キーワード Key Words 中国文化、フランス、ポピュラー音楽、言語相対論

❖科目名 Course Title
言葉と文化
❖担当教員 Instructor
三好暢博、江尻徹誠、小澤卓哉
❖開講学期 Semester
後期
❖履修可能人数 Capacity
制限なし
❖対象学年 Year
1
❖単位数 Number of Credits
1
(遠隔・対面)
❖授業形態 Type of Class
講義
❖キーワード Key Words
中国文化、フランス、ポピュラー音楽、言語相対論
❖授業の目的 Course Objectives
「○○語的思考」、「○○語文化圏」といった語彙が存在するように、言葉と文化には、
何らかの関係があるという考え方があります。
「では、具体的にはどのような関係か?」と、
考えてみると、これは、かなり難しい問いです。この授業では、言葉と文化をめぐる基本
的論点を理解し、当該の論点に対する多様なアプローチを学びます。
❖授業概要 Course Description
この授業は、言葉と文化あるいは言語と思考法をキーワードとし、3人の講師が交代で
担当する形式で行われます。基本的に講義形式で展開し、必要に応じて、視聴覚教材やプ
リントを使った授業活動等を取り入れます。作業等を行う際には、その都度準備するもの
を指示します。また、授業用資料の配布はプリントを用います。
❖到達目標 Course Goals
漢字や中国語・中国文化が我々に与えた影響について理解する(江尻)
フランス・ポピ
ュラー(=大衆/民衆)音楽を織り成す素材の多様性と重層性を理解し、ことば‐文化‐アイ
デンティティの関係についての初歩的な考察ができる。(小澤)言語相対論とその問題点を
説明できる。(三好)
❖授業計画 Course Schedule
第1回
ガイダンス
(履修目的・単位取得法・言語と文化に関する思想の概観を学ぶ)
第2回
言語と思考法①
(日本語と中国語のかけはしである漢字について学ぶ)
第3回
言語と思考法②
(漢字のもつ多様性と文化について『易』を題材に学ぶ)
第4回
言語と思考法③
(『易』について、その類例を実際に体験する)
第5回
言葉と文化①
(中国歴代の文人が著した文章表現から、その文化性を読み取る)
第6回
言葉と文化②
(唐代詩人の様々な詩から漢字文化における表現の展開を理解する)
第7回
言葉と文化③
(中国の様々な小説にみえる言葉を手掛かりとして、文化の多様性
と類似性を学ぶ)
第8回
フランスのポピュラー音楽①
(フランス各地方のポピュラー音楽の特徴を理解す
る(前半))
第9回
フランスのポピュラー音楽②
(フランス各地方のポピュラー音楽の特徴を理解
する(後半))
第 10 回
パリのポピュラー音楽①
(パリのカフェを舞台とするポピュラー音楽の特徴を
理解する)
第 11 回
パリのポピュラー音楽②
(パリおよびその周辺で展開するポピュラー音楽の特
徴を理解する)
第 12 回
(フランス国外のフランス的ポピュラー音楽
世界のフランス的ポピュラー音楽
の特徴を理解する)
第 13 回
世界の非フランス的ポピュラー音楽
(世界におけるフランス「らしくない」フラ
ンス産ポピュラー音楽を概観する)
第 14 回
言語相対論
(言語相対論を学ぶ)
第 15 回
言語機能と文化
(言語の中核をなす規則性は文化による影響が乏しいことを学
ぶ)
❖成績評価 Grading System
1回の授業に対し 10 点相当の課題を課す。課題は講師ごとに異なる。【江尻】講義後の
小レポート 5 点×6 回=30 点
最終課題 30 点
合計 60 点
成績は課題の総点で評価する。
【小澤】各回授業終了時に提出するリアクションペーパー(5 点×6 回=30 点)と学期末のミ
ニレポート(30 点)の合計により評価する。合計 60 点 【三好】授業終了後に提出するリア
クションペーパーの内容で評価する(10 点×3)合計 30 点
総計 150 点で評価する。
次のような場合は不可となります。1)3回連続で欠席した場合; 2)通算で5回以上の欠
席
❖テキスト Textbooks
テキストは使用せず,必要に応じて資料を配付します。
❖参考書 Reading List
『概説 中国思想史』
湯浅邦弘(編)ミネルヴァ書房
『エキゾチック・パリ案内』
3,000 円
清岡智比古 平凡社(新書) 840 円
『現代フランス社会を知るための 62 章』
三浦信孝・西山教行(編) 明石書店
2,000 円
❖準備学習 Homework
授業の最後に、次回講義に関する簡単な説明と參考文獻を紹介するので、必ず目を通して
おくこと。授業中に紹介した音源等に興味を持ったものがあれば各自で探して、授業時間
外に聴いてみる機会を作ることが望ましい。次回講義の主題については各自調べておくこ
と。1回の授業につき1時間程度の準備学習を想定している。
❖オフィスアワーOffice Hour
授業終了後(要アポイントメント)
他大学の学生の場合,メールで質問を受け付けます。
❖連絡先(E-mail)E-mail
ed-miyoshi*ed.asahiklawa-med.ac.jp (*を半角アットマークに変えて送ってください)
❖質問・相談への対応方法 Contact Information
質問等がある場合は,メールを送ってください。メールを送る際は,送信者の氏名と所属
大学を忘れずに記入してください。
※「対象学年」と「単位数」は,科目提供大学における数字であり,受講大学に応じて異なるので,
所属大学で確認してください。
※「履修可能人数」は,科目提供大学以外の人数であり,遠隔と対面それぞれの受講形態で履修で
きる人数を示しています。(例.5(遠隔),5(対面):遠隔授業で5名,対面授業で5名まで
履修可能。)