第2回:火山と噴火のしくみ(基本編) 岩石の種類 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 深成岩 と 火山岩がある。 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子(砕屑物)が 固まったもの。 (砂岩・泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 1. ウオームアップ: 火山と岩石の常識(中学理科程度)を復習しよう 2. 火山の分布: 火山はどこに出来やすいか? 特に、生物の遺骸が固まったものを生物岩 の破片などからできた、石灰岩など)、湖などが干からびて 出来た(積もったというよりも、沈殿した)もの など)と呼ぶ。 3. 噴火形態の分類: 極論を言えば、大きく2つ 火成岩がバラバラになったもの(火砕物)が堆積して固 まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩など)。 変成岩:火成岩・堆積岩などが、熱や圧力によって変化した もの(石灰岩に熱・圧力が加わって出来た大理石など)。 花崗岩の典型例: 山梨県 昇仙峡 (秩父多摩甲斐国立公園の一部。 国の特別名勝,日本二十五勝、 平成の名水百選などに選定) 岩脈 川が土地を深く浸食した事により形成さ れた(ウイキペディア) 覚円峰(写真右:Wiki) マグマ溜まり (隆起)・浸食 貫入岩・ バソリス http://science.shinshuu.ac.jp/~shimano/0009_ojiragawa.htm 1 Ball-bearing effect 山頂や峰を形成する花崗岩・蛇紋岩などの岩石が風化した層や土砂 崩れした物が積み重なった場所において、砂粒や礫などが緻密に積 み重なっていない場合に上から圧力がかかると、各粒(石)ともに回 転できるので、かけた圧力以上に破壊現象が多方向に伝播していく。 特に花崗岩の場合、(風化や亀裂の入っていない物は)建築材にも 用いられるほどの強固・高級な石材であるために、山頂などに立った 者が、「ここの地盤は安心だ。」と安心しすぎたり、勘違いしやすい。 山頂などでは雨風のほか、日光、気温の寒暖差を受けやすく、保護 の役目をする森林・土壌なども発達していないために、岩体の表層が 崩壊しやすい。 また、上から圧力がかからなくても、地震や大雨(泥・粘土の膨張、 浮力の増加)や地震によっても同様の現象がみられる(2014年の広 島の土石流など)。 色合い 明るい・白っぽい 二酸化ケイ素(SiO2)の量 暗い・黒っぽい 石英 Quartz 多い SiO 2 少ない 逆にコンクリートはボールベアリング作用を利用し、礫・砂に石灰・ 水を混ぜて自由自在に形を作れるようにし有用なた建材である。 岩石の種類 岩石の種類 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 深成岩 と 火山岩がある。 砂岩 深成岩 と 火山岩がある。 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 変成岩: 変成岩: 石灰岩 2 岩石の種類 岩石の種類 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 深成岩 と 火山岩がある。 岩塩 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 凝灰岩 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 変成岩: 変成岩: 岩石の種類 岩石の種類 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 火成岩:マグマ(溶岩)が冷えて固まったもの。 深成岩 と 火山岩がある。 大理石 深成岩 と 火山岩がある。 深成岩 と 火山岩がある。 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 堆積岩: 砂や泥など、岩の欠片・粒子 (砕屑物)が積もって固まったもの。(砂岩・ 泥岩など:砕屑岩と呼ぶ) 特に、生物の遺骸が固まったものを 生物岩(サンゴや貝の破片などからできた、 石灰岩など)、湖などが干からびて出来た (積もったというよりも、沈殿した)ものを 蒸発岩(岩塩など)と呼ぶ。 火砕物(火山灰など)が堆積して直ぐに 固まったものを火山砕屑岩という(凝灰岩な ど)。 変成岩:火成岩・堆積岩などが、熱や圧力に よって変化したもの(石灰岩に熱・圧力が加 わって出来た大理石など)。 変成岩:火成岩・堆積岩などが、熱や圧力に よって変化したもの(石灰岩に熱・圧力が加 わって出来た大理石など)。 3 第2回:火山と噴火のしくみ(基本編) Figure 1.28 1. ウオームアップ: 火山と岩石の常識(中学理科程度)を復習しよう 2. 火山の分布: 火山はどこに出来やすいか? 3. 噴火形態の分類: 極論を言えば、大きく2つ 震源(>M4.5)の分布(1963-1977) 中央海嶺 沈み込み帯 島弧 沈み込み帯 大陸 4 Mid-Ocean Ridge 中央海嶺 ? Mid-Ocean Ridge 中央海嶺 Mid-Ocean Ridge 地球の裂け目「ギャオ」 (アイスランド) 5 ホットスポット (プレートの下、 固定された 場所を指す) 浜からもう蟹 カウアイ ニイハウ オアフ モロカイ マウイ ラナイ カホオラウェ ハワイ プルーム my: million years 百万年 プレートの進む速さ? A B A B C 海底下のプレート マントル Hot Spot プルーム my: million years 百万年 6 ユーラシアプレート ? 北米プレート 火口・ 噴出口 太平洋プレート Vent Conduit 火道 地殻 Magma Chamber マグマ溜り マントル 火山フロント・火山前線 7 第2回:火山と噴火のしくみ(基本編) 1. ウオームアップ: 火山と岩石の常識(中学理科程度)を復習しよう 2. 火山の分布: 火山はどこに出来やすいか? 3. 噴火形態の分類: 極論を言えば、大きく2つ 火口・ 噴出口 Vent Conduit 火道 地殻 Magma Chamber マグマ溜り マントル 8 9 Figure 4.7A Figure 4.7A Figure 4.7B 10 冷えると どちらも 玄武岩 になる 火山弾 ハワイ・キラウエア山(1983) スコリア(多孔質) 火山弾 11 爆発的な Figure 3.8 軽石 噴石とも言う 火山灰 古い岩石の破片(基質・石質・Lithic) 色合い 二酸化ケイ素(SiO 2 )の量 もとのマグマの粘性 ガス含有量 明るい・白っぽい 暗い・黒っぽい 多い 少ない 高い ドロドロ・ネバネバ 流れにくい 高い 低い サラサラ 流れやすい 低い 12 色合い 二酸化ケイ素(SiO 2 )の量 もとのマグマの粘性 ガス含有量 明るい・白っぽい 暗い・黒っぽい 多い 少ない 高い ドロドロ・ネバネバ 流れにくい 高い 低い サラサラ 流れやすい 低い 三宅島 モンセラ島 有珠山 13 割れ目噴火 テキストの最初に阿蘇のストロンボリ式噴火の カラー写真有り。 テキスト・プロローグ p. 20-21あたり 14
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