第 63 回HSE (Health care Sales Engineer) セミナー開催のご案内 2025 年に向けた整備が着実と進んでいます。4 月からは介護報酬が変わります。改定率は既 にご存知の様に「-2.27%」になりました。ここに介護職員の処遇改善分が加わり実質の数値 は「-4.48%」となります。来年度は介護事業者にとって生き残りをかけた厳しい時代の幕開 けになることが予想されます。同じ様に平成 28 年度診療報酬改定も同じく厳しくなることが 予想されます。制度を守るためには多少の犠牲も惜しまない国の姿勢がうかがえます。 今回の HSE は薬局を取り巻く環境として、川上・川下を取り上げてみたいと思います。1 講 義目には、「ジェネリック医薬品」についてです。世界におけるジェネリック医薬品の使用か ら日本の市場をどう見るのか。数々の広告を打ち「ジェネリック」という言葉を国民に広めた 先駆者の戦略を聞いてみます。そして気になる「オーソライズドジェネリック」の行方につい ても伺いたいと思います。最も川上のメーカーの登場です。宣伝ではありません。 2 講目には、激変を迎えた調剤市場の中、物流をつかさどる医薬品卸についての分析をして みたいと思います。かつては数百社あったと言われる医薬品卸も大手4社を中心としたグルー プに集約されつつあります。特異といわれる医薬品の取引を経済学の立場から分析してみたい と思います。改めて知る医薬品卸の歴史や背景から、今後の取引のあり方を探ります。 3 講目には、改革の時代に突入した「介護」についてです。冒頭に触れたように今回の改定 は介護事業者にとって厳しい内容となっています。高齢者の介護環境がどの様に変化するのか。 それにどの様に対応できるのか。経営的視点から今後の介護事業戦略をお聞きします。 2025 年に向けた激変が始まっています。これからは「医療・介護・住居(地域)」を柱とし た多視点の戦略が重要になってきます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。 次回、平成 27 年 4 月開催日は 17 日、18 日となっております!! 【開催日】 2015 年 3 月 13 日(金) 13:00~17:00 ≪17:15 より懇親会(会費 4,000 円)を企画しております≫ 14 日(土) 9:00~12:00 【内 容】 ● 3 月 13 日(金) 「ジェネリック医薬品の市場とこれからを見据えた沢井製薬の戦略」 田中 慎二 氏 (沢井製薬株式会社 営業本部 学術部 部長) 「医療用医薬品流通の現状とその取引慣行」~四大卸の収益性と未妥結減算の影響~ 丹野 忠晋 氏 (跡見学園女子大学マネジメント学部 准教授) ● 3 月 14 日(土) トレンド分析(押さえどころ!) 駒形 和哉 氏 (株式会社 Kae マネジメント 代表取締役) 「激震!報酬改定。介護の行方は?」 平井 淳一 氏 ((一社)「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協会 副理事長) 【参加費】 50,000 円(消費税別) * 上記参加費は単月参加の費用となります。 * 継続の場合は御相談下さい。 【場 所】 ・ 五反田駅前会議室 http://www.areal-jp.com/ 東京都品川区西五反田 1-2-9 アリアル五反田駅前ビル <参加対象者> 医療機関、介護・福祉事業、薬局の経営者、製薬企業マーケティング担当者 医薬品卸経営相談及び経営企画担当者、医療・介護事業参入予定者など カ エ 株式会社Kaeマネジメント 担 当:駒形公大 連絡先:TEL 03-5829-6659 FAX 03-5829-6679 [email protected] <第 63 回 HSE セミナー 講演内容> ■テーマ: 「調剤薬局業界の現状と今後の方向性」~地域の健康ニーズに対応する新たな役割~ ■講 師 : 田 中 慎 二 氏 ( 沢 井 製 薬 株 式 会 社 営 業 本 部 学 術 部 部 長 ) 国 の 医 療 費 抑 制 の 方 針 と し て 後 発 医 薬 品 の 普 及 が あ る 。日 本 の 普 及 率 は 51.3% と 諸 先 進 国 に 比 べ て ま だ ま だ 低 い と い わ れ て い る 。制 度 の 違 い や 国 民 の 意 識 も 異 な る こ と が 要 因 で は あ る が 、後 発 医 薬 品 の 普 及 は 医 療 費 抑 制 に は 即 効 性 が あ る 。そ ん な 環 境 下 で頭角を現しているのが沢井製薬である。戦略の一部とはいえ、芸能人を活用したC Mは 後 発 品 普 及 に 大 き く 貢 献 を し て い る の で は な い だ ろ う か 。 今 回 は 市 場 、 自 社 戦 略 に つ い て 聞 い て み た い と 思 う 。気 に な る「 オ ー ソ ラ イ ズ ド ジ ェ ネ リ ッ ク 」も 見 逃 せ な い 。 平 成 30年 末 ま で に 60% と い う の が 、 次 な る 目 標 が 見 え 隠 れ し て い る 。 <講師紹介> 1984 年 3 月京都薬科大学薬学部卒業、6 月薬剤師免許取得。国内製薬企業に入社し、学術業務、 MR 研修業務に従事。業界活動(大阪医薬品協会・教育研修委員会で副委員長)にも携わる。 その後、外資系製薬企業に転職、営業現場、MR 研修業務に従事。2009 年 12 月沢井製薬株式会 社に入社。2010 年 8 月 現職(学術部長)に就任。 ■テーマ: 「医療用医薬品流通の現状とその取引慣行」~四大卸の収益性と未妥結減算の影響~ ■講 師:丹野 忠晋 氏 (跡見学園女子大学マネジメント学部 准教授) 平成 14 年には 175 社(本社数)であった卸連の加盟社数が平成 26 年には 83 社となってい る。この約 10 年での医薬品卸が急速に集約化されたことが分かる。過激化する価格交渉もあ り、営業利益率は 1~2%と低水準である。未妥結減算が昨年話題となったが、この問題の根底 は“特異”な取引スタイルにあると言える。しかし、医薬品卸について把握している薬局経営 者は少ないのではないだろうか。今回は経済学の視点から、医薬品卸の取引慣行、歴史、そし て大手 4 社の戦略などの分析をしてもらう。薬局の利益の陰には、卸の努力と涙がある。どう つきあい、どのように支え合うか。こんな視点があってもいいのではないだろうか。 <講師紹介> 札幌市生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。一橋大学経済学 部助手、日本学術振興会特別研究員を経て、2007 年より現職。その間、公正取引委員会 競争 政策研究センター 客員研究員や Institut d’Ecomomie Industrielle (IDEI), Visiting Researcher を勤める。専門はゲーム理論、産業組織論。著書は『入門ミクロ経済学』(共著、 ダイヤモンド社、2005 年) 、翻訳は『エコノミスト数学マニュアル』(日本評論社、1996 年) 。 現在『経済セミナー』(日本評論社)において「経済数学入門-初歩から一歩ずつ-」を連載中。 ■テーマ:「激震!報酬改定。介護の行方は?」 ■講 師:平井 淳一 氏 ((一社)「民間事業者の質を高める」全国介護事業者協会 副理事長) 「-2.27%」という改定率に踊らされてはいけない。介護従事者の給料に 1 万 2 千円相当の 上乗せを考慮した加算分が 1.65%、認知症などの対応に 0.56%の上乗せが合って「-2.27%」 である。実質は「-4.48%」の厳しい内容となった。大方の予想ではかなりの介護事業者の廃 業もうわさされる。介護保険がスタートし 15 年。色々な企業からの参入があり、ある程度の 市場が出来てきた。財源の枯渇や人材問題。ここにも「淘汰と集約」の言葉が見え隠れしてい る。新しく医療介護総合事業も始まり、既存の介護認定 7 区分以外のサービスも始まる。中学 校区単位で展開される新サービス体系。これらは来るべき 2025 年に向けた“地域包括ケア” への準備である。これに薬局も相乗りできるのか。今、薬局が試されている。 <講師紹介> 1977 年上智大学卒業。1985 年三井ヘルスサービス㈱入社。2001 年に代表取締役就任。2009 年 より交雄会グループ本部本部長に就任。2005 年一般社団法人「民間事業者の質を高める」全国 介護事業者協議会 理事。2008 年より副理事長となる。1985 年に交雄会グループの在宅福祉 部門として設立。以後北海道初の訪問入浴サービスを始めるなど介護業界の先駆者的存在であ る。交雄会グループは前衆議院議員であり元厚生労働大臣である三井辨雄氏(みついわきお)が 代表であることも有名である。 第 58 回「薬局未来塾」開催のご案内 2014 年度、業界に一つのムーブメントが起こった。それが「M&A」である。なぜ企業を売却 するのだろうか。一つの要因として「薬剤師不足」が挙げられる。しかし実はあまり知られて いない所で「経営者の疲弊」というコメントも数多くある。経営者は孤独だというが、中小企 業の経営者であれば「ヒト・モノ・カネ・情報」の全てを一人でカバーしていることも少なく ない。外部に委託し任せているという経営者も少なくない。果たして本当にそれでいいのだろ うか。今回は、経営資源の中で、一番の土台となる「カネ」について考えてみたいと思う。近 年では「黒字倒産」も珍しくない。これは資金ショートが原因である。「利益」と「キャッシ ュ」は別モノであるということを理解しなくてはいけない。価格交渉も薬局にとっては貴重な 財源の一つとなる。経営者の一ヶ月の判断の遅れで、どれだけの「現金」が失われるのかを考 えてみたいと思う。「カネ」があれば、薬剤師をストックしておく余裕が出来る。経営判断を 分散できる本部が作れる。 「情報」も手に入れることが出来る。経営者だからこそお金の作り 方を理解しなくてはいけない。 「月末在庫を減らせば。。。 」なんていう都市伝説にもうだまされ てはいけない。節税アドバイスを素直に鵜呑みにしてはいけない。そこに落とし穴があること に気がついて欲しいと思う。 日 時: 3 月 14 日(土) 午後 12 時 15 分から 14 時 (昼食を取りながらのランチョン形式です。) 会 場: 会 費: http://www.areal-jp.com/ 五反田駅前会議室 東京都品川区西五反田 1-2-9 アリアル五反田駅前ビル 2,000 円 (*会費は食事代と会場費となっております。) ※ 参加費は当日会場にてお支払いをお願いいたします。 テーマ:事業継続に向けた、キャッシュフロー戦略 ・B/S と P/L の違いを理解する ・会社にお金が備蓄される仕組みとは ・勘定あって銭足らず ・経営判断のスピードが現金作りの“肝”となる 駒形 公大 氏 (株式会社 Kae マネジメント 取締役) ※HSE セミナーに参加していない方でも参加歓迎いたします。 10 年後の経営環境要因 ・分業率は 80%が上限か、成熟市場が近づいている、処方せんは増えるのか減るのか ・薬剤師需給バランスはどうなるのか、売り手市場の終焉、有能な薬剤師とは ・高齢者のビヘイビアが変わる、歩けない高齢者が増える、団塊の世代は消費の世代 ・競合が変わる、ドラッグストアの戦略とは、異業種の参入で市場が変わる ・調剤報酬の傾向分析、医療費抑制はエビデンスが重要、薬歴の見直し、在宅は・・・ ・薬価制度と薬価差益の確保、後発医薬品への誘導は、産業育成としての政策 ・卸の戦略が変わる、市場の半分を占める薬局、囲い込み戦略の意味するところ ・超高齢社会はがんと認知症問題、独居老人の高齢者住居のあり方が変わる ・患者のニーズとは何か、後発品はどこまで浸透するか、利便性の追及 ・医療提供体制の変化、地域包括ケア、地域連携システムにおける薬局 ・在宅医療はどこまで進む、在宅介護が増加する、見えない薬剤師 ・薬局と関わりがあり、伸びているシニア市場を狙え ・調剤ポイントの影響は? 第 63 回セミナー参加申込書 FAX:03-5829-6679 E-mail:[email protected] フリガナ 氏 名 会社名 部署名 住 所 携帯電話番号 メールアドレス ※ 単月の方に後日御請求書を送付させて頂きます。 次回、4月開催日は17日、18日となっております。 懇親会のご出欠 御出席 第58回 御欠席 薬局未来塾のご出欠(2日目12:00~) 御出席 □会場 五反田駅前会議室 東京都品川区西五反田1-2-9 アリエル五反田駅前ビル JR五反田駅(西口)より徒歩2分 地下鉄都営浅草線五反田駅A1出口より徒歩30秒 御欠席
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