学校だより7月号

西中学校だより
7月号
本気・元気・根気
平成27年7月6日
あきる野市立西中学校
文責 校長
山﨑雅司
―「粘り強くやり通した」という気持ちを感じられる45日間の夏季休業に―
まもなく45日間の休業が始まりますが、今年もこの長い休業中、生徒の心身の安全を願うと
ともに、この期間をうまく活用して、生徒たちに「一つのことを粘り強くやり通した」という貴
重な体験をしてほしいとも思っています。この「粘り強さ」と「やり通した」感は、生徒たちの
「自己肯定感」を高める貴重なエネルギーとなります。では、生徒の頑張る姿を私たち大人はど
うやって応援していけば良いのでしょうか。かなり以前に「親と子の情報誌」として発刊された
雑誌に次のようなことが掲載されていました。タイトルは「子どもの挫折とどうつきあうか。」
というもので非常に印象深いものでした。冒頭には、
『事あるごとに大人は、子どもに向かって「頑
張れ!」と励ます意味で声かけをする。この声かけは子どもに「力を尽くしてほしい」という大人の願い
や思いからの言葉がけだと思うが、この声かけもむなしく子どもがくじけてしまった時、どうしたら良い
のだろうか。大なり小なりの「挫折」を感じた子どもを、大人はただ、見守って行けばよいのだろうか。』
と、ありました。
子どもは本気で「好き」なら、苦難を乗り越える潜在能力を持っている。
「頑張ることが美徳」ということが考え直されてきているということを聞くことがありますが、やはり、
大人の期待感としては、
「子どもがくじけずに頑張る姿を見たい」という思いがあるのは当然のことだと
思います。では、子どもが自ら行動するのはどんな時なのか考えてみると、そこからヒントが生まれて
くるのでは。学習でもスポーツでも、子どもがすぐにあきらめて「ムリ―」という言葉が簡単に出て投
げ出す姿をみると「なぜ、すぐにあきらめるのか」
「努力が足りない」等、大人が声かけする光景を見受
けます。
大人がいくら「今は苦しくとも続けていれば・・・」と後押ししても本人のやる気がなくては成果が望
めないというのが現状でしょうか。しかし、「あきらめ癖がつくのでは」
「辛抱のできない人間になって
しまうのでは」等、心配になるのも大人の本音です。
「子どもは誰でも、もっと良くなりたい、生まれ変わりたい」という気持ちを持っています。この
ことは私たち大人も同じだと思うのです。
そして「周囲が期待をかけて強制したりすると、その本来の傾向が阻止されて、頑張ろうとする気持
ちが萎えてしまい、すなわち子どもは挫けてしまうことになる」とも言われます。子どもにとっては
「嫌いになってしまったことや興味を失ったことを『今更、頑張れ』と言われても・・・・。」という
ところでしょうか。よくある例は「出来ないことを叱れ、避難され、出来たことは評価されていない」
という状況です。大人は常に子どもに求めるだけで、子どもはその期待に応え続け、いくらやっても
「よし」の声はなく「もっと頑張れ」しか言われない。達成感がないからどこまで頑張ればゴールに
たどり着けるのかわからず、そのうちに力を使い切ってしまうのです。
では、私たちがどのように子どもに接していけば、子どもの「頑張り」を後方支援できるか。
まずは、今、成功したことやできたことを評価していきます。この小さな拍手を数多く送ることが子ど
もの「自己肯定感」となり、子どもの「自信」を生み出します。子どもの行動を積極的・肯定的に受け
止めるか、消極的・否定的に受け止めるかは子どもが直に感じ取るのです。
また、子どもが「頑張れそうにない」と言ったときは「共感」するのが一番です。
「共感」とは、子どもの話に耳を傾け、喜び・悲しみや苦しみを共に味わい、理解することを言います。
励ましやアドバイスはあまり必要としません。こう聞くと「愚痴の聞き役」として誤解しそうですが、
それで良いのです。大人が子どもに時間を割いて一緒に過ごすことは子どもに寄り添うこととなり、こ
れがまさに「共感」となるわけです。
この夏休み、試してみてはいかがでしょうか。
学校評価指標
(市学校評価基本方針に準じる)
「学校だより6月号」でお示しした「学校評価項目」について保護者の皆様や生徒
等、評価をいただく際の指標をお示しいたしますので、よろしくお願いいたします。
目標値としての指標
A 目標達成
目標値以上。
B ある程度達成 目標値より10%マイナス以下。(目標値未満)
C もう少し
目標値より20%マイナス以下。(10%未満)
D できなかった 目標値より20%未満。
変容の値を目標値にした場合の指標(例20ポイントアップする等)
A 目標達成
目標値以上。
B ある程度達成
目標値の50%以上。
(目標値未満)又は、プラスの変容の値。
C もう少し
目標値の50%未満のプラスの変容の値。又は変容が見られない。
D できなかった
変容が見られない。またはマイナスの変容。
肯定的な回答率としての指標
A 目標達成
肯定的な回答率が80%以上。
B ある程度達成
肯定的な回答率が70%以上。
(80%未満)
C もう少し
肯定的な回答率が60%以上。
((70%未満)
D できなかった
肯定的な回答率が60%未満。
実施率としての指標
A 目標達成
実施率が100%。
B ある程度達成
実施率が80%以上。
(100%未満)
C もう少し
実施率が60%以上。
(80%未満)
D できなかった
実施率が60%未満。
職場体験事業所紹介
(順不同・敬称略)
2年生がお世話になった職場体験先事業所を紹介いたします。
3日間(7/1~3)、事業所の皆様におかれましては大変お忙しいなか、本校生徒の
為にご協力いただきありがとうございました。
あきる野子どもの家・西秋留保育園・草花保育園・誠和保育園・秋川文化幼稚園
若葉児童館・あきる台病院・五日市センター・近藤醸造・寿美屋・マルダイオート
サンプリーツ・イオン日の出店・あきる野東急・ムラウチホビー・ヤサカ・しまむら
市中央図書館・秋川消防署・ 五日市ファインプラザ・NPO 法人わらべ 以上。
27年度学校評議員(学校関係者評価委員を兼任)の皆様です。
平成27年度の学校評議員さんをご紹介いたします。
(順不動)原島悟様・橋本貴司様・
佐藤弘幸様・田中正明様・志村直美様・木下優様・橋本ゆかり様以上、7名の皆様に今年
度の学校評議員をお願いしました。尚、評議員さんには日常の学校経営状況や教育活動を
観ていただきながらご意見をいただくとともに学校関係者評価委員を兼任していただき、
学校評価についてもご意見を伺うことになっています。
この学校評議員会は年3回計画され、すでに第1回目委員会を6月18日に実施しました。
-粘り強さの西中生!-
部活動公式戦の結果
6/13.14 第66回地域別多摩大会(3,4日目)
於 上柚木
順位
部別
種目
記録
氏名
学年
1位
共通
男子棒高跳
3m80
共通
男子砲丸投
12m74
共通
女子800m
2’27”13
共通
女子四種競技
2218点
15"51 - 1m33 - 8m28 - 28"56
2位
1年
男子1500m 4’56”63
共通
男子1500m 4’17”16
共通
男子砲丸投
11m37
共通
男子四種競技
2463点
15"50- 1m53 - 11m91 - 53"49
3位
共通
男子1500m 4’17”23
共通
男子棒高跳
3m40
共通
男子四種競技
2199点
15"99- 1m47 - 11m01 - 56"19
4位
低学年 女子 4x100mR 55”49
7位
共通
男子400m
54”41
ハンドボール部 第8ブロック中学校ハンドボール選手権大会
男子 6/7 西中25-14秋多中
西中13-31福生二中
女子 6/7 西・秋多中4-29福生二中
サッカー部 第8ブロックサッカー選手権大会
6/7
6/13 西中0-2泉中
西中0-0秋多中
6/20 西中0-9新町中
野球部 第8ブロック野球選手権大会
6/13 西中4-3青梅東中
バスケットボール部
6/14 西中1-8秋多中(5回コールド)
第 8 ブロック夏季選手権大会
6/21 西中54-46瑞穂二中
6/28 西中24-108新町中
~お知らせ~
7月8日(水)5校時道徳の時間に全校生徒対象に東京都ファミリーe ルール出前講演会
を実施します。講演内容はネット・ケータイ等に関するルール作りです。目的は、「各自が
社会的なルールを守り正しく使用できるようになる」です。講演会後、ご家庭でもお子様
とルールの確認をして、トラブルにならないようお願いいたします。