Project ID 公開日 ROUTE @ Mechanical Engineering Program 9 2015/04/01 高圧水素漏洩時の自発点火防止方法 研究テーマ 担当教員・連絡先 教授 石井 一洋 [email protected] 2015 年度春学期(4 月~9 月) 実施期間 定員: 1名 テーマ概要: 水素はクリーンなエネルギー源として利用が拡大されつつありますが,そのエネルギー 密度の低さから,水素ステーションでは最大 70 MPa という高圧状態で貯蔵されることにな ります.このとき,水素が充填された高圧配管や貯蔵タンクから何らかの原因で水素が漏 洩すると,漏洩箇所の周囲条件によっては水素が点火・爆発を引き起こすことがあります. このような高圧水素漏洩時の自発点火に関する研究は,世界的に行われてきているものの, 研究者によって実験データに大きな相違がありました.当研究室では,水素自発点火現象 の再現性を高めることに成功し,自発点火が起こる条件の定量的評価が可能となりました. 現在は,自発点火のメカニズムを調べている段階です. Route のテーマでは,さらに一歩進んで,高圧水素が漏洩しても自発点火が起きないよう な工夫を考えるものです.当研究室の学生と共同で実験を行いますが,アイデア勝負です ので,既存の考えに囚われることなく,自由な発想で物事を考えたいと考えています. ( Hydrogen Diaphragm 1 Boundary layer ( Incident shock wave ) 2 Mixing zone ( Jet boundary ) 3 ( ) Hydrogen jet Ignition 4 ( ) Ring-shaped flame 5 履修済みであることが望ましい科目: ) 熱力学、流体力学 スキル: 特別なスキルは必要ありません.配属されてからの習得で十分です. その他: 自然科学や物理化学現象の解明に興味がある方は大歓迎です.
© Copyright 2024 ExpyDoc