①保育園食事おそまつ・集団食中毒ねつぞう事件 (2005 年 1 月・2 月・3月 16 日) ウソのなかで健康や安全にまつわるものほど罪の重いものはない。4 月に市長選 挙を控えた 2005 年 1 月と 2 月、共産党系の窪田之喜候補は「平和と緑のまちでく らしたい/日野市民の会」の名で、「前市長が教育予算を削減。その影響で公立保育 園の給食の食材費が1人あたり 230 円となり、周辺自治体より、おそまつ」とのチ ラシを配布した。 夏井明男は、このチラシに対して議会で同年 3 月 8 日に質問。市の子ども部長が 「市内 12 園で、一括購入するなど節約をすすめている結果、おそまつではない」 と答弁した。これに対して共産党は反論しなかった。 にも関わらず、その直後、選挙直前の同年 3 月 16 日に共産党の中谷好幸市議が、 「公明党の夏井議員が議会で共産党の指摘を『ウソ』だと言った。食材の一括購入 は集団食中毒の観点から避けるのは常識」と書いたチラシを配布した。 夏井は、そこで、再度 6 月の議会で、「食材の一括購入は食中毒の拡大につなが るのか。また、具体的に食材費をを抑える工夫は何をしているのか」と質問。 市の子ども部長は、「食品衛生法に則って行っている。食中毒には細心の注意を 払っている。関係性はない。工夫については、食材の一次加工を自分たちで行った り、高い食材は安い食材を代用するなど、さまざま工夫をしている」と各種データ を用いて答弁した。 日野市の公立保育園は単価の高い市販の加工品を使わず、多くのものを手作りす るなどして単価を下げながら、食物アレルギーの児童へも細かく精力的に個別対応 していることで有名。各地から見学や資料の取り寄せ依頼が来るほどである。 調べもせず、票を集めるためだけに住民の不安を煽るウソのチラシを配布する。 これこそ日本共産党の常とう手段である。
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