プレゼン資料

エコアクション21
10周年記念大会 事例発表
「N0.000049 ㈱仁張工作所」
2015年10月06日
株式会社仁張工作所
株式会社
仁張工作所
1
現在の製品カテゴリー
サプライヤー
OEM供給
精密板金部材や
サブキット化され
た半完成品
商社やメーカーな
どの顧客のカタロ
グ製品を完成品と
して
オーダーメイド
スチール製品
オリジナル製品
大手オフィス家具
メーカーのカタロ
グにない特型・別
注仕様をはじめ、
物件対応が可能
オーダーメイドス
チール製品の供
給実績から、オリ
ジナル製品として
立ち上がった製品
ラインナップ
モノづくりの特徴
3
『エコアクション21(EA21) 』との関わり
 2000年
ISO9002認証取得
 2003年
ISO9001(2000)更新取得
 2003年6月 新EA21(2003試行版)認証制度に向け
たパイロット事業者募集に応募する
 2004年11月 エコアクション21認証取得
(認証・登録番号0000049)
4
E(環境)>Q(品質)・C(コスト)・D(納期)・S(安全)
『品質がよくなれば、環境にも優しくなる』
環境維持改善は一社だけではできない
経営活動の1つと捉える
5
中小企業の持続可能な生産・消費の取組み
エコアクション21ガイドライン(2009)の求める所
1.環境への負荷の自己チェック
2.環境への取組の自己チェック
3.環境経営システム
4.環境活動レポート
中小企業のプラスワン
・地域に根ざした活動(清掃、行政との連携・・)
6
環境コミュニケーションの取組み
2006年
第9回環境コミュニケーション大賞
環境レポート部門 「優秀賞」受賞
2009年
第12回環境コミュニケーション大賞
環境レポート部門 「優秀賞」受賞
2015年
第18回環境コミュニケーション大賞
環境レポート部門 「優良賞」受賞
7
環境活動レポート2014
期間:2013年12月21日~2014年12月20日
株式会社 仁張工作所
認証・登録番号
0000049
2015年7月20日 発行
環境活動レポート目次
1.ご挨拶
7.マテリアルバランス
2.会社概要
8.法令順守状況
会社概要と対象範囲
8-1.法令順守状況
2-1.会社紹介
2-2.経営方針
3.環境方針
4.EA21推進組織
5.環境目的・目標
9.2014年度の取り組み
11-2.地域との係わり
11-4.全体活動・啓蒙活動
9-2.全社IT化に向けての取り組み
5-2.2014年度計画
9-4.塗装場排気ダクト交換工事
6-2.対策と結果
11-3.その他の取り組み
9-1.三和工場太陽光ソーラーパネル
9-3.照明器具の取り替え
6-1.環境目標達成状況
11-1.非常事態訓練
代表者による
その他の活動(恩地川遊
全体評価と
環境法令等
環境方針
歩道清掃、社内啓蒙活
マテリアルバランス
環境目標と
取組みの実績・
見直しの結果
の遵守状況
動、改善提案、花壇など)
活動計画
結果とその評価
と違反等の
有無
8-2.近隣よりの苦情
5-1.環境目的・目標及び計画
6.2014年度達成状況
11.その他の取り組み
10.マネジメントレビュー
10-1.経営者による全体評価
10-2.次年度に向けて(見直しの結果)
6-3.過去からの実績変動まとめ
9
3.環境方針
「品質を良くすることは、環境にもやさしくなる」をポリシーとして、
以下の通り環境方針を定めています。
株式会社仁張工作所は、板金加工を通じて顧客に提供する全ての事業活動において、
環境に影響する項目があることを認識し、エコアクション21ガイドライン2009年
版に基づいた『環境マネジメントシステム(EMS)』を構築し、EMSの維持と継続
的改善を図り、顧客や地域から信頼される経営理念追求型企業として、より地球環境、地
域環境にやさしい環境維持改善活動を展開します。
この環境方針は社外に公開します。
2003年10月1日 新規
2005年2月21日 改1
2007年4月21日 改2
2010年3月21日 改3
株式会社 仁張工作所
代表取締役
10
5.環境目的・目標
5‐1.環境目的・目標及び計画
2014年度は、2012~2014年度までの3ヶ年計画の最終年度となりました。
2013年度の結果により中期計画も見直しましたが、その結果未達に終わった塗装不良率
は、もう一度同じ目標に再チャレンジすることとし、その他の項目は、従来の中期計画の
まま取り組むことにしました。中期計画は、下記の通りです。
中期計画(2012年~2014年)
番号
目標項目
目標値
E-1
1.二酸化炭素削減
2009年度比-10%削減の446㎏-CO2 (原単位/百万円)
(CO₂換算係数:電気 0.366 LPG 6.21灯油 2.49 都市ガス 2.31 軽油 2.62 ガソリン2.32)
E-2
1.産業廃棄物の削減とリサイクルの推進
2.紙リサイクルの推進
3.紙使用量の削減
新規リサイクル選定
1,2000㎏/年
裏紙使用率70%
E-3
1.水使用量の削減
2009年度比-18%削減の2.7㎥ (原単位/百万円)
E-4
1.化学物質の使用量削減及び製品の環境配慮
2.粉体塗装適用製品を広げVOCを削減
塗装不良率 2.1%以内
実行
E-5
1.グリーン購入の推進
グリーン購入対象選定
11
5‐2. 2014年度単年度計画
E-1.
CO2の削減
取り組み内容
1.作業と設備の見直しで電力削減
2.品質不具合を削減し、手直しや再製作のロスを防止する
3.塗装の作業改善、品質改善でLPG削減
4.暖房用灯油の削減
5.車燃料の削減
E-2.
目標値
原単位446㎏-CO2
2009年度比-10%
CO2換算値:
電気 0.366 LPG 6.21
灯油 2.49 都市ガス 2.31
軽油 2.62 ガソリン 2.32
1.廃棄物の削減とリサイクルを促進する
2.紙リサイクルを推進する
(段ボール、包装紙、用紙など)
目標値
新規リサイクル1品目
追加選定
実行部署
総務経理部
全部課
12,000㎏/年
3.紙使用量の削減
文書及び記録の紙配布を廃止し、社内LANを活用することで紙使用
量を削減する。併せて可能な限り裏紙を使用する
全部課
(原単位/百万円)
産業廃棄物の削減とリサイクルの促進
取り組み内容
実行部署
全部課
裏紙使用率70%以上
12
E-3.
水使用量の削減
取り組み内容
1.塗装前処理水抜きなどの工夫で水使用量を削減
する
目標値
原単位
2.7㎥
2009年度比-18%
実行部署
塗装G
全社
2.給水設備点検を行い、水漏れを防止する
(原単位/百万円)
E-4.
化学物質使用量の削減及び製品の環境配慮
取り組み内容
1.化学物質の使用量を把握する。
目標値
実行部署
毎月使用量把握100%
2.塗装不具合要因を分析し、不良を削減
塗料不良率2.1%
3.粉体塗装適用製品を広げ、VOCを削減
紛体塗装適用新規1件
塗装G
技術課
品質保証部
13
E-5.
グリーン購入及び環境配慮型製品の推進
取り組み内容
目標値
実行部署
1.グリーン購入の促進を行う
2.環境適合オリジナル商品の企画ならびに積極販売
3.有害化学物質含有量の少ない部材調達ならびに供給者
ネットワークの確立
事務用品全て
新規製品
総務経理部
管理部
品質保証部
14
6. 2014年度達成状況
番号
E-1
計画項目
【CO₂の削減】
1.全ての排出量を月次で
把握し、改善に取り組む
(電気・ガス・車燃料)
2.ウォームビズ/クールビ
ズを推進する
【産業廃棄物削減】
1.産棄物量を把握しリサ
イクルを促進する
E-2
2.紙リサイクル推進
3.新紙使用量の削減と裏
紙活用の最大化
6‐1.環境目標達成状況
目標値
原単位
446㎏-CO₂
(2009年度比
-10%削減)
※都市ガスは
2009年7月に
増設。
新規
リサイクル品
選定
12,000㎏/年
裏紙使用率
70%
目標項目
2009年-10%
原単位による目標値
実績
電気(kW)
944,454
1,635,029
1,511934
LPG(㎥)
15,528
29,869
22,159
都市ガス(㎥)
1,981
3,810
8,069
車燃料(ℓ)
10,563
20,319
14,356
目標原単位(㎏)
判定
446
原単位実績(㎏)
446
363.4
差異(㎏-CO2)
-
-82.6
選定(件)
1
1
実績(件)
1
1
差異
0
0
計画(㎏)
120,000
12,000
実績(㎏)
-
20,857
差異(㎏)
-
+8,857
新紙使用(枚)
260280
-
634,398
裏紙使用(枚)
220859
-
326,023
達成率(%)
84.85%
70%
51.4%
差異
-
-
-18.61%
15
6‐1.環境目標達成状況(続き)
番号
E-3
計画項目
【総排水量の削減】
1.全社で給水設備の点
検でムダな水使用量を
防止する
2.塗装前処理の水抜き
やゴミ対策を実施する
基準値
原単位
2.7㎥
(2009年度比
-18%削減)
目標項目
E-4
毎月使用量把握
100%
塗料不良率
2.1%
粉体適応新規1件
E-5
グリーン購入及び製品
の環境配慮の推進
原単位目標値
実績
使用量(㎥)
2,898
5,574
3,938
内 織田電装(㎥)
1,733
3,038
1,487
同上比率(%)
54.5%
-
37.8%
目標(㎥)
2.7
実績(㎥)
1.9
差異
-0.8
総使用金額(千円)
【塗装不良率の削減】
1.化学物質の使用量を
把握
2・塗装不具合要因を
分析し、手直し削減
3.粉体塗装適用製品を
広げVOCを削減
2009年-18%
1,412
2,716
実績(%)
100%
目標(%)
2.1%
実績(%)
2.30%
差異(%)
+0.20%
実績(件)
1件
判定
1,973
グリーン購入及び製品の環境配慮の推進
16
6‐2.対策と結果
E-1.
CO2の削減
結果は、目標を大きく上回りました。
しかし、実績は前年度からCO₂の排出量は若干増加しました。この要因は、今年度から三和工場
にレーザー複合機の設備を新規導入したことと、売り上げの中身が少し変わり生産性の影響が
でたものと思われます。
• 菱江倉庫の屋根に断熱塗装を昨年末の12月に施
工しましたことは、2013年度のレポートに記載
しましたが、今年はその効果もあり、菱江倉庫
で使用していますガスヒートポンプのガス使用
量は、削減することが出来ました。
菱江倉庫都市ガス使用量は以下の通りです。
2013年度1,736m³ → 2014年度1,494m³
CO₂削減推移
500.0
計画
実績
450.0
400.0
350.0
300.0
250.0
200.0
150.0
100.0
50.0
0.0
2012
2013
2014
• 電灯を省エネ型に変更したこと、エアコンの
フィルタの掃除、こまめな調整などで、昨年
大きく下げた本社工場の最大電気使用量を今
年度もまた下げることが出来ました。
2013年度293kW → 2014年度291kW
17
6‐2.対策と結果(続き)
E-2.
産業廃棄物削減
今年度の取り組みとして、リサイクルを促進して産業廃棄物の削減を行うとしていました。
今年度は、昨年まで特別管理産業廃棄物として処理をしていました塗装工程での廃シンナーを
リサイクルしてシンナーを再生している業者に処理をお願いすることにしました。これにより
産業廃棄物の削減につなげました。
E-2. 紙リサイクル推進
紙リサイクル量推移
リサイクルのための古紙排出量は、左グラフの
通り、中期計画を通じて目標を達成しました。
IT化を進めて、ペーパーレス化を進めた結果、
昨年と同様の売り上げにもかかわらず、若干紙
リサイクル量が減少しました。
25,000
目標
実績
20,000
15,000
E-2.
新紙使用量削減及び裏紙使用率の最大化
裏紙使用率は、目標70%に対して51.4%と未達
に終わりました。
昨年と同様新製品が多く、新規図面が多く発行
されたことが原因です。IT化を進めペーパーレ
ス化を進めましたが、裏紙使用率には反映でき
ませんでした。
10,000
5,000
0
2012
2013
2014
18
6‐2.対策と結果(続き)
総排水量の原単位推移グラフ
E-3.
総排水量の削減
3.50
目標
水の使用量は、売り上げ100万当たりの原単位で目
標2.7m³に対して、実績1.97m³と達成しました。
• 昨年実施した塗装前処理の貯水槽のパイプを設
置して、水の経路を変えたことが、通年で効果
を上げることになり、昨年比で排水量の削減と
なりました。
2013年2,074m³ →2014年1,417m³
• 計画項目としての全社での給水設備の点検と水
漏れの点検修理などでも効果を上げました。
菱江倉庫で昨年比10%削減、三和工場では水漏
れ修理などで昨年比30%の削減となりました。
実績
3.00
2.50
2.00
1.50
1.00
0.50
0.00
2012
2013
2014
19
6‐2.対策と結果(続き)
E-4.
塗装不良率の削減及び製品の環境配慮
• 塗装不良率は、昨年度より改善しましたが、結
果的には目標値には届きませんでした。
• 塗装作業の標準化に取り組みましたが、塗装の
作業者の一部入れ替えがあり、目標値を達成す
るまでには至りませんでした。ただ、塗装作業
者の訓練をしながら昨年度より良くなったこと
は、標準化の成果だと思っています。
• 塗装用の塗料は、ほぼ100%無鉛化に移行しま
した。
• 新規の塗料についても100%MSDSを取り寄せ、
安全性の確認をした後使用することにしてい
ます。MSDSplusも順次取り寄せ顧客の皆様と
の共有に取り組んでいます。
• シンナーを使わない紛体塗料の使用率も年々
高くなっています。2014年度も目標通り紛体
塗装を新規に1件採用しました。
塗装不良率
4.00
目標(%)
実績(%)
3.00
2.00
1.00
0.00
2012
25.0%
2013
2014
塗装全体に対する紛体塗料使用率
20.0%
15.0%
10.0%
5.0%
0.0%
2012年
2013年
2014年
20
6‐3. 総量実績変動
10年
1,174.7
1,224,488
20,783
6,254
3,560
9,810
642,060.5
58900
4,468
72.42%
2.66%
生産高
CO2排出量
電気 (kW)
LPG (m³)
都市ガス (m³)
灯油 (ℓ)
燃料 (ℓ)
CO₂換算
産業廃棄物排出量 (kg)
水使用量 (m³)
裏紙再利用率
塗装不良率
11年
1,551.2
1,326,270
23,767
7,474
4,264
12,706
690,431.2
45770
4,185
68.49%
3.98%
12年
2,043.3
1,414,554
21,768
8,371
5,735
13,508
717,857.6
40800
4,610
60.92%
2.09%
13年
2,035.4
1,249,659
21,055
8,695
5,069
14,081
650,937.9
51828
4,803
65.23%
2.91%
14年
2,068.8
1,511,934
22,159
8,069
3,463
14,356
690,431.2
31730
3,938
51.39%
2.30%
(CO₂換算係数は、5-2のE-1と同じ)
2,500
750,000
生産高
2,000
CO2換算
700,000
1,500
1,000
500
650,000
生産高VSCO2排出量
0
600,000
10年
11年
12年
13年
14年
2012年度以降は、2010年度に対し
て、生産高は約1.7倍となりました
が、CO₂の排出は抑えらました。委
託加工の増加の側面もありますの
で、来年からこの点が判断できる
よう検討していきます。
産廃量、水使用量も横ばいから、
2014年度は減少させることができ
ました。
21
6‐3. 総量実績変動 (続き)
60,000
5,000
産業廃棄物及び水使用量グラフ
50,000
4,500
40,000
30,000
4,000
産業廃棄物排出量
水使用量
20,000
3,500
10年
11年
12年
13年
14年
75%
4.0%
裏紙再利用率及び
塗装不良率グラフ
70%
3.0%
65%
60%
2.0%
裏紙再利用率
55%
塗装不良率
50%
1.0%
10年
11年
12年
13年
14年
2013年度の産廃量の増加は社内の
設備の入れ替えや、改装工事、塗
装ブースの清掃などで一時に大量
に発生した事が主要因でした。
過去は廃棄物処理していた使用済
みシンナーのリサイクル化、塗装
を水溶性から粉体塗装へと移行し
ていった事も2014年の産廃削減に
つながった。
水使用量は、2014年度に塗装での
前処理工程での改善で大きく下げ
ることができました。
裏紙使用総数は10年28万枚、14年33
万枚と対比116%で増加しましたが、
受注・新規製品・図面発行が増えた
ために新紙使用量が10年対14年で
160%に増加しました。今後も増加す
ると予想さますので、現場でのIT
化に取り組んでいます。
塗装不良率の変動は、ベテラン職人
の退職と新人の入れ替わり時期に大
きく変化しました。
22
7.マテリアルバランス
事業活動におけるマテリアルバランスは以下の通りです。
インプット
事業活動
エネルギー
・電力
1,511,934kWh
・LPG
22,159m³
・都市ガス
8,069ℓ
・ガソリン
8,668ℓ
・軽油
5,688ℓ
・灯油
3,463ℓ
金属材料
・鉄板
2,764t
・ステンレス板
91t
化学物質
・溶剤塗料
20,952kg
・粉体塗料
5,008kg
・シンナー
21,063ℓ
・用水
3,938m³
受注件数
24,946件
営業
設計・開発
資材調達
アウトプット
二酸化炭素排出量
リサイクル
・鉄くず
351,030kg
・ステンレス
13,420kg
・段ボール、用紙類
20,857kg
廃棄物排出
産業廃棄物は、
汚泥・廃油・廃プラ等の合計
・一般廃棄物
9,400kg
・産業廃棄物
20,870kg
・木くず
0kg
製造
製品出荷点数
455,748点
物流
出荷
23
8.法令順守状況
8‐1.法令順守状況
当社に適用されます各法令条例に対する順守状況は、以下の通りです。
適用法令(条例)
確認日
遵守状況
適合・不適合
下水道法
特定施設該当
2014年10月水質分析
規制値以下
適合
大気汚染防止法
特定施設該当
2014年7月分析
規制値以下
適合
悪臭防止法
特定施設該当
2014年7月分析
規制値以下
適合
騒音規制法
特定施設該当
2011年2月設置許可申請受理
2011年3月東大阪市検査合格
適合
2010年7月測定(本社)
規制値以下
適合
2013年1月測定(三和)
規制値以下
適合
(本社)騒音と同じ
規制値以下
適合
(三和)騒音と同じ
規制値以下
適合
2014年8月汚泥分析
マニフェスト適合
規制値以下
適合
振動規制法
産業廃棄物の処理及
び清掃に関する法律
特定施設該当
特別管理産業廃棄物
該当(廃油)
適合
24
8‐1.法令順守状況 (続き)
適用法令(条例)
特別産業廃棄物管
理
変圧器内絶縁油
確認日
遵守状況
特別産業廃棄物管理責任者
設置(2008年5月)
適合・不適合
適合
特別管理産業廃棄物看板設
置(2008年5月)
PCB微量含有廃油を特別産業廃棄
物の保管として、東大阪市に届け出
(2014年4月)
適合
自動車排ガス規制
大阪府流入車規制条例
各新車両の選定時に適合車
を都度選定
適合
適合
フロン回収・破壊
法
フロン回収・破壊法
2010年12月法確認
空調機は使用中につき、廃棄時に適
正処理する
適合
8‐2.近隣よりの苦情
近隣より苦情はありませんでした。
25
9.2014年度の取り組み
9‐1.三和工場太陽光ソーラーパネル
2014年3月、三和工場の屋根に太陽光ソーラーパネルを設置
しました。
発電出力 49.6kW【太陽電池モジュール 238枚】
発電した電気は、すべて売電しています。
2014年度の売電量は41,956kW、売電価格1,628,980円でし
た。
また、工場内では発電した電力を①数値化・グラフ化にす
る、②具体的に「蛍光灯○本分」「液晶テレビ○台分」とす
る事で発電量を分かり易く表しています。
発電量の見える化
発電量を分かり易く表示
三和工場ソーラーパネル
発電量のグラフ化
26
9-2.全社IT化に向けての取り組み(タブレット活用によるペーパーレス化)
全社的にIT化を進め、紙の使用量を減らす取り組みを行いました。
2015年3月より4ヶ月かけて図面や作業標準書をデータベース化しました。
又、生産管理システムと連携させることで作業をする時にいつでも検索で
きるようになりました。図面を検索する際、作業指示書に載っているバー
コードから図面を検索しています。
今では作業者がタブレットで図面を呼び出して作業を行っています。
27
9-3.照明器具の取替え
2014年7月、本社1F機械工程の照明を消費電力の少ないものに変更しました。
本社1Fの写真(取替え前)
本社1Fの写真(取替え後)
※ 本社1F、2014年7月5日、照明の変更。
旧:水銀灯10本400W+蛍光灯53本90W
新:無極灯5本120W、灯光器13本40W、蛍光灯45本40W
製品の検査を行うため、照度は下がらないように設計
して取り替えました。
28
9-4.塗装場排気ダクト交換工事
2014年5月に塗装場の排気ダクト交換工事を行いま
した。
2013年11月の悪臭測定で、有害物質「キシレン」が
規制基準41㎥N/h(41ppm相当)に対して、39ppm
と規制値上限濃度に近づいていました。
排気ダクトを交換し、2014年8月の悪臭測定では規
制基準40㎥N/h(40ppm相当)に対して15ppmと大
幅に下げることができました。
また塗装工程の作業者によると、ダクト交換後は
スプレーを吹き付けた塗料の粒子が滞留しなくなっ
たと感じたそうです。
悪臭濃度測定結果
(外部機関に測定を依頼)
2013年11月12日塗装ブース悪臭測定結果
ダ ク ト
交 換 後…
2014年8月5日塗装ブース悪臭測定結果
塗装場の排気ダクト
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11.その他の取り組み
その他の取り組みとして、仁張工作所が継続して取り組んでいることを以下に記載しま
す。
11-1.非常事態訓練
織田電装は10月、機械組立課機械グループは12月にそれぞれ非常事態訓練を行いました。
★機械組立課 機械グループ
★織田電装
訓練前の説明
シンナーがこぼれた!
急いでふき取ろう
訓練を終えて
灯油がこぼれた!
広がらないよう囲いこむ。
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11-2.地域との係わり
恩智川遊歩道清掃及び三和工場周辺清掃
6月の環境月間に合わせて地域の清掃活動を行いました。
(2014年6月5日)
★本社工場
★三和工場
清掃前
清掃活動の様子
清掃活動の様子
集合写真
回収したゴミ
集合写真
31
11-3.リサイクルの推進
仁張工作所ではゴミを減らし、循環型社会に向けての環境づくりに努めてまいりました。
中でもリサイクル活動は弊社が力を入れてきた分野でもあります。
下に紹介した他にも使用済み切手・アルミ缶・テプラの空テープ・乾電池等、継続してリサイクル活動に取
り組んでいます。
トナーカートリッジの回収箱
トナーカートリッジリサイクルお礼状
ペットボトルふた回収箱は
ゴミ箱の近くに設置し、
捨てるときにリサイクルするこ
とが当たり前になりまし
た。
ペットボトルふたリサイクルお礼状
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11-4.表記(POP)による意識づけ
①エアコン消し忘れ防止POP
エアコンを切り忘れないように工夫しました。
エアコンのスイッチの場所ではなく、電気のス
イッチの場所にエアコン消し忘れがないよう注
意を促しました。
②スクラップ分別表示
スクラップは鉄板と、塗装や
メッキの処理がされている
もので分別します。
注意喚起するため、ポスターを
貼って分別を呼びかけました。
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11-5.全体活動・啓蒙活動
11-5-1
3S活動
当社では毎朝仕事に取りかかる前に3S活動をしています。
その3S活動の中で8月と10月にエアコンフィルターを一斉に清掃しまし
た。
右の写真は3S委員が水でフィルターの汚れを洗い流している様子です。
私たちは、美化も環境へのアプローチだと考えています。
3S活動を通して、工場の美化にも取り組みました。
仕上棟横にある花壇は社長が自ら手入れをしています。
花壇については社長ブログでも更新されておりますので、
季節の移り変わりをお楽しみください。
社長ブログ
http://www.nimbari.co.jp/shacho/index.htm
34
11-5-2.小集団活動
年/件数
小集団活動の目標と実績グラフ
目標
登録
解決
2012年
39
35
32
50
2013年
39
41
42
45
2014年
39
44
34
40
小集団活動は登録件数と比較し、解決件数が低い。
取り組んでみたものの、解決に至らなかったもの、
形を変えてリトライしたものが含まれます。
事例発表の様子
目標 登録 解決
35
30
25
20
15
10
5
0
2012年
2013年
2014年
35
11-5-3.改善提案活動
改善提案は下記結果となりました。
2012年
885件
28,756,000円
2013年
1,195件
30,644,000円
2014年
1,198件
37,469,000円
件数、効果共に成果が得られたと考えます。
2012年~2014年改善提案推移グラフ
1400
1200
40,000
目標件数
実績件数
目標金額
効果金額
35,000
30,000
1000
25,000
800
20,000
600
15,000
400
10,000
200
5,000
0
0
2012
2013
2014
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11-6.啓蒙活動
11-6-1.委託加工先様への啓蒙
委託加工での生産量が増加してきた当社において、環境の活動を進めるに当たり、委託加工
先様の理解とご協力が不可欠になっています。昨年の環境活動レポートでも報告致しました
が、2014年度も引き続き委託加工先定期監査の場で、当社の環境方針を伝えご理解を頂きま
した。
その上で監査においても環境面での
監査を行い、環境活動の取り組みを
お聞きしました。
各社ともゴミの削減やデマンド監視
などに取り組まれていました。
嬉しい事に、今年はその中の1社がエ
コアクション21の認証を新たに取得
されていました。
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11-6-2.社内啓蒙活動
環境活動にあわせた啓蒙活動。
金
賞
環境ポスターを募集し、一次選考を通過した17点が
下の写真です。
社員の投票によって金賞・銀賞・銅賞が決定します。
金賞に輝いたポスターが右の写真です。
投票ポスター掲示の様子
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10.マネジメントレビュー
10-1.経営者による全体評価
2014年10月27~28日に実施したエコアクション21更新審査、2014年12月20日に実施したQMS/EMS定期マネジメントレビュー
を中心に全体評価をおこないました。
2014年度の生産活動(売上)は一昨年に続いてほぼ計画通りに推移しました。その結果2014年度売上は20.7億となり、3年
連続で20億を維持することができました。IT技術を積極的に活用して社内生産だけでなく社外生産を含めた管理面の向上
や、改善提案・小集団活動・3S活動からなる全体活動推進を通じて環境目標を設定し達成する取組みを行いました。特に、超
過労働時間を削減する年度方針を掲げ、時間の制約が持ちながら、やりきることを求める取組みが展開されました。
売上伸ばしながら、
中期計画目標として地域で
第18回環境コミュニケーション大賞
電気使用量削減の取組
三和工場に太陽光パネル発電設置
10年継続取組み
達成項目と未達成
・エコアクション21更新審査では、「品質システム(ISO9001)と環境マネジメントシステム(EA21)を10年間以上取り組まれ、社内
外の資源を有効に活用し地域に必要をされる企業として認められており、精密板金加工技術の信頼度と品質向上を高め、環
境に優しい板金加工と専門企業として今後の方向を明確にされ、スローガンにある“地域で必要とされる会社として自他共に
認められる会社”づくりを推し進めておられる。」など他3項について、“優れている点”としてコメントを頂きました。
必要とされる会社づくりを
環境活動レポート部門
み、最大デマンド値抑制、
項目に対する考察
推進
「優良賞」受賞
工場照明のLED化
・2014年度の環境目標達成状況はE2-3(新紙使用量削減と裏紙活用の最大化)およびE4(化学物質使用量の削減:塗料不良
率目標達成)について、昨年に引き続き目標値をクリアすることができませんでした。E2-3項については新しい業種への積極
的な新規開拓により出図枚数が増大したこと、E4項については経験の少ない塗装工の育成OJTなど単年度だけの成果最大
化を狙わない取組みが継続しました。裏紙活用率については現状とそぐわない点が出てきており、次年度からは新紙使用量
削減に絞ることにしました。塗料不良率については、もっと真剣に月々の結果を認識し、活動することで目標達成を目指しま
す。
・2012年に引き続き、電気使用量削減の取組みを進めました。3月三和工場太陽光パネル発電設備稼動開始によるトレード
オフ、7月の本社工場1階作業場照明LED化工事により、最大電力値は一昨年より下げることができました(293kW→291kW)。
・当社の「環境活動レポート(2013年1月~12月)」が、第18回環境コミュニケーション大賞環境活動レポート部門優良賞を受賞
しました。
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10-2.次年度に向けて(見直しの結果)
2015年から新たに第6次中期計画(2015-2017)がスタートしました。第6次中期計画では“中堅
企業としての責任を認識し、社員みんなが誇りを感じる会社になろう”をスローガンとしまし
た。
創業51年目を迎え、自社を中堅企業として再認識し、自社の経営資源の強み弱みを見つめ直し
て再構築を進めます。
環境目標・目的のベン
チマーク基準年を変更
裏紙使用量監視を
・当社はリーマンショック後2009年売上10.8億から、5年で約2倍の売上に変化しました。その結果、環
廃止し、新紙使用量
境目標・目的設定の基準がこれまで2009年基準としてきましたが、実態に合わなくなっていま
す。次年度より2012年をベンチマークとして目標・目的設定を行うことにしました。
削減に注力する
審査コメントより記録類の重複
・EA21更新審査で“改善を薦める点”として、「品質活動と環境活動が重なりあった経営マネ
ジメントシステムを有効なツールとして活用されている。活動を実践的に進められる中で記録
理類が多種に渡って作成されており、重複や類似性のある記録類を統合することを含めて見直
しする機会」のコメントがありました。システムの適合性の追及から有効性の追求へシフトを
進めます。
やムダを見直す機会をつくる
削減中心の取り組みから効
・売上増加に伴いエネルギーの絶対使用量が増大している中で、削減中心の取組みから効率的
率的な取組みにシフトを検討
な取組みにシフトすることを検討します。
40
ご清聴
ありがとうございました
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