病理診断センターの開設のご案内

病理診断センターの開設のご案内
博慈会記念総合病院では 2015 年 4 月 1 日より、病理診断センター(Diagnostic
Pathology Center)を開設しました。そのセンター長として埼玉医科大学国際
医療センター・病理診断科の元教授である清水道生先生をお迎え致しました。
近年、医療の発展に伴い、臨床サイドからより高度なレベルでの病理診断が要
求されるようになってきましたが、当院ではこれに対応できる立派な病理診断
センターを目指しています。日常の生検材料や手術症例の病理診断に加えて、
手術中に患者さんの病巣の一部から直ちに標本を作製し、その病理診断を手術
室に迅速に報告する“術中迅速診断”も可能となりました。これにより、患者
さんはより適切な治療を受けることができるようになります。日本では病理医
が不足しており、その認知度も低いのが現状で、大病院であっても常勤の病理
専門医がいないことが少なからずあります。したがって、常勤の病理専門医が
いるということが、その病院の評価を判断する上で極めて重要なファクターと
なります。その意味からも今回の病理診断センターの設立は、患者さんにとっ
て明るいニュースであり、当院における今後の診断と治療に大きく貢献するこ
とが期待されます。
ご略歴
1981 年
神戸大学医学部
1990 年
川崎医科大学・病理学
1998 年
北海道大学医学部附属病院・病理部
2001 年
埼玉医科大学・病理学
2007 年
埼玉医科大学国際医療センター・病理診断科
卒業
講師
助教授
教授
資格・免許
1989 年
死体解剖資格認定
1990 年
医学博士
1991 年
日本病理学会病理専門医
1992 年
日本臨床細胞学会細胞診専門医・指導医
1997 年
International Board of Cytopathology
2000 年
日本臨床検査医学会臨床検査専門医
2006 年
日本病理学会指導医
教授