細江警察署協議会議事録

細江警察署協議会議事録
○ 日 時
○ 会 場
○ 出席者
平成 28 年1月 29 日(金) 午後3時 30 分から午後5時 15 分
みをつくし文化センター 2階大研修室
委員
9人全員出席
会 長
柴田宏祐
副会長
縣 忠幸
委 員
安戸守男 上嶋裕志 栗原勝明 小出行孝
澤田ひろ子 中津川智美 餅田美江
警察署
署長 次長 警務課長 会計課長 生活安全課長
地域課長
刑事課長
交通課長
警備課長
1
平成 27 年中の業務推進結果
(1) 報告概要
ア 相談事案に対する的確な対応
○ 浜松祭り関係者に対する暴力行為被疑者の逮捕
5 月、浜松祭りにおいて、初生公会堂の会所に侵入し、その場に居合わせ
た祭り関係者3人に対して、包丁を突き付けて脅した 46 歳の男を逮捕した。
○ 恐喝未遂により少年被疑者らの逮捕(美人局事件)
7月、
「援助狩り」と称し、インターネットで知り合った 19 歳の男性に因
縁をつけて誘い出し、「美人局」の手口で現金を奪い取ろうとした少年ら4
人を恐喝未遂で逮捕した。
○ 女子中学生に対する強制わいせつ被疑者の逮捕
7月、浜松市内で女子中学生の胸を触るなどの行為をした 37 歳の男を強
制わいせつにより逮捕した。
○ 女児に対する強制わいせつ被疑者の逮捕
7月、浜松市内の公園で、女児に対する強制わいせつな行為をした 52 歳
の男を逮捕した。
○ 準強制わいせつ致傷被疑者の逮捕
10 月、浜松市内において、知人女性に、薬物を混入した洋菓子を食べさ
せ、一時的な意識障害を負わせ、わいせつな行為をした 52 歳の保育園園長
を準強制わいせつ致傷で逮捕した。
○ 準強制わいせつ事件被疑者の逮捕
11 月、新東名高速下り線を走行中の高速バスの車内において、女性の体
を触るなど、わいせつな行為をした大阪市居住の 28 歳の男を逮捕した。
イ
地域の犯罪発生状況に応じた犯罪抑止及び検挙活動の強化
○
三ケ日町における連続放火事件の捜査
3月 10 日から翌年1月7日までの間、三ケ日町において、みかん農機具
小屋等を狙った連続放火 15 件が発生し、犯人検挙に向け捜査した。
○ 少年による決闘罪・凶器準備集合罪事件の検挙
1 月、都田総合公園駐車場において、暴走族と少年グループが、金属バッ
トなどの凶器を持って乱闘事件を起こし、暴走族1人を決闘罪で逮捕し、更
に2人を凶器準備集合罪で逮捕した。
○ 空き巣被疑者の逮捕
8月、介護中の男性宅に侵入し、金品を盗もうとした 32 歳の女性介護職
員を住居侵入・窃盗未遂で逮捕した。
○ 連続窃盗被疑者の逮捕
11 月、消防用ホース格納庫から金属製の筒先を盗んだ愛知県に居住する
42 歳の男を逮捕した。被害は静岡県西部で約 100 件、愛知県東部では約 200
件に及んでいる。
○ 威力業務妨害被疑者の逮捕
12 月、路線バスの停留所に設置されたベンチを倒したとして 61 歳の男を
威力業務妨害で逮捕した。
ウ 交通事故発生状況に応じた交通安全対策の推進
○ 交通事故防止対策
交通事故多発交差点を選定し「浜松市の交通事故ワーストワン脱出作戦」
を実施した。
○
自転車によるひき逃げにより書類送検
5月、自転車で7歳女児をはねて、軽傷を負わせて逃げた男を重過失傷害
と道路交通法違反で地検浜松支部に書類送検した。
○ 酒酔い運転1人、浜松市職員を含め酒気帯び運転7人を逮捕した。
エ 地域における災害対策の推進
○ 1月、三ケ日町大崎及び平山地区において、住民約 270 人の参加による防
災訓練を実施し、また、3月には、細江町気賀において、住民約 130 人の参
加による津波避難誘導訓練を実施した。
○
常葉大学浜松キャンパスをはじめ、管内の幼稚園1箇所・小学校2校・中
学校1校・企業 22 箇所に対して防災講座を実施した。
(2) 委員からの要望・意見(○~委員、※~警察)
○ 警察の業務が多岐にわたり、仕事量も多く、署員が大変苦労している。思
い切ってやめてもいいものがあれば止め、これからやるべき仕事にマンパワ
ーを集中したらどうか。
※ 県警本部の合理化対策を受けて、当署においても実施している。今後、更
に合理化を進め、重点志向にたった業務を行いたいと考えている。
○ 県下の刑法犯認知件数が前年比マイナスとなっているのに、細江署がプラ
ス 135 件となった理由は何故か。
※ 消防用ホース筒先窃盗事件が連続発生したことが増加の大きな要因で、こ
の他に器物損壊や空き巣が増加した。
2 前期業務推進結果(9月~12 月)
(1) 報告概要
ア 三ケ日町内で連続発生している放火事件の被疑者検挙の推進
○ 9月 20 日、三ケ日町福長において農機具小屋を狙った 14 件目となる放
火が発生した。地域住民が強い不安を抱く重大事件として捜査を継続して
いる。
イ 子ども・女性が被害者となる犯罪抑止活動の推進
○ 10 月、浜松市北区役所と共催で、地域安全推進員や防犯ボランティア団
体と共に北区安全安心まちづくりフェスティバルを開催した。
○ 12 月、当署と常葉大学及び、都田小学校が連携して都田安心安全マップ
を作成し配布した。
○ 12 月、当署のパトカー及び、浜松市北区安全安心まちづくり協議会の青
色防犯灯装着車による年末特別警戒活動を実施した。
ウ 管内の交通事故発生状況を踏まえた交通指導取締りの推進
○ 浜松市ワーストワン脱出作戦や年末交通安全運動の広報活動を実施した。
○ 企業講習、地域警察官の巡回連絡や高齢者訪問において、夕暮れ時の交通
事故防止「ピカッと作戦」、午後4時からのライトオン指導及び広報を実施
した。
○
事故発生状況を踏まえたレッドパトロール、交差点監視、交通指導取締り
を強化した。
(2)
委員からの要望・意見(○~委員、※~警察)
○ 三ケ日町内の連続放火に対して地域住民は、強い不安を抱いている。地域
住民と連携して対策を行い、早く解決して欲しい。
※ 犯人を検挙するには地域住民の協力は不可欠であることから、三ケ日町の
自治会等を通じて地域住民からの協力を得て捜査を実施している。今後も最
重要課題として鋭意捜査していく。
○ 交通事故多発地点に、注意を喚起する看板を設置して欲しい。
※ 道路管理者(浜松市)と連絡調整をして、交通事故多発地点への看板設置
を検討していきたい。
3 平成 28 年中の業務推進重点の諮問
(1) 諮問事項
1点目 振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺被害対策の推進
依然、高齢者が被害者になっていることから、金融機関をはじめ、高
齢者と触れ合う機会が多い自治会役員、民生委員などと連携した被害防
止活動を推進するため、次の対策について諮問する。
・ 高齢者対策と、金融機関と連携した被害防止活動
2点目 人身安全関連事案に対する積極かつ迅速な対応
凶悪犯罪に発展するおそれがある暴行、傷害などの人身関連事犯を迅
速的確に対応し被害者を守るため、次の対策について諮問する。
・ 子ども、女性を狙った犯罪に対する検挙活動
3点目 地域の交通実態、交通事故の発生状況に即した事故防止対策の推進
主要幹線道路である金指街道・姫街道・もくれん通り・都田テクノロ
ードは交通事故多発地域であることから、この地区を中心とした交通実
態に即した交通安全教育を強化し、交通事故総量削減を図るため、次の
対策について諮問する。
・ 子どもや高齢者を中心に、交通実態に即した交通安全教育の強化
(2)
委員からの要望・意見(○~委員、※~警察)
○ 子どもや若者は、覚醒剤や危険ドラッグの本当の怖さがわからないので、
薬物事犯の怖さを教える出前講座を学校等で実施して欲しい。
※ 一部の高校においてスクールサポーターによる薬物乱用防止の講座を実
施している。このような講座を拡大していきたい。
○ 平成 29 年NHK大河ドラマに引佐町を舞台にした「おんな城主 直虎」
が決まり、今後、交通渋滞などが予想されるため交通対策をお願いしたい。
※ 1月 12 日、浜松市、商工会議所・観光協会、関係企業などによる第1回
「おんな城主 直虎」推進協議会が開催された。当署としては、浜松市を始
め、関係団体等と連携しながら交通対策を執っていきたいと考えている。
(3) 答申
ア 振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺被害対策の推進については、
・ 高齢者対策と、金融機関と連携した被害防止活動
を推進されたい。
イ 人身安全関連事案に対する積極かつ迅速な対応については、
・ 子ども、女性を狙った犯罪に対する検挙活動
を推進されたい。
ウ 地域の交通実態、交通事故の発生状況に即した事故防止対策の推進につい
ては、
・ 子どもや高齢者を中心に、交通実態に即した交通安全教育の強化
を推進されたい。
4 次期業務運営重点について(1月~4月)
(1) 諮問事項
1 点目
三ケ日町内で連続発生している放火事件の被疑者検挙の推進(継続)
三ケ日町内において農作業倉庫を狙った連続放火が、1月7日に発
生し 15 件目となった。地域住民が強い不安を抱いているため、次の対
策について諮問する。
・ 犯行時間帯、場所を予測した夜間捜査の強化
2点目 地域における犯罪情勢の把握、分析及び対策の推進
地域住民が真に安心感を得られるよう、地域住民と連携して街頭犯
罪の抑止対策活動を推進するため、次の対策について諮問する。
・ 地域住民と連携した活動と情報発信の強化
3点目 交通事故の発生状況に応じた交通事故防止の推進
管内において速度取締りを行うとともに、白バイによる取締り、パ
トカー等によるレッドパトロールの強化を図るため、次の対策につい
て諮問する。
・ 交差点関連違反の取締りとレッドパトロールの強化
(2) 委員からの要望・意見(○~委員、※~警察)
○ 高齢者の徘徊が多くなっている。徘徊する高齢者が事件や事故に巻き込ま
れたり、行方不明となったりしているので対応をとって欲しい。
※ 浜松市北区と連携して広報活動を行っている。今後も積極的な広報活動を
していきたい。
○
新入学生の中には交通マナーが悪い者がおり、地域住民が迷惑するので交
通指導取締りを強化して欲しい。
※ 大学をはじめ、各学校の周辺の指導取締りを強化する。
(3) 答申
ア 三ケ日町内で連続発生している放火事件の被疑者検挙の推進については、
・ 犯行時間帯、場所を予測した夜間捜査の強化
を推進されたい。
イ 地域における犯罪情勢の把握、分析及び対策の推進については、
・ 地域住民と連携した活動と情報発信の強化
を推進されたい。
ウ 交通事故の発生状況に応じた交通事故防止の推進については、
・ 交差点関連違反の取締りとレッドパトロールの強化
を推進されたい。
5 その他の意見、要望(○~委員、※~警察)
○ 警察からの情報提供や意見交換を行う「警察と地域住民とが語る会」を実施し
て欲しい。
※ 昨年、1月に「三方原北交番住民と語る会」が最後となっているので、今後、
機会をみて実施していこうと考えている