基礎講演 【金属アーチファクト対策】 - 関西Gyro Meeting ~For Next Scan

第21回関西GyroMeeting
金属アーチファクトへの対策
Tomohiro Mochizuki
Philips Electronics Japan
MR Application Specialist
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
磁化率変化による局所磁場の乱れが原因
反磁性体
常磁性体
強磁性体
外部磁場に対して反対
方向に磁化される。
外部磁場中で弱く磁化
する。
外部磁場がない時には
磁化を持たない。
外部磁場により強く磁化
される。
外部磁場が除かれても
磁化が残る。
磁化率>0
磁化率>1
磁化率<0
磁化率:外部磁場中における物質の磁化されやすさを示す物性値
反磁性体
常磁性体
強磁性体
外部磁場に対して反対
方向に磁化される。
外部磁場中で弱く磁化
する。
外部磁場がない時には
磁化を持たない。
外部磁場により強く磁化
される。
外部磁場が除かれても
磁化が残る。
磁化率<0
磁化率>0
磁化率>1
H2O, Au,Cu, Ag等
Pt, Al,Ti,O2,Gd造影剤等
Fe, Co, Ni等
非磁性体
反磁性体
常磁性体
強磁性体
外部磁場に対して反対
方向に磁化される。
外部磁場中で弱く磁化
する。
外部磁場がない時には
磁化を持たない。
外部磁場により強く磁化
される。
外部磁場が除かれても
磁化が残る。
磁化率<0
磁化率>0
磁化率>1
H2O, Au,Cu, Ag等
Pt, Al,Ti,O2,Gd造影剤等
Fe, Co, Ni等
生体
磁化率アーチファクト
常磁性体
金属部に渦電流が発生し、
信号欠損となる
強磁性体
磁場がゆがめられる
周波数
磁性体の
影響
位置
傾斜磁場を印加し、周波数を位置
情報の一つとして利用している
周波数方向へ位置ズレ(歪み)
が起きる
周波数
磁性体の
影響
位置
傾斜磁場を印加し、周波数を位置
情報の一つとして利用している
周波数方向へ位置ズレ(歪み)
が起きる
Gradientの反転でRefocus
FIDFID
α°
速
遅
速
遅
磁場不均一の影響により
Rephase出来ない
Gradientの反転でRefocus
FIDFID
α°
速
遅
速
遅
磁場不均一の影響により
Rephase出来ない
傾斜磁場を印加し、
周波数によりスライス
選択を行っている
127MHz
12
128MHz
129MHz
傾斜磁場を印加し、
周波数によりスライス
選択を行っている
127MHz
128MHz
129MHz
Susceptibility
13
129MHz
129MHz
Chemical shift
磁化率によりスライス方向に位置ズレを起こす
127MHz
128MHz
129MHz
Susceptibility
14
129MHz
129MHz
Chemical shift
磁化率によりスライス方向に位置ズレを起こす
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
SE法
FFE法
SE法と比較し、FFE法ではアーチファクトが顕著
SE法
FFE法
SE法と比較し、FFE法ではアーチファクトが顕著
SE
180°
90°
RF
Gz
Gy
Gx
Signal
18
Refocusing Pulseにより
外部磁場の不均一の影響をなくす
180°
90°
Refocusing Pulseを使わず、
傾斜磁場の反転で位相をそろえる
FFE
α°
RF
α°
外部磁場の不均一の影響を
受けやすい!
Gz
Gy
Gx
Signal
19
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
64
128
192
256
Matrix scanの増加に伴いアーチファクトが減少
128
512
1024
Matrix scanの増加に伴いアーチファクトが減少
引用:Mi-Fung Lee, MD et. al. RadioGraphics 2007; 27:791-803
例)磁性体により周波数が40Hzズレていた場合
Band width:20Hz/pixel
2pixel分の歪み
Band width:20Hz/pixel
2pixel分の歪み
周波数
方向
Matrix scan
2倍に変更
同じ2pixel分の歪みでも距離としては半分
⊿Φ = γ × Gi × ⊿r × TE
⊿Φ=磁化率による位相変化
γ=核磁気回転比
Gi=生体内にできる局所的な磁場の変化
⊿r =画素の大きさ(voxel or pixel size)
TE=Echo Time
7mm
4mm
1mm
スライス厚の低下に伴いアーチファクトが減少
引用:Mi-Fung Lee, MD et. al. RadioGraphics 2007; 27:791-803
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
Water-fat shift
水信号に対する脂肪信号のずれをピクセル数で調整。
WFS(pixels)=
水と脂肪の周波数の差(3.4ppm)
BW(Hz/pixel)
無信号
脂肪
水
周波数方向
217.3Hz(1.5T)
脂肪が低い周波数方向にズレる
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
1.0
0.75
0.5
0.25
water-fat shiftの低下に伴いアーチファクトは減少
1.0
0.5
water-fat shiftの低下に伴いアーチファクトは減少
例)磁性体により周波数が40Hzズレていた場合
Band width:20Hz/pixel
Band width:40Hz/pixel
(WFSを1/2に変更)
周波数
方向
2pixel分の歪み
1pixel分の歪み
アナログ信号
時間
⊿Ts : サンプリング間隔
サンプリング時間
=⊿Ts×周波数マトリクス(Ny)
アナログ信号
時間
⊿Ts : サンプリング間隔
Band Width=
1
⊿Ts
=
Ny
Ny×⊿Ts
=
(Ny : 周波数マトリクス)
周波数マトリクス
サンプリング時間
WFSが大きい
BWが狭い
WFSが小さい
BWが広い
周波数マトリクス
BW =
サンプリング時間
短い時間で信号を収集
長い時間で信号を収集
位相変化が
位相変化が
出にくい
出やすい
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
Refocusing pulse angle
Refocusing pulseのangleを任意に設定可能
Refocusing pulse
・ SARを低減
・撮像時間の短縮 (TRの短縮)
・ MT効果の低減
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
80
120
160(default)
180
Refocusing angleの増加に伴いアーチファクトが減少
80°
180°
Refocusing angleの増加に伴いアーチファクトが減少
3.0TはSAR抑制のためlow angleとするケースが多い
ので特に注意!
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
RL
FH
位相方向の選択によりアーチファクトの方向が変化
RL
FH
位相方向の選択によりアーチファクトの方向が変化
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
fat shift direction
読み取り傾斜磁場の極性によりchemical shiftの方向を決定する
fat shift direction=P
前方にShift
fat shift direction=A
後方にShift
磁化率アーチファクトが出る方向変更可能!
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
H(Head)
F(Feet)
fat shift directionによりアーチファクトの方向が変化
H(Head)
F(Feet)
fat shift directionによりアーチファクトの方向が変化
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Refocusing pulse angle
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
B1 mode
最大許容B1送信磁場を決定
RF pulse
RF pulse
低いB1
高いB1
高いB1
低いB1
最短TE
短い
長い
TR
長い
短い
送信バンド幅
広い
狭い
SAR
高い
低い
user defined(8)
default(13.5)※3.0T
B1 modeを高くした方が遊走アーチファクトが減少
画像提供:北野病院様
~SE , TSEにおける対策~
T1W
T2W
PDW
etc…
Matrix scan , slice thickness → voxel sizeを小さくする
Water-fat shift
→ 小さくする
Refocusing pulse angle
→ 高くする
Phase direction
→ 目的部位の位置を考慮
Fat shift direction
→ 目的部位の位置を考慮
B1 mode
→ 高くする(default)
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
~FFE , TFEにおける対策~
T2*W
MRA
etc…
Matrix scan , slice thickness
Water-fat shift
Phase direction
Fat shift direction
B1 mode
TE
Partial echo
~FFE , TFEにおける対策~
T2*W
MRA
etc…
Matrix scan , slice thickness → voxel sizeを小さくする
Water-fat shift
→ 小さくする
Phase direction
→ 目的部位の位置を考慮
Fat shift direction
→ 目的部位の位置を考慮
B1 mode
→ 高くする(default)
TE
Partial echo
~FFE , TFEにおける対策~
T2*W
MRA
etc…
Matrix scan , slice thickness → voxel sizeを小さくする
Water-fat shift
→ 小さくする
Phase direction
→ 目的部位の位置を考慮
Fat shift direction
→ 目的部位の位置を考慮
B1 mode
→ 高くする(default)
TE
Partial echo
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
18.4ms
13.8ms
9.2ms
TEの短縮によりアーチファクトが減少
4.6ms
mFFE (R2.5~)
Multi echoで収集した信号をCumulateし、SNRとコントラストの向上を図る
Axial Cervical
Spine imaging
Multi-echo FFE
+
+
=
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
mFFE (R2.5~)
9.2ms
13.8ms
18.4ms
cumulated image
短いTEの元画像も観察可能
Cumulate後のアーチファクトは平均化
9.2ms
13.8ms
18.4ms
cumulated image
短いTEの元画像も観察可能
Cumulate後のアーチファクトは平均化
FFE 13.8ms
mFFE cumulated image
(9.2-13.8-18.4)
通常のT2*Wと比較しmFFEではアーチファクトが減少
~FFE , TFEにおける対策~
T2*W
MRA
etc…
Matrix scan , slice thickness → voxel sizeを小さくする
Water-fat shift
→ 小さくする
Phase direction
→ 目的部位の位置を考慮
Fat shift direction
→ 目的部位の位置を考慮
B1 mode
→ 高くする(default)
TE
Partial echo
partial echo
リードアウト方向のデータの約半分を収集する方法。
k-space内の対称性を利用し、測定されたデータからmatrixの
もう半分が複製される。
用途
・FFE法におけるTEの短縮
・固定TEにおけるmatrixの増加
・TSE法におけるFull flow comp
の適用
位相方向
周波数方向
k-space
ファントム:ゼリー内にホッチキスの芯を留置
no
yes
Partial echoの有無によりアーチファクトが変化
オランダ推奨のT2FFEにはpartial echoが設定されて
いるケースがあるので注意!
~FFE , TFEにおける対策~
T2*W
MRA
etc…
Matrix scan , slice thickness → voxel sizeを小さくする
Water-fat shift
→ 小さくする
Phase direction
→ 目的部位の位置を考慮
Fat shift direction
→ 目的部位の位置を考慮
B1 mode
→ 高くする(default)
可能であれば短くする
→
T2*WはmFFEを使用
→ 不要であれば外す
TE
Partial echo
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
Frequency
Selectivity
Pulse Type
Characteristics
STIR
Non-selective
180°IR
磁化率の影響受けにくい
造影後は不適,SNRは低い
SPIR
Fat-selective
100~110°IR
SNRが低下しない
一般的な周波数選択的脂肪抑制
SPAIR
Fat-selective
180°IR
B1の影響受けにくい
撮像時間の延長
Water-selective
binominal RF
11, 121, 1331
TRの延長少ない,TEの延長有り
Thicknessに制限有り(5mm以上)
3DFFEや腹部息止めに有用
WATS
SPIR
SPAIR
STIR
STIRの使用により均一な脂肪抑制が可能
SPAIR
SPIR
Fat-selective
100°IR
RF
STIR
Fat-selective
180°IR RF
non selective
180°IR RF
100°
180°
180°
SPAIR
STIR
T2W脂肪抑制としては
STIRが有用
R5よりオプション機能
mDIXON TSE
• Achieva 3.0T
TX
• T2 Coronal
• 400 mm FOV
• 0.8 x 1.0 x 3.0
mm
• 3:12 min
Out-of-Phase
Water
Courtesy: St Jan Hospital, Brugges, Belgium
In-Phase
Fat
脂肪
脂肪
水
水
In-phase
SIP = W + F
SOP=|W - F|
Out of phase
①
②
SIP:In-phaseの信号値
SOP:out-phaseの信号値
W:水の信号値
F:脂肪の信号値
①+②より
SIP+SOP=2W
①-②より
SIP-SOP=2F
R5よりオプション機能
SPAIR
mDixon TSE
mDixon TSEの方が良好な脂肪抑制が可能
mDixon TSEはT1Wでも使用可能
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
R5.1.7より使用可能
EPI DWI
Single-shot TSE DWI
磁化率変化によるartifactの少ないDWIを取得!
R5.1.7より使用可能
Refocusing
pulse
90°
RF/Echo
Gdiff
Tips
・phase errorを防ぐため、single-shotシーケンス
・blurring低減を目的に、よりsharpなRF pulse波形を使用
・blurring低減を目的に、SENSE併用によるTSE factorの低下
画像提供:静岡県立がんセンター様
Glioma post ope
?
DWI-EPI
T2W
DWI-TSE
T1W + Gd
体内インプラントに有効な
GRASE法を用いたDWI
寿量会 熊本機能病院 画像診断センター
放射線部 小林 健一郎・江口 紀子・林 泰宏
森木 俊秀・高石 朋毅
放射線科 中山 善晴
Gyro Cup2014九州ブロック予選エントリー演題(熊本機能病院 小林様)
GRASE DWIの提案
GRASE(gradient ad spin echo)
•
•
TSEとEPIを組み合わせたシーケンス。
各TSEスピンエコー信号を中心として、複数の傾斜磁場エコーが作成される。
これは、EPIで行うように、リードアウト傾斜磁場の極性を切り替えることで行われる。
特徴:TSEより高速、TSEよりエコー間隔が長いためSARが小さく、脂肪抑制効果が高い。
位相エラーと関連アーチファクトが、EPIの場合よりも低減する。
RF
GSS
GPE
GFE
信号
GRASE法でDWI撮影を行うことで一般的なEPI DWIより歪み
や関連アーチファクトを抑えることが可能と考えた。
Gyro Cup2014九州ブロック予選エントリー演題(熊本機能病院 小林様)
症例画像①:TKA後の皮下血腫
GARSE IR 撮影条件 FOV:180 RFOV:70%
Matrix Scan:96
slices:25
scan mode/technique : MS/IR
profile order: linear
EPI factor : 17
gradient overplus : yes
b-factors : 700
average high b: yes
NSA: 4
SAR/whole body<22%
slicethickness:4mm
TE/TR : shortest
SCAN TIME : 4.01.7
T2W
EPI
EPI ADC
GRASE
GRASE ADC
T2W
EPI
EPI ADC
GRASE
GRASE ADC
T2W
EPI
EPI ADC
GRASE
GRASE ADC
Gyro Cup2014九州ブロック予選エントリー演題(熊本機能病院 小林様)
症例画像③:マグネット式入歯有の頭部MRI
症例画像④:左TKA後のMRI
T2W
EPI
GRASE
STIR
EPI IR
GRASE
T2W
EPI
GRASE
STIR
EPI IR
GRASE
T2W
EPI
GRASE
STIR
EPI IR
GRASE
EPIでは著明にアーチファクトが影響しているが
GRASEでは側頭・頭頂部の診断が可能
膝関節内側の嚢胞性病変と思われるものが
STIRと同様の場所にGRASEで確認できる。
Gyro Cup2014九州ブロック予選エントリー演題(熊本機能病院 小林様)
GRASE DWIの設定パラメータ
Sequence(Achieva 3.0T)
FOV/RFOV
250/70
Matrix scan/recon
96/192
Scan percentage(%)
80
Slice thickness(mm)/
Slices
6/30
Slice orientation
TRA
Fold-over direction
AP
Scan mode/technique
MS/IR
Fast imaging mode
GRASE
Shot mode/profile order
Single-shot/linear
EPI factor
15
TR/TE
shortest/shortest0
IR delay(ms)
160
b-factors
1000
NSA
4
Scan time
4分~5分
•
•
•
•
•
脂肪抑制はSTIRを使用
TR・TEは「shortest」
「EPI factor」は15前後で実効TEが最小
値となるところを設定
SNRを上げるため、Matrix Scanは小さ
く、スライス厚は厚く。
「gradient over plus」と「average high
b」ともに「YES」とする。
Gyro Cup2014九州ブロック予選エントリー演題(熊本機能病院 小林様)
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
Distortion-free imaging
Imaging near metal: clinical needs and challenges
Clinical Needs
• Post-surgery follow up
(Inflammation, tumor, …)
• High soft tissue contrast
Knee
• High BW STIR
• Ingenia 1.5T
MR Challenges
• Signal loss
• Distortions
• Fat-suppression
Pelvis
• High BW T1W
• Ingenia 3.0T
O-MAR*
* Pending 510(k), not available for sale in the U.S.A.
2 Only for use with MR Safe or MR Conditional Implants.
2
Distortion-free imaging
O-MAR* : Designed for improved visualization of soft tissue near metal
implants
2
Features
Knee
• In-plane & through
plane correction
using SEMAC and
VAT technology
•
•
•
•
O-MAR*2 STIR
0.6 x 0.8 x 2.5mm
6:24 min
Ingenia 1.5T
• Compatible with
dS SENSE
Pelvis
•
T1W
• 1.0 x 1.4 x 3.0 mm
• 6:51 min
• Ingenia 3.0T
O-MAR*2
Spine
• O-MAR*2 T1W
• Ingenia 3.0T
O-MAR*
* Pending 510(k), not available for sale in the U.S.A.
2 Only for use with MR Safe or MR Conditional Implants.
2
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
事例紹介
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています
腹部撮像をしたら、T1Wで信号がおかしい・・・
腹部撮像をしたら、T1Wで信号がおかしい・・・
鉄剤によるアーチファクト
T1W-FFE COR
T2W-TSE COR
鉄剤飲用後3時間
TE:2.3, WFS:0.35
TE:2.3, WFS:1.35
TE:6.9, WFS:1.35
T1W-FFE
鉄剤飲用後3時間
スキャン途中で磁性体に気づき、外したのに・・・
頸椎の撮像で・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
SAG
T1W SAG
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
STIRを撮像した時点で磁性体に気付いた(ピップエレキバン)・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
SAG
T1W SAG
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
ピップエレキバンを外してもらい再度Surveyを撮像・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
Survey
SAG
STIR
T1W SAG
SAG
TRA
T2W SAG
TRA
SAG
TRA
T1W SAG
TRA
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
ピップエレキバンを外してもらい再度Surveyを撮像・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
Survey
SAG
STIR
T1W SAG
SAG
TRA
T2W SAG
TRA
SAG
TRA
T1W SAG
TRA
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
アーチファクトがないことを確認し、STIRを撮像・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
Survey
SAG
STIR
T1W SAG
SAG
TRA
T2W SAG
TRA
SAG
TRA
T1W SAG
TRA
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
ピップエレキバンを外したにもかかわらず・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
Survey
SAG
STIR
T1W SAG
SAG
TRA
T2W SAG
TRA
SAG
TRA
T1W SAG
TRA
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
ピップエレキバンを外したにもかかわらず・・・
C-Spine
Survey
Ref
STIR SAG
SAG
T2W SAG
Survey
SAG
STIR
T1W SAG
SAG
TRA
T2W SAG
TRA
SAG
TRA
T1W SAG
TRA
SAG
T2W TRA
TRA
T1W TRA
TRA
Reference scanも再撮像が必要
CLEAR(Constant LEvel AppeaRance)
コイルの感度補正技術。
Reference scanより作成した感度マップを基に、感度補正を行う。
Reference scanは内蔵型のQuadratureコイルにて、実際に撮像対
象がどこまでの範囲にあるのかを確認し、サーフェイスコイルに
よってそれぞれのエレメントにおける感度領域を把握。この2つの
情報を元に感度マップを作成。
(a) Q-Body coil
(b) SENSE-Body coil
1element
2element
3element
4element
(c) CLEAR
歯のアーチファクトにより信号が欠損した・・・
歯のアーチファクトにより信号が欠損した・・・
顎を上げるだけで撮像可能なケースがある!
- 金属アーチファクトへの対策 磁性体とアーチファクトの出現
撮像パラメータによる対策
シーケンスの選択
SE , TSEにおける対策
FFE , TFEにおける対策
脂肪抑制法の選択
DWIにおけるアイデア
最新情報
実際にあった事例
※MRI検査の安全が確保されていることを前提としています