東松島市にてインドネシアからの学生チームに講演・まちあるき・ワーク

東松島市にてインドネシアからの学生チームに講演・まちあるき・ワークショップを行いました
(2015/8/20)
テーマ:国際交流,震災アーカイブ
場 所:宮城県東松島市
8 月 20 日(木)
,東松島市コミュニティセンターにて,インドネシアからの学生チームに対し
て東日本大震災に関するレクチャー,まちあるき,一連のプログラムをふりかえるワークショッ
プを行いました.今回の取り組みは,インドネシアと日本の学生有志であるチーム AJ(A:イン
ドネシア・パンダアチェ,J:ジャパン)によるもので,
「アチェ宮戸プロジェクト」としてアチ
ェと日本の子どもたちの交流を促進するプロジェクトのキックオフとして行われたものです.同
チームのインドネシア側の幹部学生が視察におとずれたかたちとなります.
東松島市および東松島市図書館が今回の受入れ先担当となりました.東松島市図書館は,東日
本大震災の発生を受けて,
「ICT 地域の絆保存プロジェクト」として震災に関する写真や証言の収
集・公開,震災関連図書に関する図書コーナーの開設,震災アーカイブの構築等,と精力的に取
り組んでいます.同図書館では,東日本大震災の経験や教訓を地域で継承していくことをねらい
にして,今年度,これらの「活用」に取り組んでおり,今回の受入れも以上の「ICT 地域の絆保存
プロジェクト」を活用する取り組みの一つでもあります.
情報管理・社会連携部門の佐藤翔輔助教は,東日本大震災の概要とアーカイブの動向について
レクチャーを行うとともに,東松島市内のまちあるきのガイドを行いました.本学情報科学研究
科・坂田邦子講師も全体ファシリテーターをつとめました.まちあるきでは,東松島市図書館が
作成した「まちなか震災アーカイブ」を活用しました.自動車で東松島市内の東名地区と小野地
区に移動し,手持ちのタブレット PC やスマートフォンを用いて,まちなかにある QR コードか
らアクセスし,
「震災発生直後の様子」を撮影した写真と現在のまちの様子を見比べるかたちで,
まちあるきを行いました.参加者からは「実際の現場で,震災発生前,震災発生直後,現在の変
化を肌で感じることができた」「
『ふりかえりワークショップ』があったことで理解が深まった」
などの感想をいただきました.
レクチャーの様子
QR コードからアーカイブにアクセス
(中央:佐藤翔輔助教)
写真提供:東松島市,東松島市図書館
文責:佐藤翔輔(情報管理・社会連携部門)