秀な指導医のもとでしっかりとした臨床力を身に
付けて頂きます。入局後2年目に内科認定医、入局後5∼8年目までに総合
内科専門医、腎臓専門医、透析専門医の取得を目指します。
大学院については、進学時期は個人の希望を優先し、
できる限り4年以内で
医学博士の取得を目標とします。
また海外・国内留学も積極的に推奨してい
ます。
3.到達目標
1)一般目標(GIO)
大学病院腎臓内科病棟では、多くの腎生検を経験しつつ、実際の実技を習
得し、担当患者の腎組織を自ら診断し治療方針を決定します。
慢性疾患であ
る慢性腎臓病(CKD)症例は各ステージの症例全てを経験し、末期で腎代替
療法が必要となった症例では、血液透析(HD)、腹膜透析(PD)いずれの症
例も準備段階の手術(内シャント造設術、PDカテーテル留置術)から実践
し、導入期から慢性管理まで習得します。HD維持期では、慢性透析の維持・
管理や内シャントトラブルに対する血管造影(DSA)や血管拡張術(PTA)
ま
で実践します。
そ の 他 高 血 圧 や 電 解 質 異 常 、膠 原 病 等 多 種 多 様 な 症 例 を 経 験し 、
generalistとしての経験を蓄積します。
後期研修終了後は関連施設病院へ出向頂き、
これまでの経験を生かしつつ
一般臨床、腎専門領域を実践し、臨床医としてさらにステップアップして頂
きます。
2)到達目標(SBO)
まずは基礎である内科専門医を取得し、
その後3年で腎臓専門医、透析専門
医、5年でアフェレーシス学会専門医を目指します。
さらに、7年以降では指
導医の申請も可能です。
4. 取得できる資格・専門医
6. 必須症例数
受験申請に必要な症例数は20例前後。いずれの専門医も受験資格として、
各学会指定の教育関連施設での臨床経験が3∼5年以上が必要です。
参考資料
(久留米大学病院)
透析ベット数:透析用監視装置:36台(個人用9台)
血液透析:外来80人 腹膜透析:外来50人
入院20-30人/月(他科患者を含む)
年間新規透析導入:60-80人/年(血液透析40-50人:腹膜透析15-30人)
PTA症例数:100∼120例/年
手術症例数:100例前後/年
(内シャント造設、
PDカテ留置術等)
アフェレーシス関連:100∼200回/年
7. 研修責任者・指導医
責任者:深水 圭 教授
医局員:69名
専門医:
日本内科学会認定医53名 総合内科専門医7名
日本腎臓学会専門医36名 指導医7名
日本透析医学会専門医32名 指導医3名
日本循環器学会専門医3名
日本糖尿病学会専門医1名
日本救急医学会専門医1名
8. 研修責任者より一言
腎臓内科学講座は、常に腎臓を軸にしたジェネラリストを育てるべく、一貫
した育成方針で多くの研修医を指導してきました。
専門医制度が大きく変貌しようとする今、腎臓内科講座は内科専門医から
サブスペシャリティ専門医までの臨床医として重要な資格をスムースに取
得できるシステムを構築します。
そして何より 情熱と感謝 の気持ちをもっ
た人間性豊かな医師を育てていきます。
9. 主な関連病院
施設名
聖マリア病院
古賀病院21
公立八女総合病院
下関市立市民病院
久留米総合病院
大牟田市立病院
済生会日田病院
日本内科学会
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腎臓学会
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10. 連絡先
・日本内科学会内科専門医・総合内科専門医・指導医
久留米大学医学部内科学講座 腎臓内科部門 ・日本腎臓学会腎臓専門医・指導医
Tel : 0942-35-3311 (内線5346) FAX: 0942-31-7763
・日本透析医学会透析認定医・指導医
Email : [email protected] 担当 : 柴田 了
・日本アフェレーシス学会認定専門医
ホームページURL http://www.jin-jin.jp/
透析医学会
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