導入事例:株式会社紙資源様 導入商品: 福岡県下5拠点で、古紙回収業を中心にリサイクル事業を展開されて いる株式会社紙資源様。 昭和56年の創業より「どんな紙でも受け入れる」をモットーに古紙選別、 プレス加工、製紙メーカーへの直接納入と業務内容を拡大してきた。 2005年の個人情報保護法施行による需要増を見込み大型シュレッダー を導入。厳格さが求められる個人情報や機密文書処理とリサイクルを両立 させるため出張シュレッダー車による出張細断を行ってきた。 そのような中で、更に受け入れ量を増やすため処理能力の高い設置型 の大型シュレッダーを検討する中、求められる処理能力以外にも従来の 出張シュレッダー車で不便に感じていたメンテナンスの対応や技術、そして 故障時の対応速度にも繋がる国産であることといった数あるテーマをクリア した製品が明光商会製破砕機MSC-3000だった。 <導入前の課題> 当初、新本社設立と同時期に破砕機の導入を検討して いたものの以前使用していた他社製大型シュレッダーでは、 部品がほぼ海外製で修理に多くの時間を要していたり、 九州地区ではメンテナンスの体制が整っていないといった 課題があり、信頼に足るメーカーがなかなか見つけられな かった。 また、受け入れ量を増加させるため相応の処理能力を 求めていたが、価格と性能、メンテナンス面において希望 するレベル以上の商品が見つけられなかった。 <導入後の効果> 現在MSC-3000にオプションの投入コンベアと排出コンベアを付けて、排出した細断古紙はスコップを 付けたフォークでベーラーのコンベアへ投入している。 当初は、多用途に使用できる一軸破砕機も検討 したが、音も大きく、粉塵も発生するため機密文書処理には適していなかった。二軸破砕機であるMSC3000は、音も静かで粉塵も少なく能力も期待以上だった。 これまでは車載シュレッダー1台だけだったため処理量に伴い受け入れ量が限られていたが、導入した MSC-3000は時間当り3tと処理能力が非常に高くなった。 そのため、従来機との処理能力を比較して 処理料金の価格設定を見直し、1kg当たりの受け入れ価格を大きく引き下げることが可能になった。 これは 近隣にある福岡市の焼却施設への持込み料金と遜色なく、リサイクルを検討しながらも、機密性への 不安や費用面で躊躇していた企業を取り込むことに繋がり、切り替えていただけるケースも増えてきていると いう。 (見学室の様子) 今後はさらに機密文書の受け入れ量を増やし ユーザー価格を引き下げていくとともに、古紙再生 や機密処理の流れを広く一般にもアピールして いきたいと、自社HPでの情報発信、ユーザーや 機器を検討する同業にも施設の見学を広く行って いる。 溶解処理業者の一部ではセキュリティを謳いな がらも野ざらしにしたり、不法投棄なども行なわれ ているのが実態であり、トータルセキュリティ企業 を目指す企業として今回の破砕機導入を大きく アピールしてセキュリティの高い機密処理サービス の提供に取り組んでいる。
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