ブナセンターだより 9月号

ブナセンターだより 9月号
発行 : ブナセンター No.267 2015, 9, 1
今 月 の ご あ ん な い
ブナセンター講座
第1回 キノコの調べ方
キノコを学ぼう
【日 時】9月5日(土) 10:00~
10:00~12:00
【内 容】図鑑でキノコを調べるポイントを
実物のキノコを使いながら学びます。
【場 所】ブナセンター2階研修室
第1回 キノコの調べ方
9月5日(土)10:00~12:00
9月5日(土)
【対 象】小学生以上
この回のみブナセンターの学芸員が講師をつとめます
【定 員】15名
第2回 キノコ鑑定会
10月11日(日)10:00~12:00 【持ち物】
持ち物】筆記用具、あれば調べたい
13:00~14:30
身近なキノコを持ち寄って、
※上記の時間内いつでも
キノコ
五十嵐先生に鑑定してもらいます
【申込み】前日までに
前日までにブナセンターへ
までにブナセンターへ
第3回 ブナ林のキノコ 11月14日(土)13:30~15:30 【申込み】前日
昨年度に引き続き、北海道のキノコ研究の第一人者で
ある五十嵐恒夫先生(北海道大学名誉教授)をお招き
して、キノコの世界を学びます。
2年にわたる歌才ブナ林のキノコ調査の結果について
解説していただきます
歌才ブナ林 花ごよみ&キノコごよみ
【日 時】9月6日(日)9:30
日(日)9:30~
9:30~14:30
【内 容】今シーズン最後の花の調査です。
(10月、
10月、11
月、11月はキノコを中心に調査します)
11月はキノコを中心に調査します)
【集 合】歌才ブナ林駐車公園(9:30
歌才ブナ林駐車公園(9:30)
9:30)
【持ち物】
持ち物】筆記用具、飲み物、昼食、敷物
【申込み】不要
【申込み】不要
※午前中だけの参加もOK
午前中だけの参加もOKです
OKです
【雨天の場合】
雨天の場合】「図鑑の調べ方:花編」
(10:00~
10:00~12:00 ブナセンターにて)
※送迎が必要な方は申込時にご相談ください。
◆黒松内ブナ林再生プロジェクトより
プロジェクトよりお知らせ◆
◆
プロジェクトより
ブナ林再生作業(黒松内岳ブナ林再生地)
黒松内岳ふもとのブナ林再生地近くで、種子を
集めるネットを設置します。
【日 時】9月25日(金) 9:30~
9:30~12:30
【集 合】町民センター (9:30)
9:30)
【持ち物】
持ち物】野外で作業できる服装
【雨天の場合】
雨天の場合】中止
【申込み】
申込み】前日までにブナセンターへ
ブナの実調査
ブナの実調査・
実調査・参加者募集中
今年で22年目の「ブナの実調査」は、歌才ブナ林の「ブナの豊凶」を知るための調査です。
調査は誰にでもできる簡単なものです。秋のブナ林を楽しみながら、シードトラップ設置場所
で種子を回収。そのあとブナセンターで種子の分類とカウントを行っています。
今年は8月の時点で「豊作かも」と思われるほど、たくさんの実がついています。果たして、
どのような結果になるでしょう?下記の日程のうち1回でも結構です。お気軽にご参加ください。
【日 程】 10月2日(金) ・ 16日(金) ・ 30日(金)
シード・トラップ
【時 間】 9:00~12:30
【集 合】 歌才ブナ林駐車公園(9:00) ※送迎が必要な方ご相談ください
【参加対象】 町内在住の方
◎雨天中止
【申込〆切】 実施日の2日前までにブナセンターへ
※中止の場合、前日までに電話連絡します
ブナ里自然塾・夏休みプログラム
8月中旬の6日間、夏休みの子ども向けプログラムとし
て「魚とり」「貝化石掘り」「小枝でマイはし作り」を実施しました。
今年は初めての試みとして、午前中に体験したことを、午後に
自由研究としてまとめる活動も行いました。
はしを作った樹木の実物図鑑を作ったり、川虫や魚をスケッ
↑ 枝(はし)と葉、まだ直径2㎝
チしたり、貝の化石をクリーニングして名前を調べたり、もっと の小さな実、黄緑色の冬芽など
時間があってもいいくらい、みんな作業に集中していました。
飾って栗の「実物図鑑」完成
↑ 空き箱に綿をしいて、
採ってきた化石をきれい
に並べれば標本箱に
発行 : ブナセンター No.267 2015, 9, 1
キノコの季節の前に
毎年、お盆を過ぎると涼しくなり、季節は夏から秋へと移っていきます。
秋になると、森では多種多様なキノコが顔を出し、ブナセンターに「このキノコ
食べられますか?」とキノコを持った人が顔を出すようになります。しかし、この
「食べられますか?」と持ち込まれるキノコの半分以上が「ツキヨタケ」という毒
キノコなのです。
ふきゅうきん
ツキヨタケは、8~10月に主にブナの枯木や倒木に生える木材腐朽菌で、
かさの長径10~25センチ、半円型~腎臓型のキノコです。夜にヒダの部分
が青白く光ることや、秋になると必ずと言っていいほどテレビや新聞で中毒の
ニュースが流れることで有名です。ツキヨタケに似ているキノコで、同じ時期に
発生するのは、シイタケ、ムキタケ、ヒラタケなどがあります。確実に見分ける
には、軸を割ってみてください。ツキヨタケの軸の中には黒い模様(下の写真)
があります。前述の似ているキノコと同じ木に生えている場合もあるので、念
のため全部割ってみることをお勧めします。誤食すると、30分から1時間ほど
おう と
で嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸系の中毒をおこします。
ツキヨタケ(毒)
ムキタケ(可食)
↑ ツキヨタケを確実に見分けるには、軸を割って
中に黒い模様があるかどうかを確認する。
←ツキヨタケのヒダや胞子は夜に光る。昼間でも
ツキヨタケのヒダや胞子は夜に光る。昼間でも
暗い所なら光るので、見分ける手がかりになる。
ヒラタケ(可食)
さて、以下に毒キノコについてよく言われていることをまとめておきます。この中のどれが正しいでしょうか?
「毒キノコは毒々しい色をしている」
「柄が縦にさけるキノコは食べられる」
「毒キノコでも茄子と煮ると中毒しない」
「塩漬けにすればどんな毒キノコでも食べられる」
「かじってみて変な味がしないものは大丈夫」
ベニテングタケ(毒)
ニガクリタケ(毒)
「ナメクジや虫が食べているキノコは食べられる」
実は、どれも間違いで、ただの迷信です。また、キノコには「熱を通さないと毒」「他のものとの食べ合わせで
毒」「食べ過ぎると毒」というものもあるので要注意です。
毒キノコは怖いですが、キノコは自然の恵みの一つとして、ぜひ楽しみたいものです。キノコ狩りを楽しむため
には、「キノコがどのような場所に生えるかを知る(相手を知る)」のはもちろんのこと、「私有地ではとらない」
「胞子は落とす」「採りつくさない」「わからないものは食べない」などのルールを守る必要があります。
キノコの季節の前に、キノコの基礎知識を知りたい方は、おもて面でご案内している「ブナセンター講座」に
ぜひご参加ください。
●「ブナセンターだより」はブナセンターHP
「ブナセンターだより」はブナセンターHPから
HPからPDF
からPDFファイル
PDFファイル
をダウンロードできます。
●「ブナセンターだより」郵送ご希望のかたは、郵便番号、
ブナセンターは通常毎週月曜日と火曜日が休館日です
住所、氏名、電話番号を明記のうえ、希望回数分の82
住所、氏名、電話番号を明記のうえ、希望回数分の82円
82円
祝祭日は開館します
切手を同封してブナセンターまでお送りください。
発行所:黒松内町ブナセンター
〒 048-0101 寿都郡黒松内町字黒松内 512 - 1 TEL (0136)72-4411 FAX (0136)72-4440
電子メール [email protected] ホームペー ジ http://www.host.or.jp/user/bunacent/
【9月の休館日】
9月の休館日】
1日 / 7・8日/
7・8日/ 14・15日/
14・15日/ 28・29日