事業名 行政栄養士の基本指 針における位置づけ *該当区分に〇印 指標と目標値 保育所や学校等を中心とした食物アレルギー危機管理体制の整備と職域連携事業 (3)生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底のための施策の推進 (4)社会生活を自律的に営むために必要な機能の維持及び向上のための施策の推進 ○ (5)食を通じた社会環境の整備の促進 ①食物アレルギー対応マニュアルの整備として、食物アレルギー対応マニュアルの作成する。 ②食物アレルギー対応マニュアル作成後に研修会を開催し、活用状況を確認する。→研修会のアンケート 結果、模擬訓練を実施した園数 現状と課題 ①食物アレルギーを持つ園児が増加傾向にある。また、1人の園児が食物アレルギー食品数を多く持ってい る等、以前より複雑化した対応が要求されるケースが多くなってきている。 ②保護者の知識や家庭での対応も様々であり、園長・保育士の知識の違いから、園によって対応に温度差が 生じてきている。 ③保育所等の児が学校へ就学する際の連携を図る上での共通様式がない。 (危機管理体制が不十分であると考えられる) 事業の目的 保育所等を中心とし、食物アレルギー児の状況、園での課題を把握し、保護者との連携方法、職員全員の共 通理解を図るために、「食物アレルギー児対応マニュアル」を作成し、研修会を実施する。 対 象 保育士・幼稚園教諭等・調理員・小中学校関係職員(養護教諭・栄養教諭他) 連携機関 保育所・認定こども園・幼稚園・小学校・中学校・学校教育課・健康づくり課・こども課・医療機関・消防 署 実施時期 平成25年~平成26年 1.保育所・認定こども園→「食物アレルギー児対応マニュアル」、 学校→「学校におけるアレルギー対応の手引き」作成 2.医師会への協力依頼・・・「生活管理指導表」の活用について、指導助言と活用への協力依頼 3.食物アレルギー対応に関する研修会の開催(2回) 第1回:保育所・幼稚園等職員を対象にした研修会 (内容)①説明:食物アレルギー児対応マニュアルの活用について②グループワーク 事業内容 第2回:保育所・幼稚園等・小中学校関係職員を対象にした研修会 (内容)①小児科医による講演「アレルギー疾患及び対応について」②消防署職員による実技演習「応急 処置、緊急搬送時の対応」③小児科医によるエピペン模擬指導 4.各園による模擬訓練の実施 5.地域への普及啓発:ケーブルテレビによる行政放送「食物アレルギー対応について」番組を作成し、 普及啓発を実施 企画・運営プロセス評価 1)情報収集:園での実態(食物アレルギー児数・対応方法・課題)を把握する 2)アセスメント:食物アレルギー児対応における危機管理体制の構築、誤食等の事後発生防止における 調理員・保育士との連携強化 プロセス評価 3)目標設定:食物アレルギー児対応マニュアル作成と活用ができる。特に、ツールとして、厚労省及び 文科省の提示している「生活管理指導表」の活用ができる。 評価 4)計画策定:各園の情報収集を行うための研修会開催とマニュアル活用と職域連携を図るための研修会 の開催 結果評価 食物アレルギー児への対応マニュアルを作成したことにより、市内園による統一した見解で対応が進めるこ とができている。(給食における食物アレルギー児への対応や事故発生時の対応)。研修会では、食物アレ ルギーに関する知識を深めることができ、職域を超えた連携として情報交換を図ることができた。 課 題 食物アレルギー疾患に関するスキルアップ研修としては、講演及びエピペンを活用した実技指導はとても参 考になったと参加者全員が回答していることから、知識を深めることはできた。今後は、現場において、事 故発生時における役割分担を明確にしていくことや日頃からの模擬訓練を実施することで、実態に基づいた マニュアルとなるよう改定が必要であることから、今後も課題を抽出していく場を設ける。 その他 平成27年度は、食物アレルギーマニュアル活用等に関しての課題を抽出できるよう、アンケートを実施 し、情報収集を行う。 工夫した点 キーワード: 医師、消防署職員と連携した研修会を行うことで、事故発生時をシュミレーションした模擬実技を図る。 食物アレルギー 生活管理指導表 職域を超えた連携 実施主体 岡山県新見市健康づくり課 所在地 岡山県新見市金谷640-1 電話番号 0867-72-6129 FAX番号 0867-72-6613 木曽田 宏美 E-mail [email protected] 担当者
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