郵便局システムのバックアップセンター構築支援

仕 様 書
1 件名
郵便局システムのバックアップセンター構築支援
2 内容
日本郵便株式会社 IT 企画部システム運用室(以下「主管担当」という。
)において実施す
る、郵便局システムのバックアップセンター構築プロジェクトに対して、必要な業務支援(以
下「本件事務」という。
)を次のとおり行うこと。
なお、支援項目及び主管担当において想定する支援項目別・スキルレベル別の事務量総量
は、別紙1「支援項目及び支援項目別・スキルレベル別想定事務量(予定)
」のとおり。ただ
し、必要な数量については、主管担当において、下記5に記載する「会議等」における協議
に基づき精査する。
(1) 各業務アプリケーションのシステム要件等の整理支援
ア 各業務の継続・復旧要件(RPO、RTO)
、システム要件の整理
イ 必要な IT リソースの洗い出し、精査、確定に向けた調整
(2) バックアップセンター基盤要件精査支援
ディザスタリカバリ観点からのマルチベンダ開発のプロジェクト管理の計画策定及び
プロジェクト(データ保全、バックアップセンター基盤構築)立上げ支援
(3) バックアップセンターの基本設計(運用、教育訓練等)
バックアップセンター運用方針、規程類整備、教育訓練計画・実施等の方針案の策定
(4) その他上記(1)から(3)までに付随する支援
3 委任期間
2015 年 10 月 1 日(木)から 2016 年 3 月 31 日(木)まで
4 事務の処理に必要なスキルレベル
本件事務を実施するに当たっては、別紙2「スキルレベル」に掲げるスキルを保有すると
ともに、主管担当社員との円滑な共同作業を行える者をもって行うこと。
なお、
スキルレベルの認定は、
受任者の書面による申し出に基づき主管担当において行う。
5 会議等の開催等
(1) 全体進捗会議
毎週 1 回程度、進捗状況の報告・確認、問題点の協議・解決その他本件事務の推進のた
めに必要な事項を協議するため、主管担当と受任者の統括責任者、本件事務全体に関する
監督責任者等が参加して実施する。
なお、主管担当が必要と認める場合は、その都度臨時に開催する。
(2) 分科会
毎週 1 回程度、進捗状況の報告・確認、問題点の協議・解決その他本件事務の推進のた
めに必要な事項を協議するため、主管担当と受任者の統括責任者、各セクションの監督責
任者等が参加して実施する。
なお、主管担当が必要と認める場合は、その都度臨時に開催する。
6 履行場所
次の箇所を本件事務の履行場所とする。
(1) 主管担当(〒105-0003 東京都港区西新橋 1-5-13 第 8 東洋海事ビル)
(2) 日本郵便株式会社霞が関ビル(〒100-8798 東京都千代田区霞が関 1-3-2)
(3) データセンター(東京都世田谷区)
なお、セキュリティの都合上、住所の詳細については、契約締結後に主管担当から別途
通知する。
(4) その他主管担当が指定する場所
7 報告書等
契約期間中は、当月分の担当者のスキルレベル及び担当者が事務に従事した時間その他の
報告事項等、本件事務の実績について別途協議の上定める事項に関してまとめた進捗報告書
を作成し、翌月 3 日(当日が営業日(この仕様書において「営業日」は、行政機関の休日に
関する法律に定める行政機関の休日以外の日とする。)でない場合は、その直後の営業日)
までに主管担当に各 1 部ずつ提出すること。
8 事務の再委任
(1) 受任者が本件事務全部を第三者に再委任することは禁止する。本件事務の一部を第三者
に再委任する場合は、再委任事務の内容、再受任者の担当者氏名その他再委任に係る契約
の概要について、書面で日本郵便株式会社に通知し、日本郵便株式会社の書面による承諾
を事前に得なければならない。
なお、本件事務の再々委任は、全部又は一部を問わず禁止する。
(2) 受任者は、本件事務の一部を第三者に再委任する場合は、日本郵便株式会社と受任者と
の契約条項を遵守できることを再委任の条件として示し、同条件を遵守する義務を課す旨
の契約(守秘義務については、日本郵便株式会社と受任者との間の守秘義務と同等の守秘
義務契約)を再受任者と締結しなければならない。また、受任者は、再受任者に対して、
再委任事務に必要な情報に限り開示することができるものとし、その情報を再委任された
目的以外に使用し、又は受任者及び再受任者以外の第三者に開示し、若しくは漏えいして
はならない義務を課さなければならない。
(3) 受任者は、下請代金支払遅延等防止法を遵守し、下請業者に対する優越的地位の濫用を
防止すること。
9 情報管理体制等に関する報告
受任者がこの契約で扱う情報には、日本郵便株式会社の業務に関する情報が含まれている
ことから、日本郵便株式会社は、受託者が適切な情報管理体制の整備を行っていること並び
にその PDCA サイクルに関する報告を受託者に求めることができる。
10 その他
(1) 受任者は、本件事務の遂行に当たっては、主管担当と密に連絡を取り、遺漏のないよう
に取り運ぶこと。
なお、詳細については、主管担当(TEL:03-3504-9956)の指示によること。また、こ
の仕様書に記載されていない事項がある場合又はこの仕様書に記載する事項について疑
義が生じた場合は、随時、主管担当と協議し、解決すること。この場合、受任者は、当該
協議に関する議事録を作成し、主管担当の確認を受けること。
(2) 事務処理は、主として履行場所で行うこと。そのための場所(机、椅子等を含む。
)につ
いては、主管担当で用意する。
なお、事務処理に必要な機材・消耗品については、受任者の負担により用意すること。
その際に受任者が用意した情報端末を持ち込む場合は、事前に主管担当が示す書類に必要
事項を記入し、主管担当の承認を得た上で持ち込むこと。
施設管理上の管理に必要な事項については、主管担当の指示に従うこと。
(3) 事務従事者に対する作業の指示、労務管理、安全衛生管理等に関する指揮命令は、全て
受任者の責任において行うものとする。
(4) 受託者は、月次報告書等の作成に当たっては、主管担当から特に指定がない場合は、
Microsoft 社製「Word」
、
「Excel」
、
「PowerPoint」
、
「Project」
、
「Visio」若しくは「ER/Studio」
又はこれらと互換性のあるアプリケーションを用い、日本語で作成すること。また、紙媒
体により提出する場合は、原則として A4 判白焼きとするが、特に必要な場合は A3 判も可
とする。
別紙 1
支援項目及び支援項目別・スキルレベル別想定事務量(予定)
【単位:時間】
支援項目
各業務アプリケーションのシ
1
ステム要件等の整理支援
バックアップセンター基盤要
2
件精査支援
バックアップセンターの基本
3
設計(運用、教育訓練等)
合 計
スキル
合 計 2015年10月 2015年11月 2015年12月 2016年1月
レベル
2016年2月
2016年3月
A
84
14
14
14
14
14
14
B
420
70
70
70
70
70
70
C
420
70
70
70
70
70
70
A
84
14
14
14
14
14
14
B
420
70
70
70
70
70
70
C
420
70
70
70
70
70
70
A
56
8
8
10
10
10
10
B
280
40
40
50
50
50
50
C
280
40
40
50
50
50
50
A
224
36
36
38
38
38
38
B
1,120
180
180
190
190
190
190
C
1,120
180
180
190
190
190
190
別紙2
スキルレベル
スキルレベル
シニアマネージャー(A)
スキル定義
・BCP/BCM に関する豊富な専門知識と経験を活かし、
高難易度のプロジェクトや、困難な状況においても責
任を持ってプロジェクトをリードできる。
・クライアントの期待をコントロールしながら、作業
の指示・検証や業務の管理を通して、高い品質のサー
ビスを提供できる。
マネージャー(B)
・BCP/BCM に関する専門知識と経験を有し、チームの
メンバー及び下位者をリードしながら、クライアント
への報告や要望・問題点への対応を適切に行うことで
BCP/BCM に関するプロジェクトをリードできる。
シニアコンサルタント(C)
・BCP/BCM に関する専門知識を有し、BCP/BCM に関す
るプロジェクト全体の流れを把握し、チームのメンバ
ー及び下位者をリードしながら、プロジェクト成果物
の品質を高め、プロジェクトの進捗を主導できる。