賢いBSC月次決算

BSC戦略月次決算表
発生主義キャッシュフロー重視
戦略を絵に描く経営コンサルタント 長山伸作
月を越えたら、即バランススコアカードで月次成果を検証するA四版一枚の書式
会計人の試算表を待たない。現金出納帳、当座勘定など入金、出金で締める。売掛け、買掛けはキャッシュにあらず。
FC/F(フリーキャッシュフロー)が月間支出分あれば資金繰りOK。二カ月分あれば万全。
会社の実力は人材の視点の付加価値額である。一人当り、時間当たりで右肩上がりを目指す。
BSC 科目
明細
備考
目標総額
a 財務 売上高
目標値
製造
b
実績-1
サービス
c
実績-2
保守
d
実績-3
e
実績総額 b+c+d
50.0%
f
変動費
目標比率
外注仕入
g
実績値
e-g
h
売上総利益粗利
45.0%
j
固定費
目標比率
k
人件費
m
労働分配率k/h
n
その他経費
p
実績総額 k+n
h-p
q
営業利益 金額
q/e
r
比率
s
借入返済 利息込
q-s
t
FC/F
u 顧客 受注件数 新規顧客
v
既存顧客
w
総受注件数u+v
e/w
x
平均客単価
y 業務 設備投資 減価償却額
z
研究開発 研修費込
A
広告宣伝
B 人材 総人材数
C
労働時間 総労働時間
D
一人当り平均労働時間C/B
E
付加価値額1人当り h/B
F
時間当たり h/C
9月
10月
戦略月次決算は三桁下の数値が違っても気にしない。重要なことは間髪を入れない検証と次なる行動
10,000
12,000
重要指標は事前に目標値を設定する。昨対110%が基準
5,000
5,500
売上は事業、部門、製品などで種分けする
2,500
3,000
2015年は値上げ交渉を忘れないチャンスの時機である
2,000
2,200
9,500
10,700
4,750
5,350
外注仕入は先に支払われるキャッシュフロー負の要素。在庫圧縮の最適化が財務戦略の要
5,000
5,100
変動費を低減する努力を怠らない。1%は大きい。1億円の1%は100万円。これは利益になる
4,500
5,600
売上高-変動費=売上総利益(粗利) 常に粗利率を高める努力
4,275
4,815
2,200
2,500
役員報酬、社員給与、賞与、法定福利を含む。製造業で変動費に労務費を計上している時は、人件費に入れる
48.9%
44.6%
労働分配率は重要な戦略指標である。付加価値額とリンクさせて公平な比率を設定する
2,000
3,300
年に一度は固定費を科目ごとに見直して低減努力を怠らないこと
4,200
5,800
300
-200
本業の利益が出せない会社は経営失格である。三期連続営業赤字の時は交代する。
3.2%
-1.9%
管理者は全て営業利益に執着すること。10%以上を目標にしないと、持続成長発展は望めない
200
200
100
-400
1
2
48
50
49
52
194
206
価格戦略の基本は機能の松竹梅。二段目は付属品オプション、三段目は保守サービスリピート
130
130
攻めの戦略三予算は競合差別化に必須のコスト。三科目で最低粗利比10%計上
0
100
0
100
6
6
1,000
1,100
167
183
ワークシェアの導入で有給休暇の取得率を高めてワークライフバランスを改善する
750
933
パート社員がいると極端に下がるので、三人で正社員一人分計算して適正値に近づける
4.500
5.091
実績が目標値に到達しない時は、アクションプランを精査して問題解決を図る
融資借入の条件は、営業利益で返済をカバーできること
いつでも使える現金の自己資本。月初に月間支出分あれば資金繰り順調。二カ月分あれば安全
新規顧客の獲得目標は、既存顧客の10%
ABC分析で上顧客優先シェアアップを図る。昨対110%目標
役員を含む総数。ホワイトカラーと間接従事者の最適化を図らないと、付加価値額は低下する
日本はドイツと比べると、年間労働時間が400時間も多い。合理的な働き方を集合知で追求する
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